どこまであなたを思うことが出来る?
どこまであなたのために走ることが出来る?
走り出せるかな?
思い続けられるかな?
無責任さや小ささに
きっと潰れてしまうけど
それでも走れば私は
どこかに行けるだろうか?
あと少し
闇が怖くて
どこにも行けない夜
誰かの熱が怖くて
ひざを抱える夜

私はここにいるの?

私は私でなくちゃいけないのかな?

窓を開けて
黒い空に
手を伸ばそう
ほら
上へ上へ

ほら
これなら

大丈夫

私は自分をもてあまして
こんなにも上手く扱えない
こんなにも生きにくい
わかっているのは
生きていくということだけ
愛してしまったということだけ
そして
愛されてしまった
私は途方もなく愛していて
起き上がれないと思ったその時に
わずか
わずか
ほんの少しだけ
その愛を垣間見た
また見るかな
そのとき私はどうしているんだろう
どうしよう
私は
愛している
だけどその愛も私はもてあまして
泣くこともできなくて
だた吐き出し
怒鳴り散らして
生きてる
どこへ行こう?

どこへ行こう?

どこなら見えるのだろう

痛む体を抱えて

どこなら

泣けるだろう

どこなら
どこまで

あなたを追いかければ気がすむのだろう

頭が悲鳴を上げて

私をひたすら歩かせた

クタクタになって眠りたいんだ

倒れこんで深い眠りにつきたい

まだ?

もう十分疲れているよ

ねえ

私はどこまで歩けば

泣き明かすことが出来るのだろう?

全身の力が抜けて

身を任せること出来るのだろう?

あなたはどこへ行くの?

私の声は聞こえている?

私はあなたを追うことをどうすればあきらめられるのだろう?

あきらめていいのかな?

まだ

私が流す血は足りていないか?
路上に落ちた果実は

えらく愛らしかった

無数の傷から

甘い匂いを振りまいて

丸みを帯びたその姿を

ごろんと




私は自転車で

嬉しくなって通り過ぎる

拾おうか

拾わない?

帰り道

その子は無残に轢かれて

それでもなお

私は実りであると

唄っている

体の中から痺れるような

声を聞いた

私が求めているものは

どこに

あの白い雲に

恐れを抱くのは

この曇った空に

守られている気がしてるから

あなたはそこにいる?

手を伸ばしても

どうしても届かない

どこにあるのかさえ

時折わからなくなる

ねえ

まだ

目をつぶるには

早すぎる?
愛してる

そんな言葉しかないなんてなんて不自由なんだろう、私は

だけどどうしよう

こんなに愛してる

愛さないなんて無理だから

空に手を広げて

愛してる

私の胸に落ちておいで

私なら射抜いてもかまわないから

愛してるって伝わるなら
こんなにも

伸ばした腕も

結局空のまま

なのに逃げられないなら

また腕を伸ばすしかない

せめて同じように腕を

伸ばしている人がいるのなら

もう少し

もう少し

爪先立つことも

できるかな? 

雨だ。雨に濡れたい。寒い?出て行こう。

木に抱きつきたい。愛してるって。愛されてるって忘れそう。

木に抱きつこう。こんなにも愛している。

セーター一枚き着ればいい。

台風が来る前に、濡れに行こう。

走れる。