HAPPY japanese TRADITIONAL porn - 恋する春画



芸術新潮の12月号の特集、特集「恋する春画」が、気になったのね。

この特集名、いかにも女性読者を意識してるし、春画も江戸時代の庶民文化の産物。
明治維新前の、平和で豊かで大らかな時代には、きっと庶民も大らかな性を享受していたに違いなし。

芸者置屋などというシステムがあるにはあったけど、それとは別に、普通の庶民は、現代人よりずっと大らかに自由に性を満喫していたのかもしれない。特に女性ね。

なんて思えば思うほど、覗いてみたいこの特集。
豊穣の女神さまのような江戸の女性の大らかな性とか、
好色一代男のような色男とか、
そんなエネルギーに遭遇できたらええな~と。

性がからだからそのまんま出て来るエナジーだった頃のエナジーよ。
脳みそというサイホンを通り抜けてない生粋のエナジー。性は生のエナジーですけん。


。。。って性、性と繰り返すとヒット数があがってしまうかしら(笑)

先日のエントリedo -江戸で申し上げた、東京江戸博物館での展示、「隅田川」でも多くの作品のあった大御所なども、春画を描いているじゃない。喜多川歌麿とか、歌川国芳とか。隅田川の展示には春画一切なかったけれど。



春画について、ウィキペディアにはこう言及されています。

春画(しゅんが)とは、江戸時代に流行した性風俗(特に異性間・同性間の性交場面)を描いた浮世絵の一種。笑い絵や枕絵、枕草紙、秘画、ワ印とも呼ばれる。また、それほど露骨な描写でない絵は危絵(あぶなえ)とも呼ばれた。



あはは~、危絵ね~、エッヂーだってことかしらん。


春画についてのウィキペディアを読み進めていくと一番最後のパラグラフにこうあるのですが、、、

幕末に起きたジャポニスムによって、西洋では浮世絵がもてはやされたが、春画は画題が猥褻であるとの理由から嫌われ、輸出には供されなかった。しかし、次第に外国人好みの美人画が不足していったことから、明治末期から大正にかけて局部を書き換えた春画や、複数の春画を切り張りして一枚の美人画に仕立て上げたものを輸出するようになっていった。こうして作られた美人画は現在も多数流通しており、真贋をめぐって裁判沙汰になったケースもある。

でも、西洋の春画だって、かなり猥褻度では負けていないと思うんだけど。

とはいえ私も春画のエキスパートではないけれど、アムステルダムのsex museumなんかにある絵の、猥褻性も負けちゃいないと思いませんか?


amsterdam sex museum


↑こちらいかにも観光者向けの施設です。16歳以上なら誰でも入れる罪のないミュージアムです。

おそらく屈託のないイギリスの若者がstag-dohen-doのためアムステルダムに週末泊まりがけで遊びに行くなんて時に、皆でわいわい入るようなところなのでしょう。

先日、大型書店に、芸術新潮12月号、この特集目当てで買いに行きましたが、さすが売り切れご免。
めげずに予約(1ヶ月待ちと宣告される)

その数日後、野暮用あって図書館まで行ったついでに、同雑誌をめくってみました。
とっても内容充実な特集と見ましたね~。

あ、芸術的なポイントでってことですよ。

いろんなshould do, should not do, must do, must not doでがんじがらめになる前の日本人のパワーを分けてもらえる予感がしてます♪♪

<おまけ>

stag-do, stag-night, stag-party:(特に結婚夜, 花婿のために開かれる)男だけのパーティー。最近では1晩だけではなくて数日にまたがって行われることもあるので、stag-doと呼ばれたりしているようです (hen-do, hen-night, hen-partyは同様、結婚前の花嫁のために開かれる女性だけのパーティ)