安全な釣り場・危険な釣り場を解説|おすすめ、釣り初心者・ファミリーフィッシング | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
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釣りは親子で楽しめる人気のアウトドアですが、釣りに行く「釣り場」の選び方次第では「怪我」や「死亡事故」に繋がる危険性が高いレジャーにもなります。今回は釣り初心者や子供と一緒の釣りでも安全な釣り場と、危険性が高い釣り場を解説します。


 安全な釣り場

海釣り施設

海釣り施設は市町村が管理している有料の釣り場で、管理員が常駐している管理棟があり、何かあれば海釣り施設のスタッフが対応してくれます。海釣り施設は潮通しが良い場所に作られてますし、漁礁が入っていたりと、色々な種類の魚が集まりやすい釣り場環境になっており、季節に応じた魚を釣る事ができるでしょう。

施設内の売店では釣具のレンタル、仕掛け、釣り餌、氷、飲食物の販売もしており、初心者でも手軽に海釣りが楽しめる釣りスポットですね。子供用のライフジャケットをレンタルしている海釣り施設もあります。
海釣り施設によって提供しているサービスは異なるので、事前にホームページでサービス内容を確認してから釣りにいきましょう。

利用料金は800円から1000円くらいで、釣竿のレンタルや仕掛け、餌、氷は別料金で購入します。


釣り公園

釣り公園は海釣り施設に似たサービスも釣り場もあれば、単純に公園内で釣りができるスペースを解放しているだけの場所もあります。釣り公園なら大抵はフェンス・安全柵は付いているので、漁港や防波堤より安全面で安心です。


砂浜・サーフ

砂浜・サーフは落水する心配がないので、足が濡れない程度の場所から釣れば安全です。砂浜によって波打ち際から急に深くなる場所もあるので、足が浸かる場所まで立ち込むなら注意が必要です。

基本的に遊泳禁止の海岸は水深が深い場所や大きな波が打ち寄せる可能性があるため、波打ち際に近づくなら注意が必要な場所と思った方が良いでしょう。


釣り堀・管理釣り場


釣り堀や管理釣り場は人工的な池や生簀に魚を放して釣らせてくれる施設のことで、釣り堀にも淡水と海水の2種類があります。


 淡水の釣り堀

淡水の釣り堀はヘラブナや鯉、金魚、ニジマスなどの淡水魚が釣れる。内陸に住んでいる方や、海が無し県の人でも手軽に釣りが楽しめるポイントとなっている。釣り堀には屋内の釣り堀もあり夏場や雨の日も快適に釣りが楽しめます。


管理釣り場と呼ばれるポイントはルアーフィッシングでトラウト(マス)釣りや、バス釣りが楽しめる場所を指す。


 海の釣り堀


海に作られた「海上釣り堀」は食べれる高級魚を釣る前提で作られているため、料金が1万円以上と高い代わりに、生簀に放された真鯛やブリ、カンパチのような高級魚・大物が簡単に釣れるため人気が高く、土日は家族釣れで賑わいます。

海上釣り堀も釣り場にスタッフがおりサポートしてくれますし、レンタルタックル(釣竿・リール)の貸し出しや、仕掛けと釣り餌も販売しています。発泡のクーラーボックスを販売している場所もあり、ハサミやプライヤー、タオルなど最低限の道具を用意すれば釣りが楽しめますね。


海上釣り堀は「海上」と言う名前の通り、大抵は生簀とイカダが組み合わさった構造で海に浮かんでいる構造になっています。生簀が桟橋で丘と繋がっている釣り堀と、船で沖に浮かんだ釣り堀まで行くパターンがあります。

船での移動と言っても短距離なので船酔いの心配はありませんが、波風が強いと安全のために釣りができない場合があります。


漁港

漁港は柵がなくスタッフも居ないので上記の釣り場より安全性は引くなりますが、沢山の釣り人が集まるポイントなので多数の人目につくことから、落水しても直ぐに救助してもらえる可能性が高い。


波止・防波堤

波止・防波堤でも「釣りゾーン」として漁港や港湾管理者が開放している場所かつ、柵が設置されている場所なら安全性は高い。


とは言え、防波堤は基本的に波を防ぐための施設なので、なかには釣り人の「事故が多い防波堤」もあり、場所によっては注意が必要な釣り場です。


 危険な釣り場


テトラ・消波ブロック


消波ブロック、特にテトラポットは釣り場の中でも非常に危険なポイントです。大抵のテトラポットには人が落ちるほどの隙間があり、組み方も様々で足元が不安定になっています。普通に歩くだけでも大変ですが、釣竿や釣具を片手に移動すると危険性はより高くなります。


大きなテトラの間に落ちると自力での脱出は困難ですし、大抵はなにかしらの怪我をするので、自分一人だけだと救助を呼ぶしかなくなります。

また、波打ち際に落水すると、打ち寄せる波の勢いで水中にあるテトラの隙間に吸い込まれる事があります。消波ブロックは組まれた隙間に水を出し入れして波の威力を和らげているので、入り込む水と一緒に吸い込まれる事故に発展する可能性があります。


テトラから落下するだけでもコンクリートに体を強打しますし、落下地点も平坦ではないため骨折や捻挫などの怪我をする可能性も高く、海に落ちた場合、ライフジャケットが無ければうまく泳げずに溺死する可能性も高くなります。

テトラポットの間に落ちた場合も、結局は付近に誰もいないと自力で登れず、発見が送れて怪我により亡くなることもあります。

隙間が広い大型のテトラポットだと、一見覗いただけでは海面が見えなくても、落下を繰り返して下の海まで落ちる可能性もありますよ。


テトラポットで釣るなら必ずライフジャケットを着用し、出来るだけ一人で釣りに行くのはやめた方が良いでしょう。


テトラポットは大型になるほど隙間も広くなり、テトラ同士の感覚も離れているため、普通なら上に上がって釣ろうとは思わないでしょう。巨大なテトラから転落したら助からない可能性が高い。そもそも、そのようなテトラ帯は釣り禁止・立ち入り禁止になっている場所が多いですね。

テトラの上は、そもそも釣りをするべき場所ではないのかもしれません。


 滑りやすいテトラポットに注意

設置されたばかりの新しい消波ブロックは表面がツルツルしているので、より危険性が高くなります。波をかぶる位置にあるテトラも、表面にコケやノリが付着していて滑りやすくなっています。滑りやすいテトラポットには近づかないように注意しましょう。


水辺に近づく川の釣りも水難事故に遭う可能性が高い。川での事故は川の中に入りすぎたり、岩や護岸から転落するケースが多い。川は流されるので丘から救助する事が難しく、一度流されてしまうと亡くなる事故が非常に多い。

川は流れがあり急に深くなっている場所もあります。上流の水門を解放すると水が急に増水します、川底が石だとコケで滑りやすくなっています。

初心者が川で釣るなら、まずは足元がしっかりした安全性の高い場所を選びましょう。

山に分け入る「渓流釣り」や、川に入る「鮎釣り」はより危険性が高くなり、ほぼ毎年のように死亡事故が起きています。



磯も荒磯からアクセスが良い平坦な磯まで様々ですが、滑りやすく怪我をしやすいので、子供を連れて行くのには向きません。一見、磯岩はゴツゴツしていて上りやすそうですが、岩の表面は尖っていたり鋭い貝がなどの生物が付着しているので、簡単には這い上がれません。危険性を理解した大人が釣りに行く場所と言えるでしょう。

磯での死亡事故や水難事故は毎年のように発生しまています。


波止・防波堤

波止・防波堤も人が多い場所であれば安全と言えますが、海が荒れていると急に波をかぶる可能性がある他、死の防波堤とも言える死亡事故が頻繁に起きている防波堤めあるため注意が必要です。

防波堤は名前の通り、波から漁港や港湾施設を守るのが目的で作られた場所が多いので、海面までの高さがあったり、波を受ける危険性があることを前提に、出来るだけライフジャケットを着用して釣りに行きたい場所です。


上記でも記載していますが、防波堤のなかには釣りエリアとして漁港が開放している安全な場所もありますね。


 釣り人次第で釣りの危険性は高くなる


夜釣りは危険

夜は足元が見え難くく転倒や落水の危険性が高まります。転落しても発見が遅れる可能性があり、昼の釣りよりかなり危険だと思った方が良いでしょう。
夜釣りをするならヘッドライトとライフジャケットは必須ですし、昼間の釣りより周りの安全や仕掛けの扱いに注意しないといけません。

夜釣りでは海も見えないので、子供は飽きてしまいやすく、人の目も行き届きにくくなるので、小学生以下の子供は連れて行かないようにした方が良いでしょう。
2021年8月に神奈川県横須賀市にある公園で、家族と夜釣りに来ていた2歳の子供が、海に落ちて亡くなる事故も起きています。

ライフジャケットを着用しよう

船釣りではライフジャケットの着用が義務化されていますが、海釣りや淡水の釣りではライフジャケットを着用しない人が非常に多い。
毎年、釣りでの死亡事故が発生しており、落水事故ではライフジャケットを着用していなかった釣り人が亡くなるケースを耳にします。
特に動き回る子供には必ずライフジャケットを着用させたいですね。



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