その友人の趣味とは、金継ぎ、漆継ぎ、と呼ばれるもの。

写真で見るとこんな感じです(友人のSNSから拝借)。

友人曰く

”漆で継ぎ、割れ目に蔦をあしらって銀で蒔いた。銀は経年変化し、燻し銀になるのも楽しい。”

 

このことを初めて知った時は「高尚な趣味だなぁ」くらいにしか思わなかったオサーン。

とある言葉に、出会いました。

 

「日本には『金継ぎ』という伝統がある。

 割れた器を、金で継ぎ直し、

 割れる前よりも、美しいものにするのだ。

 あなたの割れた心も、継ぎ直して、以前より美しくできるのだ」

 

言ったのはなんとデンゼル・ワシントンなんですよ!

 

友人の趣味と、この言葉に出会って、感じるものがありました。

うまくいかない事ばかりが、父の死から毎年続き、仕事も私生活もあまり幸せを感じてきませんでした。

コロナ前からの数年間は仕事でも、その他でも、「人生ラスト?」というくらいのハピネス感に満たされましたが、続きませんでした。

 

特に、仕事周りでは、本当にうまくいかなくて、よく人生を振り返って「何をしているんだろう?」と下を向いてしまうことばかりです。去年の今頃、高校の同窓会へ行って、みんな例外なく偉くなっていて、それはそれは地位の高い人たちばかりでした(男子校だったので、多少のつまらなさ、もありますね(笑))。

 

そんな中でオサーンは下を向いていたかと言えば、そうでもなく(笑)。出身大学(成城大学)の自慢をしたり(同じテーブルには東大、一ツ橋大、早稲田、慶応ばかりだったのに(笑))、息子が来週結婚式を挙げるんだと言って自慢したり、、、「サルサ踊れるんだぜ!」とわけのわからない自慢まで(笑)。で、社会的地位の高い同級生から「お前、高校時代と変わらないな。幸せそうだな!」と言われる始末。

 

まぁ、これから先のオサーンの人生、「金継ぎ」していきたいと思います!割れてしまった、かけらを集めて、丁寧に継いでいって、元の器よりも味のある人生にしていきたいと思います!

 

そのためにも!見かけたら、ぜひ、踊ってくださいな!話しかけてくださいな!よろしくお願いします!