肝臓の門脈塞栓術後、残す方の肝臓が大きくなるのを待っている間、胆管が詰まり胆汁が流れなくなるのを予防するため、胆管にチューブを挿入し、鼻から排液させていた。

いわゆるENBDである

 

胆汁が詰まると、黄疸になり治療が停滞してしまうため、ドレーンからの排液が減少していないか、また胆汁の性状に変化がないか観察が必要となる。

 

そこで、変化を記録しやすいよう表を作成し、毎日朝晩記録を続けた。

 

■記録用紙

父の場合、胆管内に2本の細いチューブを留置していたため、それぞれ赤と青で区別し、それぞれの排液量を記録した。

それをグラフ化したものが以下である。

■排液量グラフ

ごらんの通り、体調が悪いと胆汁の量も顕著に減少した。途中で血液混じりの排液もみられたが、1日ほどで通常の色に戻った。性状や量に変化がみられたときは、医師に電話連絡して報告・相談するよう言われていたため、都度報告したが、いずれも経過観察するよう言われた。

 

しかし、父が胆汁を飲むのは本当につらそうだった。見てる方もつらかった(^^;)