【釣れたらキケン!】毒魚・凶暴 海釣りで注意すべき生物10種 対処法 処理法 破堤釣り 磯釣り | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
その他、釣り情報と生き物ペット関係の記事を書いています。


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海釣りを楽しんでいると釣り人の意思に関係なく、危険な毒魚や生き物が釣れてしまう事があります。
釣れたら注意が必要な生き物と、釣れた際の対処法をご紹介します。


アイゴ 
遭遇率 ★★★★☆
危険度★★★★★
注意するポイント 毒を持った鋭いヒレ

アイゴは防波堤から磯までありとあらゆる場所に生息しており、エサからサビキ釣りでも釣れるため、釣り場で出会う確率はかなり高い。
特に岩礁帯付近の釣り場には、必ずと言って良いほどアイゴが生息している。

ほぼ全身の鋭いヒレに毒を持ち、注意していても鈎を外す際に暴れ、うっかり刺されてしまう事故が多い。
鋭いヒレは靴底も貫通するため、靴で踏んで抑えたりしないこと。

釣れたアイゴを陸に放置する事は絶対に止めて下さいね。


釣ってしまったら
必ず大きめの魚バサミを使うか、鈎を飲み込んでいるようなら、魚に近い箇所でハリスを切ってリリースしよう。

持ち帰る場合
アイゴはの味は癖が強く好みが分かれ、磯臭い、アンモニア臭がすると言う人も。
危険を犯して食べる魚ではないが、食べるなら首の後ろにナイフを入れ締めてから、各ヒレを切り落としてクーラーに入れよう。



ハオコゼ
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遭遇率 ★★★☆☆
危険度 ★★★★☆
注意するポイント 毒を持った背ビレ

主に岩礁帯に生息している根魚。
防波堤でも周辺に岩礁帯やテトラ帯があったり、敷石が海底に入っていると釣れる可能性がある。
鋭い背ビレと胸ビレに毒を持つ。

釣ってしまったら
サイズは比較的小さいので掴みでしっかりと掴んで針を外しリリースしよう。



ゴンズイ
遭遇率 ★★★☆☆
危険度 ★★☆☆☆
注意するポイント 毒を持つ鋭い胸ビレ
 
海に生息するナマズの仲間。
幼魚期にはゴンズイ球と呼ばれる球状の集団を形成している。
ゴンズイは夜行性の魚だが、幼魚は日中でも堤防の際を集団で泳いでいる。

うっかりゴンズイ球にサビキを入れてしまうと大量に釣れてしまう。ゴンズイ球を見かけたら通り過ぎるまで待つのが得策。
遠くへ離れるまではコマセを撒くのも止めよう。餌の匂いに釣られて戻ってきてしまう。


釣ってしまったら
夜釣りでは大きなゴンズイが頻繁に釣れる。暗い中での作業になるので、ヘッドライトを使用し手元を明るく照らすなど十分に注意しましょう。

持ち帰る場合
ゴンズイは地域によっては普通に食されている魚。持ち帰るなら胸ビレを切り落としてからクーラーに入れること。


アカエイ
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遭遇率 ★★☆☆☆
危険度 ★★★★☆
注意するポイント 毒を持つ尾ビレのトゲ

アカエイはウッカリ仕掛けに引っかかるケースが多い。釣れた魚が付いたまま仕掛けを放置していると食いつく。

尾ビレの付け根付近に1〜2本の頑丈な針を持っており、身の危険を感じると尾ビレを振り回して攻撃してくる。
槍のように返しの付いた針は長靴やブーツ程度は容易に貫く。
刺されると幹部が麻痺、壊死を引き起こし完治しても後遺症が残る場合も。
水中で刺され溺死する事故が多発している。


釣ってしまったら
仕掛けに掛かってしまったらハリスを切って逃してしまうが安全。
陸に釣り上げたら真後ろから近づき、尾の先を踏んで抑えてから、付け根の鈎をペンチで上方向に折ってからリリースしましょう。

針を折るのはリリースする際に刺される危険が高いためです。
エイの針は数ヶ月で完全に再生します。


持ち帰る場合
エイはあまり旨味はないものの、新鮮なうちは食べることが出来る。
リリースする場合同様、尾の針を折り目と目の間にナイフを入れ締めてから解体する。
胴の両サイド(エイヒレ)を切り落とし、しっかりと氷で冷やして持ち帰る。
エイやサメの仲間は時間が経つほどアンモニア臭が出るため、できる限り釣った当日中に料理した方が良い。
薄く切って刺身や焼肉のタレで炒めて食べる。



ウツボ
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遭遇率 ★★☆☆☆
危険度 ★★★★★
注意するポイント 噛み付き攻撃が危険

ウツボが危険な理由として牙の並んだ顎の存在もあるが、釣り人を意識して攻撃をしてくる点が最も厄介。
ウツボは正に蛇のように、頭を持ち上げ飛び上がって噛みつこうとしてくる。

鈎を外そうとしても身体を捻り絡ませるため、なかなか頭が見つけられない事もある。
頭を探していると急に噛みつこうとしてきたりと、非常に危険度が高い魚。

噛まれるだけでも大量に出血し危険なのだが、ウツボは口に見える歯の他に、喉の奥から伸びる顎を持っている。
口で噛みつき、喉の奥から伸びる顎で肉を引き千切るのだ。
大きなウツボなら人間の指くらいは簡単に食い千切ってしまう。


釣ってしまったら
ウツボには触らず、ハリスを切ってドボンと直接海へリリースしましょう。


持ち帰る場合
ウツボは調理に手間がかかる魚であるが、味は不味くはない。
締めるには危険が伴うので、ハリスを掴み持ち上げてクーラーボックスに入れてしまおう。
氷締めにてから念のため首の後ろをナイフで切る。



フグ類/クサフグ/キタマクラなど
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遭遇率 ★★★★★
危険度 ★★☆☆☆
注意するポイント 毒・歯

フグは代表に毒を持った物も多く、触ると手に毒を含んだ粘液が付着する。その出で食べ物を掴んでしまうと毒が口に入る事になる。
その程度で死亡することはないが、手や口に切り傷があると、患部の痺れや体調不良を起こす可能性も。


釣ってしまったら
さらにフグは貝を砕ける程の頑丈な顎と鋭い歯を持っている。
小さいフグでも噛まれると血が出るほど。
必ずプライヤーか鈎外しで釣鈎を外すようにしましょう。
フグは必ずリーリスしよう。



ウミケムシ
遭遇率 ★★☆☆☆
危険度 ★★★★☆
注意するポイント まるで毛のような全身の針

ウミケムシは主に投げ釣りで釣れる。
ウミケムシが釣れたら、とにかく手で触らない事。これを守れば危険はほとんど無い。



ヒョウモンダコ
遭遇率 ★☆☆☆☆
危険度 ★★★☆☆
注意するポイント 毒線をもつ牙

危険生物界のニューフェイス。
南洋の岩礁帯に生息しているが、温暖化の影響で関東の小田原や江ノ島でも見かけるようになってきた。
口に毒線を持つ牙があら、噛まれると大変危険です。


釣ってしまったら
エギならプライヤーで餌木の針を掴んで海に振り落としましょう。
仕掛けの針に掛かっているならハリスを切ってリーリスしよう。



クラゲ  
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遭遇率 ★★★★☆
危険度 ★★★★☆
注意するポイント 絡みつく触手

クラゲ自体はゼラチン質のため釣る事はできない。危険なのは長い触手で、釣りの仕掛けに絡み付いて来ることが時々ある。
数が多い時期には頻繁に絡んでくるので、釣り人にとってはかなり迷惑な存在である。

仕掛けに白滝みたいな紐のような物体が絡み付いていたら素手で触らないように。

アカクラゲやカツオノエボシは触手が長いため仕掛けで引っ掛けやすい。
なかでもカツオノエボシは呼吸困難を引き起こす強力な毒を持っている。


釣ってしまったら
クラゲの触手が絡み付いてきたら、プライヤーで摘んで剥がすか仕掛けごと廃棄しましょう。

万が一刺されたら患部を擦らずに海水で洗い流して下さい。
患部に触手が貼り付いているなら摘んで剥がしましょう。ピンセットがなければプライヤーか割り箸で構いません。
擦ったり真水を掛けてしまうと、触手の刺胞が刺激され自体が悪化してしまいますよ。


ウニ/ガンガゼ
遭遇率 ★☆☆☆☆
危険度 ★★☆☆☆
注意するポイント 全体を覆う棘

ウニは磯などの日本全域の岩礁帯に生息。
仕掛けに引っかかってくる他に、潮溜まりでも見かける為、手や道具を洗う際に刺されないように注意すること。
特にガンガゼの長い棘は脆く折れやすい。
出来るだけピンセットなどで取り除き、患部に棘が残ったら急いで病院に行きましょう。


釣ってしまったら
棘より長いプライヤーがあれば本体に刺さっている針も外せる。
ハサミで棘をカットしてから外すことも出来るが、短いハサミだとうっかり刺されてしまうこともあるので、針を外すのは無理せず諦めた方が賢明。




対策グッズ
対策グッズと言っても魚釣りでは必需品の物ですね。

魚掴み/フィッシュグリップ

しっかりと魚を掴める魚掴みは釣りの必須アイテム。
魚が暴れて滑ると危ないので、魚との距離を取れる大きくて強く掴める作りの製品を選択したい。


プライヤー/針外し

毒魚以前に魚から素手で鈎をすのは危険。
必ず針外しかプライヤーを使いましょう。
棘を持つ生き物を扱う場合は、鈎を外す際に刺され易いので、ラジオペンチのように細長い製品がおすすめ。


救急セット
海釣りはアウトドア。普段から怪我をする可能性がある以上、ピンセットや絆創膏は用意しておくと良いですね。



危険な生き物が釣れたら守ること
素手で絶対に触らない
陸に放置しない
刺されたら直ぐに病院で診てもらうこと


危険な生き物に注意して海釣りを楽しんで下さいね。
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