【釣り糸】PEラインの特徴とメリット・デメリット|おすすめ、種類・寿命・編み数、海釣り、ルアー | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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PEラインはルアーフィッシングで定番のライン・釣り糸ですが、海釣りでも「ちょい投げ」釣りからサビキ釣りまでオールマイティに使える、汎用性の高さも魅力です。今回はPEラインの種類、寿命と、おすすめの定番PEラインを紹介します。


 PEラインの種類・メリット

PEラインと言っても色々な種類があり、使用する釣りによって、太さも使い分ける必要があります。

編み数
PEラインは1本の糸ではなく、細い元糸を編み込んだワイヤーのような構造をしています。1番定番の編み数は「4本編み」でリーズナブルな価格が魅力。4本編みのPEラインは表面が粗いので、結び目が解けにくいメリットもあります。
8本編みも流通数が増えており、価格が下がってきて強度とコスパのバランスが良いため定番化しています。

12〜14本編みは種類が少なく非常に高価なので、マグロなど大物狙いの釣り師以外にはほとんど使用されません。編み数が多いとラインの表面が滑らかになるので、適正な結び方・ノットを組まないと、結び目が滑って解けやすいデメリットもあります。

強度が強い
PEラインの大きなメリットが強度が高いことで、太さ1号のPEラインで、ナイロンライン3号相当と3倍も引っ張り強度が高くなります。
1号のPEラインでナイロンラインより3倍重い仕掛けを投げられるので、ラインが細いぶん仕掛けの飛距離が伸びますし、ラインが細いので潮の流れを受けにくくなり仕掛けが流されずらくなります。

注意しないといけないのが、PEラインが強いのは引っ張る強度で、擦り傷に対する強度はナイロンラインより低くなります。物に接触したまま力を加えると、編まれた細い糸が切れて、表面が毛羽だって切れやすくなります。
PEラインに限った話ではありませんが、岩やコンクリートに擦らないように注意して下さい。

アタリが取りやすい
PEラインは伸びが少なく、数百メートル先まで仕掛けを投げても、ラインが張ってあればハッキリとアタリが伝わってきます。投げ釣りや船釣りでは今や必須のラインになっています。

太さ・号数
PEラインの太さは「号数(ごうすう)」で表記します。リールにPEラインを巻く際は号数表記を見て購入すると良いでしょう。
強度を表す単位に「Lb(ポンド)」も使用されますが、同じポンドのPEラインでも編み数や品質によって号数・太さは変わるので注意して下さい。

リールにPEラインの糸巻量が記載されている場合もありますが、意外と表示の長さが巻けなくて余ってしまう事が多いので、巻きたい太さのPEラインを余裕を持った長さ巻けるリールサイズを選んだ方が良いですね。

1〜1.5号のPEラインは汎用性が高い
海釣りでオールマイティに使うなら1〜1.5号のPEラインを巻いておけば、ルアーなら40g、オモリは10号まで問題なく投げられるため、丘の釣りなら「サビキ釣り」から「ちょい投げ釣り」まで大抵の釣りに使えますよ。

色・カラー
PEラインの色・ラインカラーは様々あり、一般的にルアーフィッシングで使用するグリーンやオレンジなど単色の物から、「投げ釣り」や「船釣り」で使用する色分けラインがあります。
丘の釣りなら単色で構いませんし、ちょい投げ釣りもするなら飛距離がわかるように、10m単位で色分けされたPEラインを購入すると良いでしょう。

投げ釣り専用のPEラインはかなり遠投するので、色分け特殊で15m単位での色分けになっています。ちょい投げ釣りは数十メートルしか投げないので、投げ釣り用のPEラインは必要ありません。

長さ
PEラインの長さですが、丘の釣りなら150〜200m巻いておけば大抵の釣りに使用できます。ちょい投げ釣りでも飛ばして70m前後の飛距離なので、最低限150m巻いておけば、高切れしても残りのラインで釣りが続けられますね。
本格的な投げ釣りや船釣りなど、特定の釣り物は200〜300m以上巻く場合もあります。

デメリット

PEラインは摩擦系の結び方で結ぶ場合、結び目が滑りやすいので、結びつける際は6〜8回は編み込んで、しっかり結びつける必要があります。
ルアーフィッシングの場合は、リーダーとの結束は摩擦系ノットの「FGノット」や「PRノット」を使用します。

価格が高い
PEラインの価格はだいぶ安くなってきましたが、ナイロンラインと比較すると若干価格が高くなってしまいます。とは言え、PEラインにしかないメリットが多いので、価格ではなく必要性・メリットを考えて選びましょう。

擦り傷に弱い
また、上記で説明しましたが、PEラインは擦り傷に弱いので、直接石やコンクリートに擦らないように注意して下さい。
ブラクリや胴突き仕掛けを使い、岩場やテトラの隙間の魚を狙うなら、長いリーダーを付けて直接PEラインが触れないように対策する必要があります。

色落ちしやすい
PEラインは元々白いラインに用途に合わせて色を着色しているため、使用していると徐々に色が薄くなり色落ちしてしまいます。色落ちするとラインが見え難くなるので、一つの寿命とも言えるでしょう。
同じブランド名のPEラインだと、細いPEラインほど色落ちが早い傾向にあります。正確に水深を把握する必要があるジギングや船釣りでは死活問題です。

結び目が解けやすい
PEラインは弾力が無く、ライン同士があまり食い込まないため、ナイロンやフロロカーボンラインと比較して結び目が解けやすい。
結ぶ回数を増やしたり、ルアーフィッシングならリーダーとの結束に摩擦系ノットを組むようにしましょう。

水に浮く
PEラインは水に浮く物が主流なので、軽いルアーを使用する釣りではデメリットになり得ますし、ライン自体が軽いので風の影響も受けやすいです。逆にフローティング系のルアーを使うならメリットになりますね。切れたPEラインが船のスクリューや水鳥の足に絡まるなどの問題もおきています。
ナイロンラインほど紫外線で劣化しないので、環境への悪影響も少なくありません。

PEラインの寿命

PEラインの寿命は表面の毛羽立ち具合や、色落ち、断面の変形などを総合的に確認して判断します。PEラインは劣化してくると表面が解れて細かい糸が飛び出してきます。他には円形の断面が潰れて楕円型になってきたり、色が薄くなり良く見えなくなると寿命と言えるでしょう。
劣化が進むと細くなっていき強度が低下するので、劣化した部分は切って詰めるか、スプールに巻かれたラインの上下を入れ替えましょう。
リールに巻かれたPEラインの量が少なくなると飛距離が落ちる他、キャスティングの際にラインがガイドに絡むなどライントラブルの元になるので、ある程度少なくなってきたら交換して下さい。

 釣りでおすすめの定番PEライン

ラピノヴァX マルチゲーム
ラピノヴァXマルチゲームはコスパと品質のバランスに優れたPEラインです。筆者も0.3号をアジングで使用しましたが、安い割に色落ちしにくいし耐久性も十分あるので、初めてのPEラインにおすすめですね。

シマノ ピットブル4
ピットブルはシマノ製のPEラインで、非常にコスパが高い割に評判もよいPEラインなので、釣り初心者にもおすすめです。

【特徴】
IZANAS日本原糸・日本製造の安心ライン。高分子量ポリエチレンを素材とした高強度、低伸度PEライン。※IZANASは東洋紡(株)の登録商標です。PEライン新編み方法『VT工法』強力と低伸度を高めたオリジナル工法。ボビンの軌道別に、逆方向の拠りで編む!糸を均一に編む事ができ、強力をUPする効果あり。原糸の均等性に優れた4本編み工法『VT工法』強力安定:編み構造の偏りを防ぎ、強力が安定しやすくなっています。糸ツブレ抑制!:ラインが偏平になりづらく、無駄なラインスラックを抑えます。

よつあみ エックスブレイド スーパージグマン X4

【特徴】

高密度ピッチ製法×WX4工法×GP加工×HST加工が可能とした圧巻のパフォーマンス。一般的にPEラインは、高密度にピッチを細かく組み上げると耐磨耗性が上がり直線強力が落ちる。逆に低密度でピッチを粗く組み上げると、糸が直線的になり直線強力が上がり耐磨耗が下がる。X-BRAID UPGRADはその相反する性能の両方を高レベルで実現したオールカテゴリーハイクオリティーハイパワーPEライン。


シーガー グランドマックスPE X8

シーガーのグランドマックスPE  X8(エックスエイト)はコスパに優れた8本編みのPEラインです。色分けラインなのでジギングや船釣り全般、ちょい投げ釣りに使用できます。

安いPEライン
安いノーブランドのPEラインも多少強度は落ちますが普通に使用可能です。ただし、安物PEラインには断面が潰れていたり、コブが出来ている箇所があるような粗悪品もあるので、出来るだけ評判が良い物を選びましょう。


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