こんにちは。
みおです。
昨日はだんだんに春めきつつもまだ北風が冷たい中、
グランマ・モーゼス展に行ってきました。
グランマ・モーゼスはアメリカの画家です。
「きれいな絵が好き」
「昔の古いアメリカが好き」
とのことで古き良き19世紀のアメリカを絵に描いた画家です。
1860-1961まで101年に渡る生涯でした。
ご本人が生まれたのは南北戦争が始まるちょっと前くらいですよね。
温かくて見ているととても安心する絵なので、大好きなのです。
農家での生活に明け暮れていましたが、70歳を過ぎて絵を描き始め、
ご縁があって80歳で初めての個展。
そして、その後国民的画家となっていきました。
グランマの絵は第二次世界大戦や東西冷戦に不安になる人たちに
安心を与えたといいます。
そうなんです、どの絵を見ても安心できます。
神経が休まる絵なんですよ。
創造力を刺激してくれたり、何か課題を突き付けてくる絵もいいですが、
こうやって安らげる絵は私にとってとても大事なのです。
そのグランマの言葉に、
『人生は自分でつくりあげるもの
これまでも
これからも』
というものがあります。
10代で奉公に出され、
生まれた子供の半分は亡くなり(当時は多かったのでしょう)
リウマチにもかかり、苦労もしたグランマでしたが、
目の前のことを大切に前向きに人生を送った人だったそうです。
いくつになっても前向きで、年を気にしたことはないらしいのです。
見習いたいと絵を見ながら思いました。
70歳を過ぎて始めて、80歳で花が開きだす。
自分の人生自分で作っていきたいですね。