アフリカンフレームバックエンゼルの飼育方法|性格、混泳、寿命、餌、サンゴ水槽、飼い方 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
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アフリカンフレームバックエンゼルはオレンジと濃いブルーの体色が特徴的な
丈夫で海水魚飼育が初心者の人でも育てやすい魚ですが、気が強く性格がきついので、他の魚を攻撃したり追いかけまわすことがあります。小型魚やヤッコと混泳させるなら、ライブロックを組んで隠れ家を用意してあげるなど配慮が必要です。


フレームバックエンゼルの飼い方
分布: 
全長:10cm(最大)
寿命:7〜8年
性格:気が強い
水槽:
水温:24℃
PH:8.0〜8.5
混泳:注意すれば可能

アフリカンフレームバックエンゼルはクシピポプス属の小型ヤッコで、オレンジと濃いブルーの2色に別れた綺麗な外見から人気があります。販売価格が安いし、餌も選り好みせず食べ、丈夫で飼育しやすいので、ヤッコ飼育の入門種としても魅力的な魚でしょう。
大きさも最大で10cm以内なので、大きな水槽も必要なく、飼育設備に掛かる費用も3万円程度で済む点も、飼育しやすいポイントと言えるでしょう。

注意点として大きな個体ほど気が強い性格が顕著に現れるので、混泳に挑戦さたいなら小さな個体を選んで購入して下さい。

購入・販売価格
アフリカンフレームバックエンゼルは海水魚を取り扱っているペットショップ、熱帯魚ショップ、ネット通販で購入することができます。
近年輸送技術も進歩しているので、通販も安心でしょう。とは言え、けっして安い魚ではないので、ネット通販で購入するなら、必ず死着保証をしているショップで購入しましょう。

アフリカンフレームバックエンゼルの販売価格は4000〜7000円ほどで、大きな個体ほど価格が高くなります。ネット通販だと送料を含めても、実店舗より安く購入できることが多いです。


水質
アフリカンフレームバックエンゼルが好む水温は24℃で、+-1℃程度で飼育すれば良いでしょう。
水槽導入直後や水槽立ち上げ初期など、水温変化が大きいと白点病にかかりやすいので、身体に白い点々が現れないか良く確認して下さい。
硝酸塩は50ppmくらいまでなら問題なく耐えられます。


水槽
アフリカンフレームバックエンゼルの飼育には60cm水槽が用意する必要があります。単独飼育なら45cm水槽でも不可能ではありませんが、やはりスペースと水量に余裕のある60cm水槽がおすすめです。
他の魚と混泳させるなら、他の魚が隠れられるように、大き目のライブロックを組み上げ山を1〜2つ作りましょう。

濾過フィルター
濾過フィルターは濾過能力の高い、上部式フィルターや外部式フィルターを使用すれば良いでしょう。
費用は割高になりますが、サンゴ水槽としても立ち上げるなら、オーバーフロー濾過の設備を導入しても良いですね。
濾過の補助になるプロテインスキマーを設置するのもおすすめ。プロテインスキマーを設置すると、ゴミや分から発生するタンパク質を除去できるので、硝酸塩の蓄積を減らすことができます。エアレーション効果もありますね。


フレームバックエンゼルは人工飼料も良く食べるので、購入するさいにショップで与えている餌を聞いて、同じものを購入すれば食いつきも良く、水槽環境に慣れさえすれば、直ぐにエサを食べてくれるはずですよ。
人工飼料に餌付けされていなくても、比較餌付けは簡単ですが、サンゴが入っている水槽で断食させると、サンゴが食べられてしまうので注意して下さい。

人工飼料の種類は「ひかりプレミアム海藻」のような、海藻などの植物質を含んだ餌を与えてください。

混泳
アフリカンフレームバックエンゼルを混泳させるなら注意が必要です。気が強い性格のため、自分より小型の魚は追い回すことがあります。特に同種や体型が似ている魚とは激しく争います。
フレームバックエンゼルより大きなハギ(ニザダイ)や、ヤッコとなら混泳させることが可能です。小型魚と混泳させるなら、フレームバックエンゼルは一番最後に水槽に導入したほうが良いでしょう。

大きさの近いヤッコの仲間や、ハタタテダイやスズメダイ、ハゼの仲間は注意して下さい。
小型の魚とアフリカンフレームバックエンゼルを上手く混泳させるには、できるだけ隠れ家が出来るようにライブロックを組み上げる必要があります。相手が隠れれば深追いしないので、必ずライブロック で避難できるシェルターを作ってください。隠れ家になるなら人工ライブロックでも構いません。


サンゴとの飼育
クシピポプス属のアフリカンフレームバックエンゼルはサンゴとも飼育が可能です。基本的に餌付けされたフレームバックエンゼルはサンゴを突いたり、食害を与えないので、サンゴ水槽にもおすすめのエンゼルフィッシュです。
ただし、空腹になると突いて食べてしまうことがあるので、しっかり餌が行き渡るように注意して下さいね。


病気 
フレームバックエンゼルは丈夫な魚ですが、輸送や水質の変化で白点病を発症することがあります。体表にポツポツと白い点々が現れたら、白点病を疑いましょう。
幼魚期は白点病で死亡することもあるので、良く確認して購入したり、水槽をしっかり立ち上げてから導入する必要があります。