私にとって江本さんといえば、「ベンチが○○やから」といったイメージがずっとあります。

今年51になる私にとっても、江本さんの現役時代を知らないのにもかかわらずに、このイメージだけずっとあります。

このイメージだけというのは語弊がありました、そんなイメージそのままでプロ野球の事を語る解説者のお方。

そんなイメージを持っておりました。
ただ、そういう方というのは話も出される作品も面白く感じるもので、「プロ野球を面白く見る方法」といったような作品は読んで面白かった記憶も、こちらの作品を読みながらうっすらと思い出してきました。

そんなこちらの作品。

うるおぼえになってしまいますが、何かのスポーツで、全体的に若さが裏目にでて結果が思わしくなかった。
といった内容の記事があり、その記事の中でこちらの作品が紹介されていて読もうと思った作品。

やはりといいますか、私のイメージそのままの江本さんがこの作品の中には居りました。
100%「ベンチが○○やから」の江本さんがここには居てくれてました。

「ベンチが○○やから」の江本が昭和だとすると、平成を見事にすっとばして令和のこの時代に、あの時代の江本さんが復活した。
そんな感じすら受けました。

そして滅茶苦茶面白い。

日本プロ野球の事、アメリカメジャーリーグの事、そして「オヤジ」の事。
現役時代に経験した監督の事。
そしてこれからのプロ野球についての提言などなど。

これ全部に「三み」と江本さんがしきりに唱える言葉でもって語りかけてきます。

私はこれどういう意味だろうかと?
なんとなくは分かるけど、でも調べてしまうのもなんか違うなと思いながら読んでいたところ、最後の方にしっかりと説明がありました。

この「三み」をもつ人物。
けっして主人公タイプではないのですが、物語を大いに盛り上げてくれる人物であり、最終的には多くの方からの共感を得るこの人物。

ただ、資本家と労働者という仕組みの世界では、どうしても資本家の賛成多数は得られないのだろうな。
なんて事をいち労働者の一人として大いに賛同して楽しく読ませていただきました。



以上です。