different picture - 余計なヘイトクライムは不要


時々気になる、ネット上での非常に悪意ある書き込み。それには人種差別的表現も目立つ。

私たち(日本、韓国、中国)は本当にそんなに仲が悪いのか?私はあんまりそうは思えないんだよね。


日本でメディアなどから受ける印象ほど反日色ってないと思う。3車線道路で信号待ちしてても、前3台全部日本車なんてことはたくさんあるし、安い給料を言う時に引き合いに出されるタクシーの運転手さんも、台湾でのったタクシーの運ちゃんと同じくらいの親日ぶりの人に結構な頻度で出会う。ポリティカルな言い方をしちゃえば、日本のソフトパワーが細部まで行き届いている証拠でもある。

よくもあの時はやってくれたなー的な発言を私に向かってするひともない。まあ、非常にリベラルな会社で私は働かせてもらっていて、その会社の同僚とほとんどを過ごしているわけだから、当たり前っていったら当たり前だけどね。

でも多分多くの大卒の人たちは、そりゃあいろいろ過去にあったかもしれないけど、今でもいろいろ政治的にはチャレンジがあるかもしれないけど、中国の一市民と日本の一市民にはあんまり関係ないことって思っているヒトが多いと思う。反日政策に協力して日本製品は買わないなんていう律儀な人はいないと思う。よいと思った製品を選びたいし、おいしいものを食べたいと思っているはず。

ヘイトクライムを扇動するようなネットの得たいのしれない記事や書き込みにはきちんと吟味する目をもちたし。
庶民同士がいがみあってもしょうがない。

私が言いたいのは、自分たちが嫌われているんだ、憎まれているんだ、あることないこと全部自分たちが悪者だとされていると思い込まされて、逆にこちらの方で言ってはいけない発言をしてしまったり、ひとの気持ちを傷付けてしまったり、犯罪に至ってしまったりしないようにしてもらいたいって思う。


それとは別にどこの国でも偏った考え方に固執するひとってのはいる。そういうひとが正しいことをいっているのかどうか判断できる頭が必要だ。感情論で相手側を批判ばかりするのであれば、そのエネルギーを転用して、リーダシップを取れるようなひとや国になればいい。

多分日本人の中には、断然日本がアジアの中では秀でているのにとフラストレーションを感じているひともいるかもしれない。でも、ここは国際政治。センター試験ではないのだ。総合点がいちばん高かった日本さんにそれでは皆のリーダーになってもらいましょうという風にはならない。
リーダーシップをとれるだけの技量がないとだめだ。他の国なら、経済力でもって軍事力も高めて圧力をかけることもできるだろう。だけど、日本は今までそうなりたくないと思って来たし、最近の戦争、第2次世界大戦で負けた側(悪者)になったためそれはできない。

相手がどんだけ自分たちよりも「下」かっていうのを懇々といっていても仕方がない。全部が自分よりも下な相手なんていない。本当に相手をしただと思うのならリードしてあげればいい。それが上に立つということだ。

負の感情に押されて行動をするのは無駄が多い。

それから、何をもって上だとか下だとか思って優越感を感じたり、劣等感を感じてるのかっていうのも着目したい。
ソフトなところ、つまりファッションセンスとか、髪型とか、もっているものとか、テーブルマナーとか、お行裏とか、そういうところで日本人は優越を感じることが多いと思う。確かにとても洗練されているし、シャレものは多いし、そういうソフト面をとても大切にする国民だ。庶民の文化度も高いのかもしれない。けど、我々は利口か?我々は機能的か?我々は冷静に変化に対応してきているか?我々はちゃんと勝負しているか?そういうところをもう一回考え直したい。


おしゃれ番長のキリギリスちゃんが、東大一直線の黒斑眼鏡のあり君を笑っている。ださくておもしろみがなくて、こなれてなくて、いけてないから。でもより大事な仕事をできるのはどちらだ?
我々は表参道のオープンエアのカフェで人間ウォッチングをしてださいひとを笑っているのではない。厳しい競争国際社会にある。