FGノットはPEラインとリーダーの結束に多く使われているルアーフィッシングで定番のノット・結び方です。FGノットは摩擦係ノットと呼ばれる結束方法で、ラインを複数回編み込むことで強い摩擦力を生み出してライン同士を結束します。
FGノットは97%程度と非常に高い結束強度が得られるので、細糸を使うメバリングアジングなどのライトゲームから、ヒラマサ・GTのようなオフショアビッグゲームまでさまざまなルアーフィッシングで使用されています。
ルアー釣りをするならFGノットは必ず覚えておきたいノットですね。
FGノットのメリット
・結束強度が高い
FGノットなら、余程太さの異なるライン同士でなければ、確実に9割以上の結束強度が得られます。
・結び目がスリム
リーダー側は編み込まず真っ直ぐなままのため、結束部分を細く出来き、ガイドに巻き込んでも引っかかり難くなります。
リーダーとの結束部分をガイドに巻き込む場合にはFGノットは最適な結束方法ですね。
FGノットのデメリット
・結束に多少手間が掛かる
複数回編み込む関係上、電車結びに比べれば時間がかかるのは仕方ありません。
それでも、慣れてしまえば2分と掛からずに結ぶ事が出来ますよ。
あと、ラインを強く引っ張り締め込む作業が必要なためノットアシストや軍手が無いと辛いですね。
FGノットの結び方
PEラインをリーダーにU字型に潜らせます。
今回はPEラインが下ですが、上下どちらから始めても構いません。
下から始めたので、リーダーに対してPEラインを上でクロスさせます。
ユルユルにならない程度に軽く締めながら、上下を繰り返しながらクロスさせて編み込みます。
指定の回数編み込んだら、バラけないように端糸(リールに繋がる道糸ではない方)で道糸とリーダーをハーフヒッチで1回仮止めします。
ハーフヒッチ部分は強く締め込んでも大丈夫です。
ここまでで出来たらもう少し。
編み込み部分を水かツバで湿らせてから、ハーフヒッチで止めた場所と編み込みんだPEラインを親指の腹で押さえ、道糸のPEラインをゆっくり力を入れて引っ張り締込んでいきましょう。
編み込んだ部分が締め込まれて固く詰まって来たら、最後にキツク締め込んでいきます。
ノットを締め込む際にPEラインを引っ張る時は、指を切らないようにラバーコート手袋や専用のノットアシストを使用しましょう。
完全に締め込まれると結びめ全体が締まりプラスチックの様にカチカチになっているはずです。
この時点で道糸とリーダーを持って、道糸が切れない程度に強く引っ張って強度を確認して下さい。
PEラインを強く引っ張って指を怪我しないように、ラバーコートの軍手や締めリング、ノットアシストなどを利用して下さいね。
仕上げ
最後は端糸を使い、道糸とリーダーをハーフヒッチで2〜3回編み込み、同じく端糸で道糸だけにハーフヒッチで3〜4回編み込んみます。
筆者は道糸とリーダーしかハーフヒッチしませんが特にそれでも15kg程度のキハダマグロまでなら問題ありません。
ハーフヒッチは1回毎に強く締込みながら行ってください。
筆者は支障がないため道糸のみへのハーフヒッチはしていません。最後に余分な端糸とリーダーを3〜5mm程度残してカットすればFGノットの完成です。
しっかり結束されていればFGノットはズレないので、リーダーにコブを作る意味はあまり無いと思います。
PEの端糸を炙るのは解れ防止になりますね。
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動画で見ると指の動きがわかりやすいですね。
FGノットをマスターすればラインの強度を最大限に活かせますよ。
難しい人はノットアシストを使うもお勧め。