give it a thought; dine-out - 外食考
このあいだの食事の席。第三の目でとってもぱしりな己をみると笑えた
題してタパス地獄
総勢8人でタバスバーで食事をした。
場所を選んだのは私。
好きなところを選んで良いというのでお言葉に甘えて行きたいお店を選ばせもらった。
その日の私はエスニックでもイタリアンでも居酒屋でも寿司でもなかった。
だからタパスバーにした。
私以外は、日本語を話さない多国籍軍。
私が変わりに注文をしてさしあげる。これは当たり前だけど、考慮のうち。
時間が経つに連れて、鈍感な私ですら気がついた新しいディスカバリーひとつ。
日本語しか話さないカウンターパート、ウェイターとウェイトレスさん達っていうのは、日本語を理解できる私のところにしか、料理の皿をもって来ない。
私だけが後から後から後を絶たないタパスを磁石のように引きつけている。
途中で、あまりの忙しさと落ち着かなさを不思議に思ったわけ。
なんで単に食事しているだけなのに、こんなに忙し感があるんだ?
どうしていつも会話が途中になるんだ?(おちを聞きこぼすどころか、満足に会話もできない忙しさ)
でもって納得。
普通のレストランなら、来ても皿の数は1人3皿(スターター、メイン、デザート)。ところがタパス故、無数の小皿がひっきりなしに運ばれ、運ばれるたびに、ウェイターさんもウェイトレスさんも私を集中攻撃する(笑)
忍者が飛ばす手裏剣のように後から後から小皿をお見舞いされる(笑)
彼女たちの労働の流れ作業に私を組み込むの、辞めてほしかった(笑)
彼らの仕事はあくまでも、厨房から私の脇に皿をもってきては、その皿が注文したどの料理に相当するかを大きな声で言及するところまでで、そこから先は私の使命だった。ここにおく、あそこにおく、こちらに一皿、あちらに一皿、これは誰が頼んだ一品か、そこらへんの微調整は私の仕事として、矢継ぎ早にウェイトレスさんたちが投げてくる。席についている私の目線くらいの高さで、出てきたものを宙に浮かせて、私が、『すいません~』とかいって受け取って、適所に配置するのをすっかり受け身でまっている。もう私を見る目も同僚を見る目だ(笑)言葉の壁とは本当に面倒なものだ。
こんなこと、お易い御用なんだけど、数が数なだけに、めまぐるしさったらない。
頼んだ小皿料理の数が半端じゃなかったせいもあって、数分ごとに、会話中であることなんておかまいなしに、大きな声で、運んできた皿について言及。残業もたたって、お腹をすかせた我々軍団。食欲はとっても健康きわまりない。
こういう時にやっかいなのが、負荷をつける『うんちく』だ。
○○産のとか、鶏はかくかくしかじかの鶏を使用していますだとか、そういう、皿の名前の一部にもなっているようなうんちく。
もっともらしい口ぶりに、多国籍軍も『ん?何?なんだって?』と興味津々。そこらでとれた鶏だってと適当に答える(笑)
私はどんどんタパス地獄に陥り(笑)、なんだか食べることも、話しを聞くことも、話しをすることも中途半端で不発に終わった。あの忙しさは外食しているって感じからはほど遠かった。3人のウェイターウェイトレスさん達からひっきりなしの集中攻撃。
タパスの逆を行く中華の大皿料理の方が懸命だったけど、日本語がしゃべれる私がしっかりしなくっちゃと頑張った、あたし。
<関連記事リンク>
give it a thought - 外食考 2
このあいだの食事の席。第三の目でとってもぱしりな己をみると笑えた

題してタパス地獄

総勢8人でタバスバーで食事をした。
場所を選んだのは私。
好きなところを選んで良いというのでお言葉に甘えて行きたいお店を選ばせもらった。
その日の私はエスニックでもイタリアンでも居酒屋でも寿司でもなかった。
だからタパスバーにした。
私以外は、日本語を話さない多国籍軍。
私が変わりに注文をしてさしあげる。これは当たり前だけど、考慮のうち。
時間が経つに連れて、鈍感な私ですら気がついた新しいディスカバリーひとつ。
日本語しか話さないカウンターパート、ウェイターとウェイトレスさん達っていうのは、日本語を理解できる私のところにしか、料理の皿をもって来ない。
私だけが後から後から後を絶たないタパスを磁石のように引きつけている。
途中で、あまりの忙しさと落ち着かなさを不思議に思ったわけ。
なんで単に食事しているだけなのに、こんなに忙し感があるんだ?
どうしていつも会話が途中になるんだ?(おちを聞きこぼすどころか、満足に会話もできない忙しさ)
でもって納得。
普通のレストランなら、来ても皿の数は1人3皿(スターター、メイン、デザート)。ところがタパス故、無数の小皿がひっきりなしに運ばれ、運ばれるたびに、ウェイターさんもウェイトレスさんも私を集中攻撃する(笑)
忍者が飛ばす手裏剣のように後から後から小皿をお見舞いされる(笑)
彼女たちの労働の流れ作業に私を組み込むの、辞めてほしかった(笑)
彼らの仕事はあくまでも、厨房から私の脇に皿をもってきては、その皿が注文したどの料理に相当するかを大きな声で言及するところまでで、そこから先は私の使命だった。ここにおく、あそこにおく、こちらに一皿、あちらに一皿、これは誰が頼んだ一品か、そこらへんの微調整は私の仕事として、矢継ぎ早にウェイトレスさんたちが投げてくる。席についている私の目線くらいの高さで、出てきたものを宙に浮かせて、私が、『すいません~』とかいって受け取って、適所に配置するのをすっかり受け身でまっている。もう私を見る目も同僚を見る目だ(笑)言葉の壁とは本当に面倒なものだ。
こんなこと、お易い御用なんだけど、数が数なだけに、めまぐるしさったらない。
頼んだ小皿料理の数が半端じゃなかったせいもあって、数分ごとに、会話中であることなんておかまいなしに、大きな声で、運んできた皿について言及。残業もたたって、お腹をすかせた我々軍団。食欲はとっても健康きわまりない。
こういう時にやっかいなのが、負荷をつける『うんちく』だ。
○○産のとか、鶏はかくかくしかじかの鶏を使用していますだとか、そういう、皿の名前の一部にもなっているようなうんちく。
もっともらしい口ぶりに、多国籍軍も『ん?何?なんだって?』と興味津々。そこらでとれた鶏だってと適当に答える(笑)
私はどんどんタパス地獄に陥り(笑)、なんだか食べることも、話しを聞くことも、話しをすることも中途半端で不発に終わった。あの忙しさは外食しているって感じからはほど遠かった。3人のウェイターウェイトレスさん達からひっきりなしの集中攻撃。
タパスの逆を行く中華の大皿料理の方が懸命だったけど、日本語がしゃべれる私がしっかりしなくっちゃと頑張った、あたし。
<関連記事リンク>
give it a thought - 外食考 2