small talk - お子様のおしゃべり

こないだ、仕事に行こうと道を歩いていたら、仕事場の近所にある小学校で、なにか校外教育のようなイベントがあったみたいで、低学年の小学生たちがそれはそれは長い列をなして歩いておった。

子供が苦手な私。
でも列が長過ぎて列1つ分すべて追い越すこともできず、
かといって彼らの歩調より一歩遅く歩く気の長さもなく、

結局列の真ん中あたりで小学生の脇を歩くような感じになった。

小学生が歩いているのはガードレール側で、私が歩いているのはドブ板の上。ヒールをはいてるおねえさんにそっち側を歩かせなさいと、お願いしたかったドクロ

そうこうしているうちに通りかかったある飲食店の脇。

実は良い子が住んでるこの良い町の、外国人人口はなかなかのもんで、結構国際色/エスニック色豊かなわけ。
確かに、私も引っ越してきたばかりの時に、この飲食店から漂ってくるとってもミートイーターでとってもスパイスチックな香りが気になっていた。夜にこげな香りが漂ってくるならまったく不思議じゃないんだけど、海外に暮らしてたってなかなか朝っぱらから嗅ぐ香りじゃないわけ。

だから臭いっていっているわけじゃ全くないよ。
でも、日本の典型的な朝ご飯からはあまりにもかけ離れすぎている香りなわけ。

その飲食店にさしかかって、小学生たちがざわつき始めた。

そのざわつきを一緒に歩くかたちで歩を進めていた私には、臨場感たっぷりで聞こえてくるわけ。
- 面白かった。


なんちゅっても、
思いっきり賛否両論にわかれているのよ、その『たべもののにおい』の感想が。

うまそうなにおいで、腹が減ってきたぜという男子あり、
おえ~、なにこのにおい、くせぇーと騒ぐものあり。

子供ながらにいろいろ分析してたりして、隣を歩いてて思わずほくそ笑んでしまった。