ここでは18きっぷが廃止された場合の鉄道における東京⇔大阪を格安で移動するルートと運賃を紹介する。

起点を東京駅、ゴールを大阪駅として計算する。なお、平日と休日で料金やルートが大幅に変わるのでその点は留意していただきたい。

 

・通常運賃

東京駅(東京都区内)→大阪駅(大阪市内) 運賃8,910円(東海道新幹線及び東海道本線利用)

 

ここから1円でも安くする移動ルートを掲載する。いずれも小田急を使うのがポイントになる。

 

平日

東京駅→新宿駅 運賃210円(IC208円)

小田急新宿→小田急小田原 運賃910円(IC901円) ※金券ショップにて1枚550円前後で購入可能

小田原→大阪(市内) 運賃7,700円

 

合計8,820円(金券ショップ利用時で約8,500円)

 

 

休日(豊橋~名古屋間を名鉄利用)

東京駅→新宿駅 運賃210円(IC208円)

小田急新宿→新松田 運賃800円(IC796円) ※金券ショップにて1枚550円前後で購入可能

松田→豊橋 休日乗り放題きっぷ2,720円

豊橋→名鉄名古屋 運賃1,270円(2024年3月15日まで1,140円) ※金券ショップにて1枚900円前後で購入可能(2024年3月16日以降は名鉄の企画乗車券が発売終了になるため、購入不可となる可能性あり。)

近鉄名古屋→鶴橋 運賃2,860円 ※金券ショップで1枚2,000円前後で購入可能(名古屋駅周辺の金券ショップでは多くの店舗で1枚2,200円にて販売している)

鶴橋→大阪 運賃 運賃190円

 

合計8,050円(2024年3月15日まで7,920円) ※金券ショップ利用時は7,000円前後

 

 

休日(松田からJR利用)

東京駅→新宿駅 運賃210円(IC208円)

小田急新宿→新松田 運賃800円(IC796円) ※金券ショップにて1枚550円前後で購入可能

松田→豊橋 休日乗り放題きっぷ2,720円

豊橋→米原 青空フリーパス2,620円

米原→大阪 運賃1,980円

 

合計8,330円 ※金券ショップ利用時は7,800円前後

 

 
・(参考)新幹線で東京⇔新大阪を移動した場合
こだま・ひかり(普通車指定席(通常期)) 片道14,400円(乗車券は大阪駅まで有効)
のぞみ(普通車指定席(通常期)) 片道14,720円(乗車券は大阪駅まで有効)
※EX早特28(のぞみ普通車指定席)片道12,240円(新大阪⇔大阪の片道運賃170円が別途必要)
※EX早特21(のぞみ普通車指定席)片道12,370円(新大阪⇔大阪の片道運賃170円が別途必要)
※EXこだまグリーン早特3(こだまグリーン車) 11,410円(新大阪⇔大阪の片道運賃170円が別途必要)
ぷらっとこだま(通常期) 11,100円(新大阪⇔大阪の片道運賃170円が別途必要)
ぷらっとこだま(繁忙期) 12,700円(新大阪⇔大阪の片道運賃170円が別途必要)
 
※は3大ピーク期には設定がないので注意が必要。
 
いずれも小田急を利用することでいくらか安くすることはできるが、平日だと差額がほとんど変わらない。
青春18きっぷがなくなった場合、東京⇔大阪を鉄道で移動するとしても最低8,000円~9,000円かかるようになる。ただ4日間有効で途中下車しても4日以内であれば8,910円で済む(18きっぷだと1日しか使えないため、この点については普通乗車券が便利)。
一例として1日目は東京駅から乗車して三島まで新幹線(自由席特急券1,760円の追加が必要)で移動し、三島から普通列車と快速列車を乗り継いで名古屋まで移動し、名古屋で宿泊。2日目は名古屋観光で丸1日使い、3日目の午前中に名古屋から京都まで移動して午後は京都を観光し宿泊。4日目に京都から大阪まで移動してゴール。
18きっぷと違って特急券を購入すれば新幹線や特急列車が利用できる点や、使い方によっては普通乗車券がお得になる場合もある。欠点としては新幹線や特急列車を使うと利用区間ごとに特急料金が必要になることや複数人での利用ができないことぐらいだろうか。
休日の場合はJR東海の休日乗り放題きっぷの都合上、2日以上かけて移動する場合は豊橋か名古屋あたりで宿泊するのが無難。
 
 
こちらの動画(【18切符不要】東京から豊橋まで裏技を使って安く快適に移動してみた)で東京から豊橋まで18きっぷを使わずに移動する方法を紹介されているのでぜひご覧いただきたい。
 
今回は以上となる。