「赤と青とエスキース」を読んで以来、青山さんの過去作品をむさぼり読んできました。

そしていよいよ今回のこの作品で、青山さん作品をすべて読んだことになるとても記念となる作品。

読み終えましたので、目次毎に覚えている限り感想を残しておきたいと思います。


月曜日の抹茶カフェ-睦月・東京-:
→縁は種みたいなもの、そしてそれがのちに花が咲く。
みたいな名言から、ノリの良さと運の良さは比例する。
といったそれこそノリがいい話を頂きました。


手紙を書くよ-如月・東京-:
→流れゆく時間を止めておくピンみたいなもの。
思い出をこのように表現してくれていたこちらの作品。
それぞれピンを止める位置が違うのですから、それはもうズレるわけですよね。


春先のツバメ-弥生・東京-:
→「卒業」という言葉の素敵な使い方を教わりました。
自分で自分を認めたり、あらためて支えてくれた人への感謝する節目で私もこの言葉を使ってみたいと思います。


天窓から降る雨-卯月・東京-:
→自分が大事だと感じることをちゃんと大事にできたんだから、それでいいんだよ。
これを私も子供達や誰かに言ってあげたい。


拍子木を鳴らして-皐月・京都-:
→拍子木(ひょうしぎ)とういう楽器なんだそうです。
私は知りませんでした。

ここで紙芝居がこうも効いてくるのですね。

どっどど どどうど どどうど どどう


夏越の祓-水無月・京都-:
→風の又三郎からのこちらはなし。
この視点を知るまで、こちらの主人公さんを全然違うイメージで思い浮かべておりました。

そしてこの作品では、和菓子って絶対に無くしてはならない日本の大切な文化だと改めて思いました。

ついついケーキなどの洋菓子を買ってしまいますが、和菓子にもしっかりと目を向けようと思います。

それにしても良かったですね。


おじさんと短冊-文月・京都-:
→まさかのこの視点。
そしてこのやり取りは、村上さんの「少年カフカ」での中田さんを思い出してしまいました。


抜け巻探し-葉月・京都-:
→私の中では今回の作品内で一番の感動作品。
主人公と同じタイミングで、涙が零れ落ちました。

せめて身近にいてくれる人のことは、しっかりと見続けて、その人がどのような状態なのかを分かってあげられるようになろうと。


デルタの松の樹の下で-長月・京都-:
→ここで登場する漫画にはとても興味がありますが、それよりもバケツをもったあなた、私はあなたに是非ともお会いしたい。

「あっちしかみてないからやろ?体の向きを変えたら世界が一転するで」

先の話で涙腺が弱くなっているところだったので、こちらでも流れ出る涙を止めることはできませんでした。


カンガルーが待ってる-神無月・京都-:
→カンガルーと握手したいという思いがつないだ、素敵な素敵な思いがここにはありました。
マスターを勝手にすごい年上だと思ってましたが、もしかしたら年下だったかもしれないなと。

技術的に上手いか下手かじゃなくて、どれだけ描きたいことがあるかだ。

この言葉をしっかりと覚えておきたいと思います。


まぼろしのカマキリ-霜月・東京-:
→なんですかこの素敵な物語は。
しかもカマキリを使ってくるなんて、なんというセンスなんでしょうか。

そうですね、みんなで育ててきましょう。


吉日-師走・東京-:
→そしてここにつながる素敵な物語。
めるくめく青山劇場、これにて完結。
いや、ここから始まる素敵な物語でした。



以上です。