大磯港は都心からのアクセスも良く、駐車場のすぐ目の前にあるポイントもあるので、誰でも手軽に海釣りが楽しめる非常に人気のある釣り場です。
大磯港は、防波堤から簡単に魚を釣ることができる釣り場ですが、クロダイやヒラメなどの特定の魚を手堅く狙うなら選ぶべきポイントがいくつか存在します。
大磯港の「大磯港遊歩道、西防波堤」のみ、コマセを撒くことが禁止されています。また、本格的な投げ釣りも船の安全のため禁止です。
釣り場と言っても漁港内のスペースを使わせて貰うわけですから、マナーやルールを守って釣りをさせて貰いましょう。
大磯港で手軽に釣るならサビキ釣りが1番。4〜5月頃からイワシや小サバの回遊が始まります。
大磯港の情報
【大磯港の住所】
〒225-0003
神奈川県 中郡大磯町
大磯1398-6
周辺施設
すずき釣具店(下記に詳細有り)
駐車場
トイレ
自販機
釣れる魚
クロダイ・メジナ・メバル・メッキ
アジ・イワシ・サバ・カマス
シロギス・イシモチ・カレイ・ヒラメ・カサゴ・ハゼ
タコ・アオリイカ
大磯港県営駐車場の開場時間
4~9月 4:00~22:00
10~3月 5:00~22:00
利用料金
普通自動車 1時間 310円/1日上限額 1020円
大型自動車 1時間 620円/1日上限額 2060円
原付・自動二輪車 1時間160円/1日上限 520円
大磯港遊歩道・西防波堤の開放時間
1月 AM 8:30~PM4:00
2月・4月 AM8:30~PM5:00
5~8月 AM8:30~PM6:00
9月 AM8:30~PM5:00
10~12月 AM8:30~PM4:00
大磯港の釣り場
①船着場
・ちょい投げ ハゼ、シロギス
・ルアー メッキ、メバル
②東防波堤
出展シゲ親父の釣り
写真は東防波堤の先端付近。港内側の岸壁は高さがあるため、外海の大磯海岸側に向かって釣りをすることになります。
テトラ帯が近いため、クロダイが良く釣れるポイントでもあり、ウキ釣りでクロダイを狙うならこの場所が1番です。ヘチ釣りでクロダイを狙うのもお勧め。
この場所は、常連さんが朝早くから場所取りをしているため、奥のフェンス前(一級ポイント)を確保するのは難しい。空いていたらチャンスだ。
防波堤の中程にある、漁港内側の高い防波堤が途切れる場所は、クロダイ、カイズを手堅く狙えるポイントになっている。
サビキ釣りでは、アジやイワシ、小メジナが狙えます。
ルアー釣りなら、外洋側にキャストしてヒラメを、外内どちらでもシーバス(スズキ)が釣れます。 メバリングやアジングも可能ですよ。
外洋側では、たまにサバやワカシなどの青物が釣れることもあります。
ちょい投げをするなら外洋側に投げましょう。堤防の内側は、あまり釣れません。
・ウキ釣り クロダイ・メジナ
・サビキ釣り アジ・イワシ・小メジナ
・ルアー メッキ・メバル・シーバス・ヒラメ・アジ
堤防の外側が面している海は大磯海岸のため、サーファーも多く、仕掛けをキャストする際には十分に注意して下さい!。
③中央堤防
出展大磯港の釣り人
駐車場も近いため、サビキ釣りを楽しむファミリーが多いポイントです。混雑している日なら、1m間隔で釣竿が並ぶほど混雑しています。
サビキ釣りで狙うなら5mくらいの磯竿か万能竿がおすすめ。足元付近で釣るよりも、少し岸壁から離した方が釣果が伸びますよ。
・サビキ釣り アジ・イワシ・サバ・メバルなど
・ちょい投げ シロギス・カレイ・ハゼ・ベラ(キュウセン)・カサゴなど
・ウキ釣り クロダイ・メジナ
④フェンス前
名前の通りフェンスがあるため子供と一緒でも安心です。
サビキ釣りやウキ釣りでアジやイシダイの子供が釣れます。
⑤大磯港遊歩道・灯台堤防
荷捌き場の先にある、白い灯台が先端にある堤防は「大磯遊歩道」と呼ばれており、港内側のみ釣りが可能です。荷捌き場で作業中の場合は釣りができません。通常は17:00頃まで釣り人に開放されています。
【利用可能時間】
2月から4月・9月 午前8時30分から午後5時まで
5月から8月 午前8時30分から午後6時まで
10月から1月 午前8時30分から午後4時まで
大磯遊歩道入り口
「大磯遊歩道・荷捌き場・西防波堤」のみ、コマセを撒いての釣りが禁止されています。
更に「投げ釣り」と「ルアー釣り」も禁止となっています。(ちょい投げは可。軽く降り出す程度に投げよう)
上記のルールがあるので、大磯遊歩道と西防波堤では、ウキ釣り、ちょい投げ、探り釣り/ミャク釣り、泳がせ釣りがメインになります。
テトラの側に、サバの身餌を付けた胴突き仕掛けを投げると、カサゴが釣れますよ。
ウキを使用した、テンヤ釣りや泳がせ釣りで、アオリイカも狙えるポイントです。
・ちょい投げ釣り
シロギス・イシモチ・ハゼ・メゴチ・カレイ
・探り釣り/ミャク釣り
カサゴ・イシモチ・ハゼ・メバル
・ウキ釣り(ダンゴ釣り)
クロダイ、メジナ
⑥マンション下
砂浜から本格的な投げ釣りが楽しめポイントで、シロギスやイシモチ、カレイが狙えます。
可能性はかなり低いものの、ヒラメやマゴチが釣れる事もあります。
・投げ釣り
シロギス、イシモチ、カレイ、ハゼ、メゴチ
すずき釣具店
出展 すずき釣具店 http://www.oiso-fishing.com/?page_id=8
TEL(0463)61-1302
〒255-0003
〒255-0003
神奈川県中郡大磯町大磯1373
県営大駐車場有り
平日の営業 A.M. 6:30 ~ P.M. 8:00
土日休の営業 A.M. 5:00 ~ P.M. 8:00
TEL(0463)61-1302
土日休の営業 A.M. 5:00 ~ P.M. 8:00
TEL(0463)61-1302
大磯港から徒歩1分の直近にある釣具店です。急に餌や仕掛けが必要になっても安心ですね!。
専用のHPが出来ました
《大磯港でおすすめの釣り方2種類》
サビキ釣りは堤防釣りでは定番の釣り方。エサ付けが必要なことから女性や子供にもおすすめ。堤防釣り、ファミリーフィッシングで最も人気のある釣り方です。
〈サビキ釣りで釣れる魚〉
アジ、イワシ、サバ、サッパ、コノシロ、カマス、ウミタナゴ、メバルメジナ、シマダイ、カワハギ
《サビキ釣りに必要な道具》
・タックル
磯竿/コンパクトロッド/ルアーロッド:2.5〜5.3m
小型スピニングリール
ナイロンライン:2〜4号
・仕掛け
サビキ仕掛け、コマセカゴ、ナス型オモリ3〜5号
・その他の道具
水汲みバケツ、ハサミプライヤー、魚掴み、タオルタモ網アミコマセ(撒き餌)
・釣竿/ロッド
経験談として、サビキ釣りに使用する釣竿は絶対に長い方が釣れます。
イワシやサバのような回遊している魚は護岸から少し離れた場所を泳いでいることが多いので、最低でも足下から2mくらい離れた場所が狙える全長2.5m以上の釣竿を使おう。
3m以上の万能竿やコンパクトロッド、磯竿なら4.5〜5.3mの長さおすすめ。2m未満のショートロッドと3m以上の長い竿では、状況によって釣果に雲泥の差がでる事も多い。
・リール
2〜4号のナイロンラインを100m以上巻いた小型のスピニングリールを使用する。
サビキ釣りのリールはリーズナブルな物で良いので、釣具店でぶら下がっている物や、ワゴンに入っている通称「ワゴンリール」で構いません。
・道糸
堤防の足下狙いなら2〜3号の道糸のナイロンラインで大丈夫です。
・サビキ仕掛け
仕掛けサビキ釣りはサビキ仕掛けの選択で釣果が決まると言って良い。堤防の足下狙いなら鈎のサイズが1〜2号、ハリスが0.8〜1.5号の小さな鈎が付いた仕掛けがおすすめです。
少し高価な「リアルアミ」などの名前が付いたアミエビにソックリな鈎が付いたサビキ仕掛けは凄く釣れますよ!。良いサビキ仕掛けはコマセを撒かなくても魚が通るとガンガン食いつきます!。
・オモリの号数
足下狙いでは3〜6号くらいのナス型オモリを使用します。オモリはサビキ仕掛けの一番下にあるスナップに取り付けます。
・アミコマセ
アミコマセに「冷凍ブロック」と、解凍不要ですぐに使える「常温保存タイプ」の2種類が存在します。
冷凍ブロックのアミコマセは量の割に安いので、1日釣りをするような人や、複数人で釣りを楽しむ人は冷凍ブロックを購入するのがおすすめ。
使用するアミコマセの量は撒き具合にもよりますが、半日で1人2kgくらいあれば大丈夫です。
常温保存ができるアミコマセもあり、買ってすぐに使えるし、数日前に買って置いておけるのが魅力。手を汚すことなく扱えるように、工夫が施されたパッケージに入っている物が多く、手や釣り場も汚さない扱い易さも魅力です。
冷凍ブロックで持つか不安な場合の予備として買っておくのも良いですね。
高温を避ければ常温で腐らず年単位で保存ができるので、もし使わなかったとしても当分は大丈夫です。常温保存できる代わりに少し割高になります。
竿受け/ロッドホルダー
釣竿を地面に直に置くと竿やラインに傷がついて破損しやすくなるので、竿受けやレジャーシートの上に置くようにしましょう。専用の竿受けを使用すると便利ですよ。
《サビキ釣りの準備》
・タックルを準備しよう。
釣り場に付いたら釣竿のガイドに道糸を通し、道糸にサビキ仕掛けをセットして竿を伸ばします。ガイドは必ず真っ直ぐになるようにセッティングしましょう。
・アミコマセの準備
解凍するアミコマセには基本的に3通りの使い方があります。
①ザルで水を切る
アミコマセからはドリップが出るのでザルにブロックを入れて解凍します。基本的にこのまま使用しても大丈夫です。
②バケツの海水に入れて解凍
小型のバケツに海水を半分くらい入れて、冷凍ブロックを投入します。素早く解凍出来るので急いでいる場合におすすめです。解凍したいコマセはザルで水を切って使用します。
下カゴ式の仕掛けならカゴをバケツの底に落として上下に動かせば、カゴにコマセが入るので、コマセを詰める手間を省くことができますよ。コマセが減ってカゴに入り辛くなってきたら、ザルで濾してスプーンで入れて下さい。
③配合餌と混ぜる
アジパワーなどの粉状の配合餌と混ぜると集魚力がUP、カサ増しにもなり、さらにドリップも吸収してくれるので一石三鳥‼︎使い捨てのビニール手袋をして混ぜるのが一番しっかりと混ぜられます。バケツの角に粉が溜まりやすいのでシッカリ混ぜ込みましょう。混ぜ具合は配合餌のパッケージに書いてある説明を参考にして下さい。
《サビキ釣りの釣り方》
コマセをカゴに詰めたら垂直に仕掛けを投入するのですが、この時糸が巻かれているリールのスプールには人差し指を添えておき、狙いたいタナまで落としたら人差し指でラインの放出を止めベールを戻します。
次に竿先を水平よりやや下げて、竿先を2〜3回上下60cmくらい動かしてコマセを撒きます。あとは動かさずに竿を水平に構えてアタリが出るのを待ちます。
直ぐ近くに魚がいれば10秒も待たずに何らかの反応があるはずです。
魚が釣ることハッキリと竿にブルブル振動が伝わるので、ゆっくり巻き上げましょう。アタリが出てから少し待って追食いさせ、多点掛けを狙うと効率よく数釣りができます。
ただしオモリの重さに対して魚がのパワーが強いと、仕掛けを引っ張り上げてしまい、グシャグシャに絡んでしまうので注意が必要です。仕掛けが絡まるならオモリを重くするか、早めに回収しましょう。
ゆっくり巻き上げながら追い食いを誘うのも一つのテクニックです。
安全に堤防からサビキ釣りを楽しんで下さいね!
②ちょい投げ釣り
餌にイソメ(ゴカイ)を使用するので女性の方は苦手かもしれません。近年、パワーイソメなど人工餌も販売されているので、イソメが苦手な人でもちょい投げ釣りを楽しめますよ!
《必要な道具》
釣竿/ロッド
1.8〜2.7mくらいのコンパクトロッド、万能竿、ルアーロッドなど、オモリが投げられるロッドなら大抵の釣竿が使用出来る。
リール
ナイロンラインの2〜3号か、PEラインの1〜2号を100〜150mほど巻いた小型スピニングリールを使用。ラインが太いと受ける水の抵抗が増え、仕掛けが潮流で流されやすくなってしまいます。
仕掛け/天秤
投げ釣りには仕掛けの絡みを防止する「天秤」を使用します。天秤は主に「L型天秤」と「ジェット天秤」が使用されます。
L型天秤は最も一般的に使用される天秤で、多少潮流が早くても仕掛けが流されにくいのが特徴。
ジェット天秤は仕掛けの回収時に浮き上がりやすく、足元付近に根が有る場所では根掛かりを回避することができますが、その反面潮流が早いとコロコロと転がるため仕掛けが流されやすい。
投げ釣りの仕掛け
投げ釣りは対象となるキスやハゼなどの魚が吸い込みやすい流線鈎で、2〜3本鈎の仕掛けが主流。仕掛けには鈎のサイズが記載されているので、小さい仕掛けと大きい仕掛けを用意しておけば、ハゼからイシモチ、ヒラメなどに対応することが出来ます。
餌
投げ釣りで使用率がされる餌だとイソメ(虫エサ)がお馴染みですが、イソメにも幾つかの種類がありますし、イソメ以外にも色々あるのでご紹介します。
餌ごとに動き、匂い、大きさと特長が違うので、うまく使い分ける事が釣果を伸ばすコツですね。
・アオイソメ
最もポピュラーなイソメ(虫エサ)で価格も比較的安価。あらゆり魚を釣る事ができる。アオイソメは生物発光すると言われており、夜釣りの餌としても向いている。
・イワイソメ
投げ釣りからウキ釣りまで幅広く使える大物狙いに使われるエサ。匂いが強く魚を引き寄せる。アオイソメとは味が違うらしく、使い分けで釣果に違いが現れる。アオイソメとイワイソメを交互に鈎に付けて使う使い方もある。良く釣れるエサを探す場合に有効。
・ジャリメ(イシゴカイ)
細身の虫エサで、シロギスの数釣りに適していると言われる虫エサ。特にピンギスと呼ばれる小型のシロギスに有効な餌だ。
・コガネムシ
コガネムシとイワイソメはカレイ釣りで定番の虫エサ。身が柔らかく遠投には向かない。
・人工餌
虫エサが苦手な人には魚が好きな匂いを出す素材で人工的に作られた餌がおすすめ。
石粉
イソメに塗すと滑り難くなり掴みやすくなるアイテム。
竿立て/三脚
ちょい投げで置き竿にするなら竿立てが必須。釣竿は斜め45°くらいに設置しないと魚のアタリが分かりません。必ず三脚や竿受けに設置しましょう。
〈釣り方〉
餌はハゼ、キス、イシモチが狙いであればイソメを鈎に刺して、垂らしが1〜2cmくらいになるようにカットする。カレイが狙いならイソメを3匹くらい切らずに総掛けにする。
仕掛けを投げ入れ着底したら、糸フケ(タルミ)を巻き取り、道糸が出来るだけ真っ直ぐ張るようにします。タルミがあると魚が魚がヒットしたり餌を突っついても、なかなか竿にアタリが出ません。
・沢山釣るなら手持ちが1番!
ハゼやキス、イシモチを沢山釣りたいなら、置き竿にせず手持ちで釣るのが1番。
仕掛けを動かすことが重要で、投げ入れたらだけでは、その場所に魚が居なければお終いです。
なので竿やリールを使い、ゆっくりと仕掛けを移動させて魚の居場所を探します。竿で仕掛けを引っ張り動かす場合は、竿を手に持ち海側へ45°に傾け、3〜5秒かけてゆっくりと90°まで起こします。
後は糸フケだけ回収しながら45°まで戻し繰り返すだけです。リールで仕掛けを動かす場合は、ハンドルを3〜4秒で1回転くらいのペースで回して下さい。
・沢山釣るためのポイント
魚は真っ平らな海底の場所には少なく、岩やヨブ、駆け上がりと言った、海底に地形の変化がある場所に集まる習性があります。
釣れるポイントは仕掛けを引いてくると、仕掛けが急に重くなる場所があるはずなので、その場所には魚がいる可能性が高いです。
仕掛けが重くなったら、少し動かさずに待ってみたり、魚の回遊に期待して置き竿にしてみるのも良いでしょう。
ちょい投げでは闇雲に投げ入れて運任せにせず、魚を探して釣る事が釣果を上げるためには重要ですよ!。
《釣った魚は早めにクーラーに入れよう!》
釣った魚は水汲みバケツに入れることが多いと思いますが、ある程度バケツに溜ってきたら、死んでしまう前に氷と海水を入れたクーラーボックスに入れましょう。
特にサバやカツオは常温だと、死亡した直後から人体に有害なヒスタミンを生成し始めます。サバに限らず、釣った魚は早めに冷やすことで安全に食べることができますよ!。