2024年夏のザルツブルグ 音楽祭のプログラムが発表されました。



毎回のごとく豪華なプログラム内容ですが、今回の音楽祭のテーマは、


zwischen Himmel und Hölle

【天国と地獄の狭間】


プログラムをすべて書き出すと大変なので、オペラ公演のみですが紹介させてください。


R.シュトラウス『カプリッチョ』
ティーレマン指揮、ウィーンフィルハーモニー

モーツァルト『ドン・ジョバンニ』
クルレンツィス指揮、カステルッチ演出

モーツァルト『皇帝ティートの慈悲』
カプアーノ指揮、チェチーリア・バルトリのセスト役

M.ヴァインベルク『白痴』
ミルガ・ブラジニーテ=ティーラ指揮
クシシュトフ・ヴァリコフスキ演出
ウィーンフィルハーモニー

S.プロコフィエフ『賭博者』
ティムール・ザンギエフ指揮
ウィーンフィルハーモニー

オッフェンバック『ホフマン物語』
ミンコフスキ指揮

A.トマ『ハムレット』演奏会形式
モーツァルテウム管弦楽団


うーん、オペラのプログラムを眺めるだけでも、音楽祭のテーマの意味がなんとなくわかるような…。また、以下のような案内文を世界中のクラシック音楽ファンに向けて送っています。

„親愛なる観客の皆さん。
芸術作品における“人間の心の深淵“を発見しましょう。私達とともに、「思考の斑雪(まだら雪)を、無意識の見えない泉への下り坂を、自己認知の目眩のする頂への上り道をさすらう」“(シュテファン・ツヴァイク)ことをやってみましょう。“

また、2024年はシェーンベルク生誕150年。それをお祝いして、ザルツブルグ音楽祭でもシェーンベルクに関わる多くのコンサートを予定しているそうです。案内文に紹介されていたシェーンベルク 自身の言葉が印象的だったので、そちらも紹介させて下さい。

„Neuen, Ungesagten, das in der Kunst sagenswert“
新しきもの、言い表せないものが芸術において物を言う


詳しくザルツブルグ 音楽祭のプログラムは下記のリンク先へお進みください。↓