皆さんは「冬型栄養失調」という言葉を耳にしたことがありますか？乾燥肌、口内炎、冬太り、冷え性などは、もしかすると冬型栄養失調が原因かもしれません。
人の身体は冬の寒さに対抗するために、多くのエネルギーを消費します。この消費量は夏と比較した場合、10％増しとも言われており、普段通りの食事をしていても、栄養不足状態に陥ってしまう恐れがあるのです。
中でも、ビタミンB群・ビタミンC・鉄分などは特に不足しがちです。積極的に摂るように心がけていきましょう。
①ビタミンＢ群
人は、寒さを感じると、体内では熱を作り出すために交感神経を働かせ、ビタミンB₁やB₆を消費します。また、エネルギーを作り出す糖・たんぱく質・脂質の代謝にも関与している為、冬場はビタミンB群の消費量が増える傾向にあるのです。
ビタミンB群を多く含む豚肉・豚レバー・牛レバー・うなぎ・マグロ・サバ・アサリなどを積極的に摂りましょう。鍋料理にするとたくさん食べられるのでおすすめです。
②ビタミンＣ
ビタミンCもまた、エネルギーを作り出すのに欠かせないビタミンです。
また、抗酸化作用や体内に入った異物を解毒する作用があるため、冬は特に意識して摂りたい栄養素です。
果物に多く含まれているため、みかん・イチゴなど冬が旬の果物を朝食や昼食に摂りいれてみましょう。
③鉄分
筋肉を動かすためには酸素が必要です。その酸素は鉄分（ヘモグロビン）が運んでくれます。体を震わせるためにたくさんの酸素を全身に送らければならないので、冬場は特に鉄分不足の傾向が強いため注意が必要です。鉄の吸収はビタミンCが関与しているので、ビタミンCが不足してしまうと、鉄の吸収もおのずと低下してしまいます。
鉄とビタミンCはセットで考え、不足しないように気をつけておきましょう。
また、ココアや抹茶も◎。ココアはストレスや疲労解消にも向いているので、忙しい時にはココアで一息いれてみましょう。
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