reunion - 同僚がっかり
過去のプロジェクトで一緒に仕事をした同僚のひとりが、東欧から出張で日本にやってくるからどっかでゆっくりご飯でも食べようということになったんで、だったら仕事の帰りに家でも寄るかい?
とお誘いしたら、ものすごい勢いで彼女のテンションが高くなった。
もうひとり出張で来日中のヒトも誘って3人で家で食事をしたのだけれど、
彼女のことちょっぴりがっかりさせちゃったみたいだ。
彼女のテンションが上がったのは、久々に私とゆっくり食事をすることを楽しみにしてくれているということはさておき、日本人が暮らす日本の家に行けば、
畳マットでの生活や、ティーセレモニーや、見たこともない食材やなんかが、かいま見ることができると思っていたからみたいだった。
。。。。ってことが我が家に向かっている途中で判明してきた。
しからば我が家は観光先としては、最悪のチョイスで(笑)、みそ汁茶碗もご飯を食べる茶碗も湯のみまともに常備していない家である。用意した料理も、かなりバタ臭かった(笑)食器類だけでもそれっぽい雰囲気をという手も使えないくらい、和ものは箸2ぜんを抜かしてなにもない。
ごめんよ~。
これは日本特有だとか、日本ならではだってものはないのか?
とキッチンに入って来た彼女が尋ねる。「どうだ、これがジャパニーズだ」ってものを見せろという(笑)
マイタケやしめじやなんかをみせても、オー、マイタケマッシュルーム!なんて言って喜んでくれる次元はとっくに卒業してしまった彼女である。
ねぇ、アタシん家ですら炊飯器あるのに、あんたは炊飯器もないのかい?
と刺してくる彼女。
やっぱり外国に来てその国で暮らすヒトのうちを尋ねるのであれば、ちゃんと家族がいる家を尋ねるのがベターだろうね。もっと生活を感じられるはず。それは分かってるんだけどね。日本の人ってあまりヒトを自宅に入れたがらないヒトが多いでしょう。
「世界30カ国40カ国行ったけど、個人宅に招待してもらえなかったのはジャパンだけだね」
「え?おれも」
「え?私も」
なんて会話が世界のそこここで繰り広げられてしまうのも寂しいから、とりあえず既成事実だけでもつくっとく(笑)
もうひとりのゲストさんが英国にルーツをもってるヒトだったので、彼は、PG TipsやWaitroseの紅茶で喜んでもらうことができた(笑)マーマイトだってあるんだよと我が家の「品揃え」をアピール。イギリスには成人してから5年しか住んだことがないそうだけど、ご両親が英国人なのだそうで、やっぱりDNAにしみ込んでるっていうか、きっと外国に暮らしていても自宅の中は英国だったんだろうなーって、彼から漂うオーラはイギリス人から漂うものだったとです。
ルーツとかバックグラウンドってingrainedされてんねん。
依然に同じ釜の飯を食うことについて語らせてもらったことがあったと思うけど、彼女とも通算6週間くらい苦楽を共にし、3度の飯を食った仲なので、再会はただ同じ会社で働いているヒトにあうのとは違う。一緒にじりじりして、一緒に嫌な汗掻いて(笑)、一緒に疲れて、一緒に日の終わりにそれでも楽しく食事をして、一緒に頑張ったヒトっていうのはぐっと距離が近い。親近感とはよくいったもんだ。そんな親近感に結構ヒトなんてもんは支えられてるもんなのよ。
彼女は、依然に撮った写真を額にいれてすぐに飾れるようにして私にプレゼントしてくれた。他にも素敵なペンダントを2つも手作りしてきてくれた。
日本ならではのものなり生活なりをかいま見られると思った彼女の期待は思い切り裏切ってしまったけれど、即興トリオでかなり楽しい夜になった。
今度彼女に会えるのはいつだろうか。
だいぶ先のことかもしれないし、またすぐに会えるかもしれない。
ただひとつ確かなのは、地球のあっち側で、彼女もこれ以上働けないってくらい働いているってことだ。
さぁ、頑張って行こう♪
過去のプロジェクトで一緒に仕事をした同僚のひとりが、東欧から出張で日本にやってくるからどっかでゆっくりご飯でも食べようということになったんで、だったら仕事の帰りに家でも寄るかい?
とお誘いしたら、ものすごい勢いで彼女のテンションが高くなった。
もうひとり出張で来日中のヒトも誘って3人で家で食事をしたのだけれど、
彼女のことちょっぴりがっかりさせちゃったみたいだ。
彼女のテンションが上がったのは、久々に私とゆっくり食事をすることを楽しみにしてくれているということはさておき、日本人が暮らす日本の家に行けば、
畳マットでの生活や、ティーセレモニーや、見たこともない食材やなんかが、かいま見ることができると思っていたからみたいだった。
。。。。ってことが我が家に向かっている途中で判明してきた。
しからば我が家は観光先としては、最悪のチョイスで(笑)、みそ汁茶碗もご飯を食べる茶碗も湯のみまともに常備していない家である。用意した料理も、かなりバタ臭かった(笑)食器類だけでもそれっぽい雰囲気をという手も使えないくらい、和ものは箸2ぜんを抜かしてなにもない。
ごめんよ~。
これは日本特有だとか、日本ならではだってものはないのか?
とキッチンに入って来た彼女が尋ねる。「どうだ、これがジャパニーズだ」ってものを見せろという(笑)
マイタケやしめじやなんかをみせても、オー、マイタケマッシュルーム!なんて言って喜んでくれる次元はとっくに卒業してしまった彼女である。
ねぇ、アタシん家ですら炊飯器あるのに、あんたは炊飯器もないのかい?
と刺してくる彼女。
やっぱり外国に来てその国で暮らすヒトのうちを尋ねるのであれば、ちゃんと家族がいる家を尋ねるのがベターだろうね。もっと生活を感じられるはず。それは分かってるんだけどね。日本の人ってあまりヒトを自宅に入れたがらないヒトが多いでしょう。
「世界30カ国40カ国行ったけど、個人宅に招待してもらえなかったのはジャパンだけだね」
「え?おれも」
「え?私も」
なんて会話が世界のそこここで繰り広げられてしまうのも寂しいから、とりあえず既成事実だけでもつくっとく(笑)
もうひとりのゲストさんが英国にルーツをもってるヒトだったので、彼は、PG TipsやWaitroseの紅茶で喜んでもらうことができた(笑)マーマイトだってあるんだよと我が家の「品揃え」をアピール。イギリスには成人してから5年しか住んだことがないそうだけど、ご両親が英国人なのだそうで、やっぱりDNAにしみ込んでるっていうか、きっと外国に暮らしていても自宅の中は英国だったんだろうなーって、彼から漂うオーラはイギリス人から漂うものだったとです。
ルーツとかバックグラウンドってingrainedされてんねん。
依然に同じ釜の飯を食うことについて語らせてもらったことがあったと思うけど、彼女とも通算6週間くらい苦楽を共にし、3度の飯を食った仲なので、再会はただ同じ会社で働いているヒトにあうのとは違う。一緒にじりじりして、一緒に嫌な汗掻いて(笑)、一緒に疲れて、一緒に日の終わりにそれでも楽しく食事をして、一緒に頑張ったヒトっていうのはぐっと距離が近い。親近感とはよくいったもんだ。そんな親近感に結構ヒトなんてもんは支えられてるもんなのよ。
彼女は、依然に撮った写真を額にいれてすぐに飾れるようにして私にプレゼントしてくれた。他にも素敵なペンダントを2つも手作りしてきてくれた。
日本ならではのものなり生活なりをかいま見られると思った彼女の期待は思い切り裏切ってしまったけれど、即興トリオでかなり楽しい夜になった。
今度彼女に会えるのはいつだろうか。
だいぶ先のことかもしれないし、またすぐに会えるかもしれない。
ただひとつ確かなのは、地球のあっち側で、彼女もこれ以上働けないってくらい働いているってことだ。
さぁ、頑張って行こう♪