現在、父が使用している薬は、下記の8点である。

処方薬

 ➀ウルソ…胆汁の流れをよくする内服薬

 ②フェントステープ

   …肌に貼るタイプの麻薬性鎮痛薬

 ③バルトレックス…抗ヘルペスの内服薬

   …口唇の荒れがひどくアラセナ軟膏では

    治りきらないため、5日分だけ処方してもらい内服中

 ④アラセナ軟膏

   …抗ヘルペスの軟膏。口唇に適宜都府中

 ⑤リンデロンVG

   …ドレーン挿入部や皮膚がただれた時に塗布中

 ⑥ヘパリン類似物質ローション

   …痒みの出る皮膚や乾燥した皮膚に適宜塗布

市販薬

 ⑦トラフル錠

 ⑧チョコラBB口内炎リペアショット

  …口内炎・のどの痛みや腫れに効く

 

②フェントステープ

  父は、背中が痛いと常々言っている。しかし、元々、

 パソコン作業が多く肩こりや腰痛は以前からあった。

 術後に猫背になってしまった上に、最近は臥床時間も

 長いことから、姿勢が悪いことによる痛みなのか

 癌による痛みなのかが非常に判断しづらい。

  しかし、原因が何であれ、フェントステープを貼れば

 痛みは軽減するはずだから、貼ってみる?と父に今まで

 なんども尋ねてきたが、まだいい、と返されるので、

 貼らないで様子をみていた。

  しかし、正月の41℃の熱発後に昏々と眠り続けていて、

 腰の痛みも強いようだったから、試しに貼り始めたら、

 2、3日後には痛みが軽減し夜もよく眠れる気がする、と。

 このまま貼り続けることになりそうだ。

 

⑦トラフル錠

  抗ガン剤の影響か、唾液が殆ど出なくなり、口腔内の

 荒れがひどい。人口唾液などの処方もしてもらったが、

 スプレーしても短時間しか効果が得られず、結局、ガムを

 噛んだり、こまめに水を飲んだりしてごまかしていた。

  出血もするし、味覚もおかしいし、本人としてはこれが

 一番の苦痛のよう。Dr.に相談しても根本的な治療法はない。

 なので、私の判断で市販のビタミン剤とトラフル錠の内服を

 始めたところ、一番ひどい状態からはやや改善したかも?

  こればかりは、体調と栄養状態が日々変化しているので、

 客観的な判断ができないが、少しでもよくなることを願い、

 内服を続けている。※注意書きには1週間を目安に内服する

 ように(改善がみられなければ6日位で注意し医師に相談)

 とあるが、他に治療法のあてもないし、余命いくばくも

 ないのだから、自己責任で内服している。

 

⑧チョコラBB口内炎リペアショット

  これも、⑦同様、口腔内のただれに使用中。父の場合、

 全身状態がよくはないので、劇的な改善は期待していないが

 少しでも粘膜が修復されたらよいと願い使用中。

 

世の中には、色んな薬があって、色んな考え方の人がいて

何を使うか何を信じるかはその人次第だが、我が家の場合は

基本的には標準治療only。根拠がはっきりしてるものを

使う、というのは父自身も家族も共通認識なので、そこで

齟齬が出ることはない。

 

父の身体であり、父の人生なのだから、何よりも父の意思を

最重視して、決めていくことが絶対なので、家族間で色々

揺らぐこともない。そこは本当によかったと思う。

家族で考え方が違うともめる原因になるからね…

あとあと禍根が残らないことも、残される側には大切なこと。