美輪明宏主演の「双頭の鷲」を鑑賞してきました。
場所は相模大野グリーンホール。なかなか立派な会場でした。
(でも、パルコ劇場がとれなかったのは正直残念。。。)
三幕の構成になっており、テーマは以下の通りです。
第一幕 - 沈黙
第二幕 - 饒舌
第三幕 - 階段落ち
舞台、衣装すべてが美輪ワールドでした。
内容は複雑だったので、詳細に書きませんが、簡単にいうと
エリザベートをモチーフにして、悲劇を描いています。
キャストは6名なのですが、一人ひとりの台詞が非常に長く、
しかも皆流れるように語るので、内容を把握し、ついていくのが
精一杯でした。
第三幕の最終場面、階段落ちは見事でした。
2階席だったので、仕掛けがいまいち分からなかったのですが、
かなりスローに後ろにのけぞって、階段から木村彰吾さんがおちて
いったのです。とくにワイヤーがついているようにもみえませんでしたし、
いったいどういった仕掛けなのか。。。なぞです。
しかしながら、本当に役者陣がみごとでした。
拍手が鳴り止まず、会場の人たちが総立ちで、
何度も幕があがりました。
最後に美輪さんがその拍手を受けて、投げキッスを
して、会場のみんなを抱きしめるかのごとく私たちにむかって
抱擁のポーズをとってくださいました。
それを見た瞬間、なぜか不覚にも涙してしまいました。
それぐらい愛のパワーみたいなものにあふれていたのでした。
一人でよかった。。。
帰り道、私の前をあるいていた、兄ちゃんたち2人が、
「愛を感じたよな。」と私と同じ感想を述べながら歩いておりました。
ますます美輪さんの虜になってしまいました。
次回は是非、「毛皮のマリー」の上演を期待したいです。