sharing culture - 漢字文化圏

先日、マレーシアからきた女性や、アメリカで暮らす台湾系の男性などと一緒に2週間ほど仕事をする機会がありました。

いろーんな発言が飛び交いましたが、マレーシアからきたお茶目な女性のおもしろ発言を二つだけご紹介したいと思います。ちなみに彼女にとって、来日は今回がはじめて。

まずは、
子供向けの水泳のレッスンについて話していて、マレーシアでは義務教育のカリキュラムに水泳のレッスンというのは含まれておらず、子供に水泳を習わせたければ、プライベートの水泳教室に通わせなければならないということを彼女が話しておりました。

ふ~ん、と聞き入っていた私も彼女に、

日本の学校には夏にプールの授業があって、私が小学校にあがった頃は、
泳げる子は白い帽子をかぶり、泳げない子は赤い帽子をかぶらされ、最初泳げなかった私は、赤い帽子をかぶらなければならない屈辱(笑)に、泣いて帰宅し、母親に、泳げるようにしてくれと泣いてたのみ、スイミングクラブにその後小学校を卒業するまで通うことになったなんて話しを、してみたりしました。

そうすると、彼女が妙に納得をしたしたり顔で、

「そうか~」と大きくうなづき、こう続けました。


「泳げれば津波がきても助かるもんね。そうやって日本人は津波に備えているのね」

とひとり納得する彼女に、爆笑。


もぉ~違うってば!


もうひとつは、


宿泊先のホテルから駅に向かう道の途中に、漢字三文字の看板がでているけどあれはどういう意味なのか?とアメリカからやってきている台湾系の男性と私につぶらな瞳で質問する彼女。

この漢字三文字を中国語読みで発音したのですが、私はピンと来ることができず、更に説明を求めると、犬が2匹その看板には描かれていたといいます。何度もこの漢字三文字を彼女が繰り返す間に、私もやっとこさ、ひらめき電球

そうです、彼女は黒猫ヤ○トの宅急便の看板のことを聞いていたのです。

あのね~、あれは犬じゃなくて猫なんだってば~


という私に、
そんなことはどうでもいいから、宅急便とはどういう意味なんだと食いついてきます。

courier service

と私。

door to door delivery service

と台湾系男性。


解せないような表情の彼女に、

ほら~、UPSとかDHLみたいな~といろいろ付け足し、

彼女もやっと、ふ~んと納得したようでした。


そこで、念のため、質問してみました。



じゃ、あ~た、宅急便ってなんだと思ったの?



その答えを聞いて台湾系男性と私は大爆笑です。



彼女は宅急便とは、

急に催したときに駆け込む”便所”


だと思ったのだそう。
彼女が、宅急便取扱店に、用を足しに駆け込まなくてよかったです。