ワヌケヤッコにはブルーキングエンゼルフィッシュとブルーリングエンゼルフィッシュと言う別名もあります。黄褐色の体にブルーのストライプ模様が入り尾鰭が真っ白、頭に輪のような丸い模様が入る特徴的な体色をしています。
ワヌケヤッコはやや気が強いので混泳には注意が必要ですが、少し注意すれば中・大型魚と混泳が楽しめますよ。
ワヌケヤッコの飼い方
分布:インド洋・西太平洋・東アフリカ・インドネシア・西アフリカ
全長:30cm
寿命:8〜10年以上
性格:やや気が強い
水槽:単独で90cm以上
水温:23〜25℃
水質:8.0〜8.5PH
ワヌケヤッコは浅場から水深30m程度のサンゴ礁や岩礁帯の岩がオーバーハングしたような場所や洞窟のような隠れられる場所を好んで生息しています。
自然下ではサンゴのポリプや藻類や海綿(スポンジ)、アミ類などの動物プランクトン、エビ、貝などを捕食しています。
ワヌケヤッコは気が強い性格なので混泳には注意が必要。大型の海水魚ですしライブロックで石組みを組む必要もあるので、混泳を考えるなら幅120×奥行き60cm以上の大きな水槽が必要になります。
ワヌケヤッコの幼魚
混泳
ワヌケヤッコは大型ヤッコなので気が強く、混泳させるなら出来るだけ大きさが近いヤッコやハギ類がおすすめ。
追われた魚が逃げ隠れできる場所を作るために大きなライブロックを水槽の中央に組み上げると良い。
ワヌケヤッコも相手が視界から消えれば大抵は執拗には追いかけません。
水槽・飼育設備
ワヌケヤッコの飼育に必要な水槽サイズは単独で90×45×45cm以上。混泳させるならライブロックを組むスペースも必要となるため120×45cm水槽が必要です。
水槽は砂を敷かないベアタンクの方が掃除もしやすく病気も発生し難いですね。
ソフトコーラル・ハードコーラルに関わらずサンゴを食べてしまうので、サンゴ水槽への導入はまず不可能です。
濾過能力の高いオーバーフロー濾過が適していますが、予算的に無理なら濾過能力の高い上部式フィルターをメインに外部式フィルターを組み合わせるのもおすすめです。
濾過の補助にプロテインスキマーが使えると水質維持が楽になりますよ。
水質
水質は一般的な海水魚と同様でよく、比重1.022〜1.025、水温23〜25℃を維持するようにする。硝酸塩が40ppmを超えないように1〜2週間に1回、半分程度の水換えを行う。
エサ
病気
成魚は丈夫なのですが、幼魚期は輸送のスレやストレスで白点病になることがあります。体表に白い点々が現れたら白点病の治療薬を使い早めに治療した方が良いでしょう。幼魚はデリケートです。