スワロウテイルをみて、映画というものに恋をした。
たぶん初めてみたのは中学生。

初めてみたときの印象はそんなに残っていない。
暗い映画で、少し気持ち悪くて、でもCharaの歌声だけ記憶に残った映画。

でも何年も何年も時間を重ねて、いろいろなことを知って、いろいろなことを経験して
それからみると、まるで別人がみたような感想を持てるのが映画のいいところ。

高校生のときも、大学生のときも、社会人になったときも、今も
感想は全部違う。

映画は何ひとつ手を加えていないし、何も変わってない。

自分自身が変わっているんだと実感できる瞬間が好きで
好きな映画や音楽はとことん同じものを長く観て、聴いて、考える。

他のことに関してはとことん飽き性なわりに
映画と音楽だけは好きなものや色はそんなに変わらない。


スワロウテイルの映像、音楽、世界観は、あたしが欲しいものが全部詰まっていた。

物語は、お金、差別、死、性、薬、言葉、殺人、事件、歌
こうやって単語に並べてみるとマイナスな言葉が先に浮かんでくるけど、
でてくる登場人物のほとんどが、ただ夢を持って生きようとしていただけだった
ていうのがあたしの感想。

観た事ない人多いかな?観てない人にはよくわかならいよね。


小林武史はもともとMr.Childrenが好きだったから、大好きになって
岩井俊二監督の作品もたびたび観るようになった。


この映画も音楽も、そのとき好きだった人の色に似てたから、よけい好きになった。
似ていたというより、彼もこうゆうのが好きだったんだろう。


1番好きなシーンは映画の1番はじめ。

音楽と一緒に、主役の伊藤あゆみが、英語で物語にでてくる「YenTwon(イエンタウン)」の説明をする。
彼女は、英語も中国語もできない、当時まだ10代で幼かったのに
見事に流暢に英語も中国語もとても発音良く話していて
映画の中では裸のシーンを見せる。
子どもの頃から「本物の女優さん」だった。

そんなにきれいてわけではないけれど、彼女はずっと好きな女優さんの1人でもある。

もう10年以上も昔の映画なのに古いところは何もない。
ただ1つ古さを感じれるのは桃井かおりの衣装かな。

こうゆう世界を10年も前に思い浮かべ物語にし、ストーリーにしている
こんな人の頭の中をみてみたい。

こんな人になりたいとただ漠然と思った。
なれるわけないんだけど、この作品に携わっている人たちをうらやましいと思った。


良かったら観てみてくださいね。