猛毒クラゲのカツオノエボシが大量に漂着!|特徴、刺された場合の処置・対象方法、大量発生 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
その他、釣り情報と生き物ペット関係の記事を書いています。

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2020年7月に入ってから西湘・湘南など、相模湾沿岸の海にカツオノエボシが漂着しています。ここ数日続いている強風が影響しているそうで、相模湾の沖から多数のカツオノエボシ達が風に流されてきているそうですよ。
湘南から西湘の海で海水浴客やサーファー、釣り人は漂流・漂着しているカツオノエボシに注意が必要です。
カツオノエボシの特徴と生態、刺された場合の対処方法について紹介します。

カツオノエボシとは?
カツオノエボシは別名『電気クラゲ』とも呼ばれる、非常に強い毒性を持ったクラゲです。クラゲと言ってもカツオノエボシはヒドロ虫と呼ばれる刺胞動物であり、胴体、触手を構成する複数のヒドロ虫が集まった群体生の生物です。通常のミズクラゲなどとは異なるクラゲなんですよ。
カツオノエボシの特徴は、半透明で鮮やかなブルーやパープル色をした浮き袋と、帆を兼ねた餃子のような胴体と、猛毒をもつ非常に長い複数の触手を持ちます。
カツオノエボシの餌はイワシなどの小魚で、2m以上ある長い触手で小魚を捕まえて捕食しています。

この触手の部分に猛毒があり、カツオノエボシに刺されると電気ショックを受けたような激痛に見舞われ、患部が赤く腫れ上がります。最悪の場合はアナフィラキシーショック症状をおこして呼吸困難となり、死亡する事もあるほど危険なクラゲなので、刺されたら素早く下記で紹介している様に対処して下さい。
アナフィラキシーショックは2度刺された場合に発症するショック症状ですが、頻繁にマリンレジャーを楽しむひとだと、以前に知らぬ間に軽く刺されている人もおり、初めて刺されたと思っていてもアナフィラキシーショックを起こしてしまう事もあります。

ガラス玉やゼリーの様な綺麗な見た目に騙されて、うっかり触らない様に注意してくださいね。一応、胴体部分には毒は無いようで、指で摘み上げている人をたまに見かけますが、周りに触手が散らばっていたり、胴体に細い触手が巻き付いている可能性もありますよ!


カツオノエボシに刺された場合の処置・対処方法
カツオノエボシに刺されたら迅速な処置が必要です。症状としては電気が走ったような強い痛みと、幹部が赤く晴れ上がります。アナフィラキシーショックを起こすと、呼吸困難や痙攣、意識混濁などのショック症状が現れます。もし海で泳いでいる最中に刺されたら、できるだけ早く陸に上がって下さい。刺された際のショック症状や痛みにより泳げなくなり溺れる事故がおきています。

カツオノエボシに刺された場合の対処方法ですが、理想はピンセットで触手を取り除き、患部を海水で洗い流してから、氷で冷やして病院を受診して下さい。真水やお茶で患部を洗うと、刺激により触手から毒刺胞が発射されて症状が悪化してしまいます!必ず海水で洗い流して下さいね!
当たり前ですが、パニックになって素手で触手を摘んだりしないように注意して下さい。

呼吸困難や上手く歩けないなど、明らかに体調が悪くなってきたら、救急車を呼んだ方が良いかもしれません。特に車やバイクで帰る人は、症状が悪化して事故を起こさないように注意して下さいね。


カツオノエボシが漂着する理由
カツオノエボシが漂着する理由は、単に風に流されているからだそうな。
カツオノエボシは自力で移動することはできず、主に餃子のような半透明の胴体上部に付いている帆の部分を使い、風の力を利用して移動・浮遊しているそうです。
カツオノエボシがヨットのように自分の意思で風を操り移動しているかよくわかりませんが、岸に向かう風が強いと、なす術なく岸に打ち上げられてしまうんだそう。本人?も打ち上げられたくはないので、普段は相模湾の沖合で浮遊しています。


打ち上げられても毒は健在
打ち上げられたカツオノエボシは胴体だけに見える事がありますが、砂が纏わりついて見えないだけだったり、周りに千切れた触手だけ漂着している可能性もありますよ。
打ち上げられても、うっかり触手に触れると刺されてしまいます。海水浴客が興味を持って近づいて、うっかり足で触手を踏んでしまい、刺されて病院に運ばれる事故が多いので無闇に近づいてはいけません。


カツオノエボシ対策は、とにかく海岸に近寄らないこと
踏んでも刺されるし、漂流している千切れた触手に触れても刺されてしまうそうなので、カツオノエボシが漂着しているなら、とにかく海には近寄らないのが賢明でしょう。
一応、ウエットスーツ越しには刺されないようですが、運悪く顔を刺される人もいるようです。
波打ち際で釣りをするなら素足を露出しない長靴をはくか、ウェーダーを着用すれば安全です。足を水に漬けるならサンダルは隙間から刺されるのでNGですよ。


神奈川の国府津海岸や平塚海岸にもカツオノエボシが漂着しています
2020年7月頃から、神奈川県の国府津海岸や平塚海岸など、相模湾沿岸に大量のカツオノエボシが漂着しています。これか湘南は海水浴シーズンですし、サーフィンや釣りを楽しむなら注意して下さいね。


カツオノエボシ対策アイテム
ラッシュガードやスポーツ用のタイツは、簡易版のウエットスーツみたいに使えるアイテムで、日焼け以外にもクラゲ対策効果もあります。素肌で海に入るのが心配な人は着用すると良いでしょう。日焼けもクラゲも防げて一石二鳥ですね。




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