すばる第九シンフォニー2023が終了しました!!合唱団の「すばる第九を歌う会」は、今回が第30回目を迎えられたそうです。おめでとうございます。初回から歌われてる方もメンバーの中におられて、人生の傍に「第九」があることって素敵だなぁと思いました。


第九ソロは実に4年ぶり。ベートーヴェンの第九のソリストと言うと、バスは冒頭にかっこいいソロがあり、テノールも中間部で立派なソロがあり、ソプラノは全体を通して煌びやかでその役割大きく。アルトだけソロの部分が無く、歌う小節数も明らかに少なく…。言ってしまえば、「地味」。。…だからこそ、どのように歌おうかなかなか悩むものなのです。しかも私の声にとっては、ちょっと低めの音域もあるので。。「んまっ、ベートーヴェンさんがそういう風に書いたんやから、しゃーないやん」と訳のわからない言い訳をして大抵やり過ごすのですが。😅💦

とはいえ、星の数ほどある第九の演奏の中で、いくつかはアルトソロもとっても印象的な例があるのです。だから諦めちゃいけない、と。今回は、他のソリストの音の動きやドイツ語のテキストに注意を払い歌ってみました。前回歌ったときよりは成長できたかな??第九アルトソリストとしてはまだまだ新米の私ですが、ソプラノ、テノール、バス、それぞれの方と美しくアンサンブル出来たときにアルトの存在価値が増すのではないかしら?とふと思いました。


左から、

テノール:茶木敏行さん

アルト:馬場菜穂子

ソプラノ:木澤佐江子さん

バリトン :松岡剛宏さん


私のソロの話はここまでとして、全体の演奏は本番が1番素晴らしかったです。それはやはり、ベートーヴェンさんの書いたこの傑作に理由があるのでしょう。作品のラストへ向けて、みんなで高揚していくことができるのです。それは客席で聴いて頂いてるお客様も含めて起こる現象のような気がします。この一体感!!第九の不思議な魅力ですね。その一員として参加させて頂いたことに心から感謝です!!