ZR-75Eなら90cmのオーバーフロー水槽まで対応でき、そのリーズナブルな価格から60〜90cmの水槽用クーラーで高いシェアを得ています。
ゼンスイのZRシリーズは海水魚・サンゴ水槽では定番のクーラーですね。
筆者も新規立ち上げ中の90cmのサンゴ水槽に使用しています。
注意点として、近年LEDの普及により使用率は下がりましたが、メタハラを使用する場合は冷却可能な対応水量が大幅に減ってしまうこと。
今回はインプレと注意点を踏まえてゼンスイのZR-75Eを紹介します。
ゼンスイ ZR-75Eの性能・特徴
ZR-75Eはチラー方式を採用した水槽用のクーラーです。作動音はパワーがあるので大きいですが、その分早く冷えるので少しの我慢で済むため気になりません。
音の強さ的にはドライヤーのフルパワーで髪を乾かしている時の音量に近いかな。
テレビの声が聞き取れなくなりますから、少なくとも静かとは言えないでしょう。
確実に言えるのはZR-75Eは寝室には置けません!。まぁ、水槽用のクーラー自体、寝室には置けるほど静かな製品は無いですし気にならないかな。
何故か背面からマイナスイオンを発生させる機能も付いています。クーラー作動時の騒音によるストレスを軽減させるためでしょうかね?
無いよりもあると嬉しい機能なのですが、説明書見ないと一生気付かない機能ですね。マイナスイオンでても体感できないし...
【ZR-75Eの対応水量】
ZR-75Eの対応水量は水温25度設定で300リットル以下となります。
非常に高い熱量を放射するメタハラを使用すると対応水量が100リットルまで低下していまうため注意が必要です。
延々とクーラーが動いて電気代も高くなり、単にうるさいだけだけになってしまいます。
ZR-75Eを使いならLED照明を導入するのが全てにおいて快適ですよ。1日の作動回数も減りますからね。
●標準使用時:300L以下(周囲35℃で25℃まで冷やす場合)
●メタハラ使用時:100L以下
【その他のスペック】
●対応ホース径 直径12/16mm、16/22mm 特長
●チラー方式
●クーラー動作中に本体後部よりマイナスイオンを発生します。
●電源AC100V:50/60Hz
●消費電流 2.2A
●消費電力 200~220W
●コンプレッサ出力 75W
●ファンサーモ出力 18W
●カロリー 240/280Kcal/h
●温度制御 IC電子式コントロール
●ヒーター 100V/300W以内(ヒーター以外、その他600W以内)
●冷媒 R―134a(HFC―134a)
●配管接続 75Eホース専用継ぎ手(小:12mm 大:16mm)
●重量 12.4kg
●循環水量:毎分15~30リットル(毎時900~1,800リットル)
●温度設定範囲:4℃~40℃
●室外温度範囲:35℃以内
●ヒューズ 10A ヒーターコントロール 有り
●サイズ(約) 幅27×奥行き32×高さ42cm
【循環ポンプ】
ZR-75Eの循環ポンプは毎分流量が15〜30リットルのポンプが適しています。
最大で毎時流量1800リットルのポンプが使えるわけですが、クーラーと接続すると内部の抵抗が大きいく、配管も伸びるためポンプのスペックより流量はかなり低下します。
流量が下がることを考慮して毎時30リットルで循環させたいなら、毎時35〜40リットルで循環できるポンプを選んだほうが個人的には良いと思います。
循環水量が多い方が早く冷えて、うるさい作動時間も減りますからね。
●推奨ポンプ
ZR-75Eの循環ポンプにおすすめのポンプは、エーハイム1250、コンパクトポンプ1000、リオプラス1100・1400
内径/外径が12/16か16/22のホースも忘れずに購入しましょう。ホースの長さは最低3mは必要ですね。
離れた場所に置くなら余分に購入して下さい。
【注意点】
水槽クーラー全てにおいて言えることなんですけど、絶対に外部式フィルターとは接続しないで下さい。
フィルターが詰まると流量が下がり水槽の水が冷えなくなってしまいます。
循環ポンプは異物の混入を避けるために、必ずストレーナーが付いているポンプを選択して下さい。