(写真はイメージオンリー)
先日“交通事故多発緊急事態宣言”を延長すると
交通事故死ワースト独走中の愛知県が発表した
10月までの交通事故による死亡者数は188人だそうである
交通事故死ナンバーワンの原因は
東京・大阪の大都市よりも車の保有率が高く
(東京460万・大阪380万・名古屋490万台)
車の依存度も東京・大阪3割弱に比べ、名古屋は5割を越えていること
幹線道路の幅が広く整備されており、自然にスピードが出てしまうこと
あと愛知県人の交通マナーの悪さが要因だとか
愛知県民だった私、それよくわかります(笑)
交通マナーと言えば
車の保有台数1億4千万台、事故死亡者数6万2千人で世界1の中国
中国は交通違反の罰則規定が軽いうえ
マナーのよろしくない方が多いというのが
世界1の要因だそうである
車の保有台数2億8千万台で世界1を誇るアメリカ
交通事故死亡者数は4万2千人
この国も交通事故は多いな~と
勤務先で負傷した患者さんをケアしながら実感している
(*以上のデータは2010年度のもの)
昨日、担当した2人の患者さんも交通事故の被害者
1人は40代の男性、働き盛りの4児のパパ
車で出勤途中、テキスティングに夢中になってたトラックの運ちゃんと正面衝突!
全身打撲・両上下肢の複雑骨折
骨折は骨折部位・外力の大きさと方向・完全か不完全かにより出血量が異なり
大腿骨が完全に骨折すると1000~3000mlも出血する場合がある
昨日はヘモグロビン・ヘマトクリットが急低下し輸血をすることになった
家族の元に戻れるまで、まだまだ時間がかかりそうである
もう1人は30代女性、3児のワーキングママ
高速道路を走行中、割り込んできた車を避けようと
急ブレーキをかけ、ハンドルをきった瞬間、車がスピンし横転した
数秒後に猛スピードで走ってきた無免許の車が後方から激突!
即死は避けられたが瀕死の重傷を負い
術中に家族はドクターから死の宣告を受ける
ところが・・・奇跡というものは起きるんだな~
峠を越し現在回復に向かっている
しかし心身に残された深い傷は、生涯消える事はないだろう
私の患者さん達のように、いくら細心の注意を払っていても
マナー違反のドライバーに巻き込まれ、重症になるケースもあるし
逆に重傷になるはずのケガが軽症ですんだというケースもある
今では当たり前になったシートベルト・エアバッグ・ヘルメットの装備・着用!
この三種の神器(と勝手に命名・笑)には驚くべき威力があること
多くの患者さんの実体験を通して学んだ!