美輪明宏主演の「双頭の鷲」を鑑賞してきました。

場所は相模大野グリーンホール。なかなか立派な会場でした。

(でも、パルコ劇場がとれなかったのは正直残念。。。)


 三幕の構成になっており、テーマは以下の通りです。

第一幕 - 沈黙

第二幕 - 饒舌

第三幕 - 階段落ち

 舞台、衣装すべてが美輪ワールドでした。

 内容は複雑だったので、詳細に書きませんが、簡単にいうと

エリザベートをモチーフにして、悲劇を描いています。

キャストは6名なのですが、一人ひとりの台詞が非常に長く、

しかも皆流れるように語るので、内容を把握し、ついていくのが

精一杯でした。

 第三幕の最終場面、階段落ちは見事でした。

2階席だったので、仕掛けがいまいち分からなかったのですが、

かなりスローに後ろにのけぞって、階段から木村彰吾さんがおちて

いったのです。とくにワイヤーがついているようにもみえませんでしたし、

いったいどういった仕掛けなのか。。。なぞです。

 しかしながら、本当に役者陣がみごとでした。


 拍手が鳴り止まず、会場の人たちが総立ちで、

何度も幕があがりました。

 最後に美輪さんがその拍手を受けて、投げキッスを

して、会場のみんなを抱きしめるかのごとく私たちにむかって

抱擁のポーズをとってくださいました。

 それを見た瞬間、なぜか不覚にも涙してしまいました。

それぐらい愛のパワーみたいなものにあふれていたのでした。

一人でよかった。。。

 

 帰り道、私の前をあるいていた、兄ちゃんたち2人が、

「愛を感じたよな。」と私と同じ感想を述べながら歩いておりました。

 ますます美輪さんの虜になってしまいました。

次回は是非、「毛皮のマリー」の上演を期待したいです。



 

『強く生きる言葉』という本を買いました。
1ページごとに太郎氏の熱いメッセージが
短くまとめられています。

そこにはこんな言葉が。

*眼の前
「眼の前にはいつも、なんにもない。
 ただ前に向かって身心をぶてけて挑む、
 瞬間、瞬間があるだけ。      」

*年齢
「歳とともに若くなっていくのが
 自分でもわかるね。」

*人生とは
「人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
 ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。
 財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、
 かえって人間は自在さを失ってしまう。」

 あれだけの生き方をした人でなければ
吐けない名言の数々に、心打たれました。
これはへこんだときや迷いを感じたときに
紐解きたい一冊になりそうです。ちなみに、
『壁を破る言葉』というのも同じシリーズ
で出ていて注文してしまいました。

 晴天の本日、新国立美術館へ「異邦人たちのパリ」を観にいってきた。

お目当ては「藤田嗣治」ことレオナール・フジタの絵。

 展示室に入室するとすぐに現れた4枚。

なかでも私が気に入ったのは、私の部屋と題する絵。

独特の乳白色はやはり、画集でみるよりも本物を目にする

方が美しい色合いだった。

 自身の自画像もあのおかっぱ頭と丸いめがねが

なんともいえない雰囲気でGOOd。 

 他にもモディリアーニ、ミロ、シャガールなどぞくぞくと

大御所の作品を堪能することができました。

 展示のほかにも建物自体も素敵ですし、

随所においてある椅子もすごく座り心地がよい。

 地下のミュージアムショップも個性的なデザインの品物にあふれており

とても楽しいです。