インドトパーズ・パファーの飼育方法|汽水、性格、寿命、大きさ、混泳、餌、病気、飼い方 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
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インドトパーズパファーはインドやスリランカを現在とする淡水のフグで、黄色いヒレと黄色〜黄緑色の模様が特徴的で、目が大きく丸っこい顔立ちで愛くるしい外見をしています。
淡水フグと言われますが、状態良く長期飼育するには塩分を加えた気水を用意したほうが長生きしますよ。
フグ力などの人工飼料も食べるので、初心者でも比較的飼育しやすい淡水フグと言えるでしょう。

インドトパーズパファーの生態と特徴
分布:インド、スリランカ、バングラディッシュ
全長:最大10cm(平均7〜8cm)
寿命:5年
水槽:30cm水槽以上
水温:24〜28℃
水質:6.5〜7.5
性格:温和
混泳: 可能だがヒレを齧る癖がある

インドトパーズ・パファーはインド、スリランカ、バングラディッシュに分布する淡水フグ(汽水フグ)で、海に近い淡水と海水が混じり合う汽水域に生息しています。このため、長期飼育したいなら飼育には汽水が必要です。この辺りはミドリフグやハチノジフグと同様ですね。
体色は黒褐色の体に、背中に黄色い縞模様のような模様と、腹側にも黄色い斑点模様が入ります。幼魚の外見は8の字フグによく似ていますが、成長と共に判別がつかなくなります。

慣らせば人工飼料も食べる丈夫なフグですし、全長も最大10cm、平均7〜8cmと大きさも手頃で、30cm程度の小型水槽でも飼育ができるので、汽水を用意する事以外はフグ飼育が初心者でも飼育は難しくありません。

性格
ミドリフグやハチノジフグ(8の字フグ)と違い温和な性格で、同種同士での混泳も可能です。多少のヒレ齧りは起こる可能性がありますけどね。

模様には地域差がある
インドトパーズ・パファーの模様には地域差があり、スリランカ産は腹に黒っぽい斑点模様が入ります。インド産は白い柄の少ない腹が特徴です。
上記の画像の左側がスリランカ産、右がインド産で、見れば模様の違いがよく判るかと思います。

販売価格
インドトパーズ・パファーの販売価格は

飼育費用
30cm水槽で飼育するなら、飼育費用は1万円以内で収まるでしょう。水槽、フィルター、ヒーター、人工海水の素、餌、カルキ抜き、バクテリアの素が有れば基本的に問題なく飼育が可能です。


インドトパーズ・パファーの飼育方法
水質・汽水の用意
インドトパーズ・パファーは海に近い河川の、汽水域と呼ばれる淡水と海水が混じり合うエリア生息しているので、長期飼育するなら海水の1/4〜1/5の塩分が含まれる「汽水」を用意してあげましょう。
純淡水でも飼育は自体は可能ですが、汽水のほうが状態良く飼育できますよ。

海水とは淡水に人工海水の素を溶かし、比重計で測り、比重を1.020〜1.023の間に調節したものを言います。
汽水を作る方法としては、海水を作ってそれを1/4〜1/5に淡水で割るか、通常の海水を作る際に必要な人工海水の量を1/4〜1/5に減らして作る2種類の方法があります。
水質もPH(ペーパー)6.5〜7.5の、弱酸性から弱アルカリ性まで対応します。


水槽
インドトパーズ・パファーの全長は10cmなので、30cm水槽があれば飼育が可能です。
濾過フィルターは外掛け式や水中式、外部式フィルターなど、小型水槽で使いやすいフィルターを選択すれば良いでしょう。

レイアウト
水槽には細かい砂を敷いたり、石やアク抜きした流木、人工の水槽用アクセサリー(置物やシェルター)を入れても良いでしょう。水草は汽水では枯れてしまうので、人工の水草を入れるのがおすすめ。


混泳
インドトパーズ・パファーは比較的温和なので同種との混泳・複数飼育も十分可能です。しかし、フグ特有の齧り癖があり、混泳魚のヒレを齧ってしまう事もあり、綺麗な状態で飼育したいなら単独飼育がおすすめです。よく人に懐く魚なので、単独でも楽しめると思いますよ。
エビや貝類は食べられてしまうので、フグと同じ水槽には入れないようにして下さいね。


エサ
インドトパーズ・パファーはクリルやアカムシ、人工飼料や、エビや小さなスネール(貝)などの餌を好んで捕食します。
基本的には冷凍アカムシとクリルを与えれば問題ありませんが、赤虫だけでは歯が伸びすぎてしまうので、時々スネールなど、小さな貝類も与えると良いでしょう。


注意点
齧るのが好きらしく、エアチューブやヒーターのコードを齧って傷つける事があります。小型なのでコードは大丈夫でしょうが、念のために時々ダメージを確認するようにして下さい。
心配ならPCのコードを束ねる螺旋状の器具で覆ってガードすると安心です。

病気
白点病にかかりやすいので、水温変化と綺麗水質の維持するように注意して下さい。
汽水で飼育していると白点病の予防にもなるので、出来るだけ最初から汽水で飼育した方が良いでしょう。