(写真はかりもの、私の勤務先とは関係ありません)
今年もまたThanksgivingは仕事か~と思っていた矢先
北カリフォルニアの病院10箇所(2団体)でストライキが決行され
私の勤務先の病院前にもjusticeを求めるナース達が結集した
“WHAT DO YOU WANT ? ”“PENSION !”
“WHEN DO YOU WANT ? ”“ NOW !”
CNA(カリフォルニア州看護組合)代表の掛け声に応えるナース達
威勢のいいシュプレヒコールが病院前で響き渡っていた
ピケットを張るナース達は
こんな面白いサインも掲げていた
SOME CUTS DON’T HEAL !
NURSES OUTSIDE/SOMETHING WRONG INSIDE
勤務先では病院経営者側とCNA(看護組合)の交渉が難航している
詳細は省くが
退職後のペンションプランをカット
チャージナース(夜勤の病棟責任者)をカット
健康保険HMOをカット
カット・カット・カット・・・と利益優先の病院は
ナースの労働力をねぎらう事もなく
剥奪できるモノは剥奪する構えを崩さない
そして労働力なんてものは簡単にお金で買えると思っているらしい
実はスト自体はたったの1日であるが
そのお返しと言わんばかりに
病院は私達ナースを5日間ロックアウトした(病院立ち入り禁止)
勿論、この間の給料は無し!(次回のペイチェックが怖~い・笑)
そして病院の操業は続くため、ナースの穴埋めに必要な臨時ナース
総勢3,500人が10箇所の病院で雇われた
これは他州から引っ張られるトラベラーズと呼ばれるナース達である
ユニバーサルな仕事であるナース業務!
経験豊富で飲み込みが早いナースであれば
仕事を卒なくこなす事だろう
ところが・・・去年もありました!トラベラーズによる医療ミス!
スト決行中の某病院で大惨事!
患者さんのPICCライン(静脈注射ライン)に経管栄養のGlucernaと呼ばれる液体が注入され
患者さんは数分後に帰らぬ人となりました
そもそも2つのチューブは形状も異なれば、2つの液体濃度も異なるわけで
相当な圧力をかけなければ注入できなかったはず。
どうしてこういう惨事が起きたのか、詳細は明らかにされませんでしたが
病院がQUALIFIEDされていると判断し雇った臨時ナース
実際には2日間だけのオリエンテーションで病院に放り込まれた
新人ナースだったようである
ホリディーなのに私の懐は寒いけど(笑)
この5日間は臨時休暇を得たと思い
来週まで自宅でのんびりしよう~とポジティブに考えることにした
そして何よりも患者さんの無事を願っている!