hóngbāo - 紅包
まずは現金についての受け止め方。
現金を人にあげるってこと、西洋じゃごく稀なこと。するとしたらチャリティーとかドネーションとかそんなくらいじゃない?
冠婚葬祭でもあんまり現金を渡すって言う習慣ないよねぇ?
とにもかくにも西洋圏じゃ(ってすべての西洋圏を知り尽くしているわけじゃないけど)、現金はとっても生々しいものなのであ~る。
注)チップという習慣があるけれど、これはサービス業(誰かに奉仕して金銭をもらう)という人達への心付けだ。
それに比べると、日本とかだと、法事でお願いしたお坊さんに現金を渡したりと、なんとも生々しいことか。
渡す方も、ちゃ~んと考慮しての現金だったりする場合も多いんだと思う。邪魔にならず、間違った物を贈ってしまうようなことがないように、本当に気に入ったものをこの現金で手に入れて欲しいといった思いやりの気持ち。
私は現金のやりとりでの人付き合いにとても違和感を覚える。
訃報が回って来て、現金を渡して、お返しをもらう。
おめでたいことがあって、現金を渡して、お返しをもらう。
そういうわけで、あんまり現金をからめた人付き合いっていうのはほとんどしなくなって久しいし、お年玉も誰にも上げてないし、お年玉をもらうトシでもなくなった。
そんな私が、紅包をもらった。

深圳では、独身のひとに、既婚者が紅包をあげるという習慣があるんだそうだ。
紅包にまつわる習慣は地域によって違うんだそう。中にはシングル君やシングルちゃんたちから既婚者に電話がかかってきたりして、「まだ紅包もらっとらんぜ」と直球催促が飛んでくる。他の地方から来た人達の中には、この習慣に完全には納得がいっていないながらに、首を傾げつつ紅包を用意している人達もいたりして、おもしろい。
私の同僚は、数えきれないくらいの紅包を用意してきて、シングルさんたちに渡して、駐車場の料金所で働いている子たちや、ちょっとしたサービス業に従事している人達にもひとりひとり紅包を配っていた。
もらう方も、全部でいくらもらったかよりも、全部でいくつもらったかの方が大事なんだって。
「シングルガールでしょ、ちょいちょい」
と呼ばれて、くじ引きのように山になってるたくさんの紅包からひとつ選ばせてもらった。
黒魔術のお告げでも中に入っているのかと思ってあけてみたら、お金が入ってたのでびっくりした。
そして、もっと驚いたことに、ピン札の入った紅包のおかげで、なぜかとっても気分があがってしまったのだ(笑)
ゲンキンなもんだね、まったく。
まずは現金についての受け止め方。
現金を人にあげるってこと、西洋じゃごく稀なこと。するとしたらチャリティーとかドネーションとかそんなくらいじゃない?
冠婚葬祭でもあんまり現金を渡すって言う習慣ないよねぇ?
とにもかくにも西洋圏じゃ(ってすべての西洋圏を知り尽くしているわけじゃないけど)、現金はとっても生々しいものなのであ~る。
注)チップという習慣があるけれど、これはサービス業(誰かに奉仕して金銭をもらう)という人達への心付けだ。
それに比べると、日本とかだと、法事でお願いしたお坊さんに現金を渡したりと、なんとも生々しいことか。
渡す方も、ちゃ~んと考慮しての現金だったりする場合も多いんだと思う。邪魔にならず、間違った物を贈ってしまうようなことがないように、本当に気に入ったものをこの現金で手に入れて欲しいといった思いやりの気持ち。
私は現金のやりとりでの人付き合いにとても違和感を覚える。
訃報が回って来て、現金を渡して、お返しをもらう。
おめでたいことがあって、現金を渡して、お返しをもらう。
そういうわけで、あんまり現金をからめた人付き合いっていうのはほとんどしなくなって久しいし、お年玉も誰にも上げてないし、お年玉をもらうトシでもなくなった。
そんな私が、紅包をもらった。

深圳では、独身のひとに、既婚者が紅包をあげるという習慣があるんだそうだ。
紅包にまつわる習慣は地域によって違うんだそう。中にはシングル君やシングルちゃんたちから既婚者に電話がかかってきたりして、「まだ紅包もらっとらんぜ」と直球催促が飛んでくる。他の地方から来た人達の中には、この習慣に完全には納得がいっていないながらに、首を傾げつつ紅包を用意している人達もいたりして、おもしろい。
私の同僚は、数えきれないくらいの紅包を用意してきて、シングルさんたちに渡して、駐車場の料金所で働いている子たちや、ちょっとしたサービス業に従事している人達にもひとりひとり紅包を配っていた。
もらう方も、全部でいくらもらったかよりも、全部でいくつもらったかの方が大事なんだって。
「シングルガールでしょ、ちょいちょい」
と呼ばれて、くじ引きのように山になってるたくさんの紅包からひとつ選ばせてもらった。
黒魔術のお告げでも中に入っているのかと思ってあけてみたら、お金が入ってたのでびっくりした。
そして、もっと驚いたことに、ピン札の入った紅包のおかげで、なぜかとっても気分があがってしまったのだ(笑)
ゲンキンなもんだね、まったく。