20ツインパワーと15ツインパワーってどっちが良いの? 強度・耐久性・巻心地の違いは? | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
その他、釣り情報と生き物ペット関係の記事を書いています。

2020年3月に登場する20ツインパワーですが、半分樹脂ボディになってしまい残念に思っている人も多いでしょう。

釣具店では型落ちのモデルの15ツインパワーが安売りされているので、フルメタルボディの15ツインパワーを安く買ったほうが良いのか、20ツインパワーにしようか悩んでいる人もいるはず。

今回は20ツインパワーと15ツインパワーを比較して、どちらが優れているリールなのか比較してみましょう。


20ツインパワーと15ツインパワーの性能を比較してみた



ボディ
20ツインパワーと15ツインパワーの大きな違いの1つがボディを構成する材質です。
15ツインパワーはリールフットと蓋が両方アルミ製で、20ツインパワーはリールフット付き蓋がアルミ、ボディがCI4+(カーボン)になり軽量化されています。

15ツインパワーより20ツインパワーの方がボディ強度が下がってるのは間違いないですね。とは言え20ツインパワーを使うレベルの釣りでボディ掛かる負荷ではボディが歪んだりする事はないみたいです。

同型のカーボンと金属のハーフボディを採用している19ヴァンキッシュでライトショアジングをしている人もいますし、ツインパワーSW14000も半分樹脂ボディですがマグロを釣れますからね。

ただ、片側が樹脂だと歪んで内部のギアが不均等に摩耗するから部品の劣化が早くなるとも言われますね。この型のボディは19ヴァンキッシュから採用されて1年しか経過していないので、このボディの歪みによる部品への影響はまだ分からないだけかもしれません。

強度的に問題ない強度を持たせつつ15ツインパワーより軽くなっているなら、性能としては向上していると考えて良いでしょう。

シマノさん的にはフルメタルボディのリールが欲しかったらステラを買ってねって事なんでしょうね。


ローター
画像の右が15ツインパワーの強化樹脂ローター、左が20ツインパワーのアルミ製ローターです。
20ツインパワーから18ステラと同じローターを採用しローターの歪みを大幅に軽減しました。
見た目もコンパクトでスリムな印象を受けますね。

釣りフェスティバルで左右のベールアームを開閉する部品を握ってきましたが、15ツインパワーのローターはアームがグニャっと曲がるのに対して、20ツインパワーのローターはほぼ変形しませんでした。

ローター重量は20ツインパワーの方が僅かに重くなっているんですけど、負荷を掛けても歪まないので結果的に実際の釣りでパワーロスが少ないのは20ツインパワーのローターと言えますね。
18ステラのローターなので性能面では安心です。一応、ローターに取り付ける細かい部品は18ステラと異なります。


ギア
【20ツインパワー・ハガネギアの説明】
『HAGANEギアさらに強靭なるギアシステムへ。これまで多くのシマノスピニングリールに搭載してきたHAGANEギア。NEWツインパワーでは、新設計HAGANEギアを搭載。それによりワンサイズ上のリールギア強度を実現しました。』
シマノHPより

20ツインパワーのギア強度は15ツインパワーよりワンサイズ上のギア強度を実現とシマノのホームページに記載されています。
「ワンサイズ上の」と曖昧な表現ですが18ステラと同サイズのギアだそうです。 

15ツインパワーよりギアの耐久性は上がっていますし、巻心地もよりステラに近くなっているので、ギアの性能は間違いなく20ツインパワーが上ですね。


スプール
20ツインパワーのスプールはロングストロークスプールとなり15ツインパワーより5%の飛距離アップを実現しついます。
この辺は15ツインパワーが格下モデルの19ストラディックに負けてい点だったので、やっと最新スプールになった感じですね。


Xプロテクト
15ツインパワーのコアプロテクトからバージョンアップし、20ツインパワーはXプロテクトを採用。
18ステラや19ヴァンキッシュと同等の高い防水性能を手に入れました。
ラインローラーの耐久性は15ツインパワーから5倍以上もアップしています。


マイクロモジュールギアⅡ
 『マイクロモジュールギアⅡ軽やかで滑らか。珠玉のギアフィール。最先鋭の歯面設計、シマノならではの製造技術によって進化したマイクロモジュールギアⅡ 。ギアの歯、ひとつひとつの歯面から設計を見直し、理想的な歯形状を追求。音鳴りの低減、滑らかなギアフィーリングの向上も達成しました。』

20ツインパワーは15ツインパワーのマイクロモジュールギアからバージョンアップしたマイクロモジュールギアⅡを採用。15ツインパワーよりも更にギアノイズが軽減されてシルキーで滑らかな巻心地になりましたね。この辺りも18ステラに近くなっている理由でしょう。


自重
全体的に20ツインパワーの方が数gですが軽くなっています。ボディが半分樹脂になり軽くなったぶんローターが重くなったのでそれ程大きな違いではないですけどね。



【まとめ】
20ツインパワーが15ツインパワーより優れているポイントを比較してみました。
ボディは賛否が分かれるポイントでしょうけど、こればかりはライトショアジギングみたいな負荷の大きな釣りで皆んなが使ってみないと評価はできないでしょう。
軽さが売りの19ヴァンキッシュと20ツインパワーでは用途が真逆になりますからね。

ツインパワーと言うブランドイメージ的にハーフボディになってしまったのは残念ですが、この辺りはステラとの差別化に必要だったので仕方ないのでしょう。

ローターをステラと同じにしたのは目に見える違いですが、ボディを半分樹脂にするのは調べないとわからないと言う事で、目に見える部品をバージョンアップしただけとも言えますけどね。





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