2024年夏季の青春18きっぷが2024.6/16時点でも発表されておらず、迷走が続いているが、仮に青春18きっぷが廃止された場合に使える新幹線・特急列車の割引きっぷなどを紹介する。
1.新幹線・特急列車の割引きっぷ(ぷらっとこだまなどの旅行商品は含めず)
新幹線eチケット(1、14)、特急トクだ値(1、14)、在来線チケットレス特急券、WEB早特、EX早特、EXこだまグリーン早特、e5489チケットレス特急券、九州ネットきっぷ、九州ネット早特3と言った割引きっぷを使って通常料金より安く移動できる。
※使用例 特急料金は通常期の普通車指定席利用で算出
・東京~新青森
通常料金:乗車券10,340円+特急券7,330円(はやぶさ利用)=17,670円
新幹線eチケット(トクだ値14):13,090円(乗車券+特急券込み)※通年同額
・東京~新大阪
通常料金:乗車券8,910円+特急券5,810円=14,720円
EX早特28ワイド(のぞみ限定):12,240円(乗車券+特急券込)
EXこだまグリーン早特3(こだま限定):11,410円(乗車券+特急券+グリーン券込)
・新大阪~米子
通常料金:乗車券6,600円+特急券6,040円(こだま・ひかり・さくら3,090+やくも2,950円)=12,640円
WEB早特14:8,620円(こだま・ひかり・さくら用 乗車券+特急券込)
・博多~佐世保
通常料金:乗車券2,170円+特急券2,330円=4,500円
九州ネット早特3:乗車券+特急券込で2,040円
九州ネットきっぷ:乗車券+特急券込で2,350円
・小倉(福岡県)~大分
通常料金:乗車券2,530円+特急券2,330円=4,860円
九州ネット早特3:乗車券+特急券込で2,500円
九州ネットきっぷ:乗車券+特急券込で3,040円
・博多~大分
通常料金:乗車券3,740円+特急券2,730円=6,470円
九州ネット早特3:乗車券+特急券込で2,550円
九州ネットきっぷ:乗車券+特急券込で3,150円
2.株主優待券
JR北海道とJR四国以外では株主優待券がある。JR東日本は1枚で4割引(乗車券・特急券・グリーン券が対象)、JR東海は1枚で1割引(最大2枚で2割引までOK。乗車券・特急券・グリーン券が対象)、JR西日本は1枚で半額(乗車券・特急券・グリーン券が対象)で利用できる。また、JR九州は1日乗車券でJR九州管内の快速・普通列車が全て利用できるほか、特急券を別途購入すれば特急列車・新幹線も利用できる。
なお、株主優待券は金券ショップで購入可能。
※使用例 特急料金は通常期の普通車指定席利用で算出
JR東日本:東京→新青森 乗車券6,200円+特急券4,080円(はやぶさ利用)+優待券約3,500円=約13,800円
JR東海(優待券2枚使用):東京→新宮 乗車券7,820円+特急券6,610円(のぞみ3,930円+南紀2,680円)+優待券約1,800円(1枚900円を想定)=約16,230円
JR西日本:米原→博多 乗車券5,330円+特急券2,740円(こだま・ひかり・さくら利用)+優待券約4,500円=約12,000円
JR九州:博多→指宿 優待券(1日乗車券)約3,000円+特急券(九州新幹線)5,030円=約8,000円(指宿のたまて箱を利用する際は1,780円を加算)
3.一筆書ききっぷ
長距離を利用することで遠距離低減制が適用されて距離が長いほど運賃が安くなる。ここでは東京(都区内)から日本海側と常磐線を経由して東京(都区内)に向かうルートで算出してみる。
・乗車券:17,160円
東京(都区内)→(上越新幹線)新潟→(白新線・羽越本線)秋田→(奥羽本線・五能線・奥羽本線)新青森→(東北新幹線)仙台→(常磐線)日暮里(都区内)
・特急券(すべて通常期の普通車指定席利用で算出):合計15,100円