Leonie Gilmour - レオニ・ギルモア
レオニーという日米合作映画が11月20日から公開されるのだそうで、中村獅童さんなども出演しているんだっていう記事を、2010年10月31日付けのAsahi Weeklyで偶然みかけた。
レオニーって誰?
と思い、記事を読み進めて、意外や意外、レオニーとは、なんと私を夢中にしてからに~
のフリーダ•カーロの一時の愛人、イサム•ノグチのお母さんだっていうじゃないの。
フリーダの足跡を追ってメキシコに行き、時差ぼけから脳みそが戻って来たな~と思いきや、フリーダの愛人のお母さんの映画が封切りになるなんて!(滅多なことでは使わないようにしている感嘆符をつけけてみた)
映画のご紹介:
チェック:世界的彫刻家イサム・ノグチの母親であるアメリカ人女性、レオニー・ギルモアの波乱の生涯を描いた伝記ドラマ。ドウス昌代による「イサム・ノグチ~宿命の越境者」に感銘を受けた『ユキエ』『折り梅』の松井久子監督が、14稿に及ぶ脚本の推敲(すいこう)を重ね7年の歳月をかけて完成させた。主演は、『マッチポイント』のエミリー・モーティマー、レオニーが愛した野口米次郎には歌舞伎俳優の中村獅童。そのほか原田美枝子、竹下景子、吉行和子など実力派が脇を固める。
ストーリー:編集者になりたいという夢を持っていたレオニー・ギルモア(エミリー・モーティマー)は、ある日日本から来た青年詩人・野口米次郎(中村獅童)と出会う。やがて、二人は愛し合うようになり彼女は妊娠するが、米次郎は日本へ帰国してしまう。 一人残されたレオニーは、未婚のまま子どもを産む決意をする。
エミリー・モーティマーさんは、イギリス生まれ女優さん。
監督の松井久子さんは全編をほぼ英語で描き上げたというのだから興味深い。
しばらくホップコーンにもご無沙汰しているし、封切りになったら観に行かせてもらおうっと♪
野口米次郎さんは、日本人最初の英詩人で、詩集「From the Eastern Sea」を出版している。この日本男性が、アメリカに滞在中に、マンハッタン出身のワーキングクラス出のLeonieに出会って恋におちる。のち、Leonieは妊娠、米二郎さんは日本へ帰国。そののち、米二郎さんは日本で日本人女性と結婚、Leoniは幼いイサム•ノグチを連れて来日。それは1906年のこと。
その後イサム•ノグチは1918年まで母とともに日本で暮らす。彫刻家とはいえ、一旦は芸術を諦めてコロンビア大学の医学部に通っていたっていうのだから、やはり、優秀なヒトだったんでしょうね~、言うまでもないか、、、。
戦時中、イサム•ノグチ氏は、日本人強制収容所などにも志願入所している。
1936年のイサム•ノグチは、メキシコシティへ行き、大きなプロジェクトに着手している。
これはAbelardo Rodriguezに勧められた彼にとってはじめてのpublic sculptureプロジェクトだったようだ。
フリーダとイサムが不倫していたのが、1934年頃といわれているようだけれど、私はこの情報の信憑性がわからない。なぜなら1935年にイサム•ノグチがニューヨークからメキシコシティにやってきたという記録もあるからだ。
そうだとすると、このプロジェクトに着手する数年前だ。
フリーダだって、お母さんはミチョアカン出身のタラスコ族の血をひいていたりし、お父さんはルーマニアからドイツに移民したハンガリー系ユダヤ人の血をひいているという、インターナショナルぶりだ。イサムさんが嫉妬したディエゴ•リベーラに殴られそうだか撃たれそうになったなんて逸話もあるみたいだ(どうやらイサムさんもなかなかのオンナ癖の悪さだったらしい)。
ディエゴが国立宮殿の壁画作成をし、その中にフリーダを2箇所に描いたのが1929年から1935年の間。
イサム•ノグチは8ヶ月の間にフリーダを良く知ることができたと言っていたらしいから、数カ月感に渡る逢瀬があったのかもしれない(けれどもネット検索をしていると、ディエゴにみつかってイサム•ノグチは慌ててアメリカに帰ったなんていう、フリーダとの関係があっという間に終わってしまったような印象を受ける言及もある)。
1985年設立のノグチミュージアムっていうのもニューヨークにあるみたい。
32-37 Vernon Boulevard,
Long Island City,
Queens,
New York
フリーダの足跡がそこで探せるのなら、行ってみたし。
こんな本(上述)も出版されているから今度読んでみたし。
フリーダはどんな風にイサム•ノグチに惹かれて、彼とねてみたいと思ったのかしら。
イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫) [文庫]
<関連記事>
"MY" finding Frida Kahlo - フリーダ•カーロを探して 1
"MY" finding Frida Kahlo - フリーダ•カーロを探して 3
Museo Mural Diego Rivera - ディエゴリベーラの壁画
the frida fighters - フリーダの作品をめぐる戦い 1
the frida fighters - フリーダの作品をめぐる戦い 2
the frida fighters - フリーダの作品をめぐる戦い 3
Frida Kahlo - フリーダ カーロ/スイカ人生万歳
Frida Kahlo - フリーダ カーロ/スイカ人生万歳 2
レオニーという日米合作映画が11月20日から公開されるのだそうで、中村獅童さんなども出演しているんだっていう記事を、2010年10月31日付けのAsahi Weeklyで偶然みかけた。
レオニーって誰?
と思い、記事を読み進めて、意外や意外、レオニーとは、なんと私を夢中にしてからに~
のフリーダ•カーロの一時の愛人、イサム•ノグチのお母さんだっていうじゃないの。フリーダの足跡を追ってメキシコに行き、時差ぼけから脳みそが戻って来たな~と思いきや、フリーダの愛人のお母さんの映画が封切りになるなんて!(滅多なことでは使わないようにしている感嘆符をつけけてみた)
映画のご紹介:
チェック:世界的彫刻家イサム・ノグチの母親であるアメリカ人女性、レオニー・ギルモアの波乱の生涯を描いた伝記ドラマ。ドウス昌代による「イサム・ノグチ~宿命の越境者」に感銘を受けた『ユキエ』『折り梅』の松井久子監督が、14稿に及ぶ脚本の推敲(すいこう)を重ね7年の歳月をかけて完成させた。主演は、『マッチポイント』のエミリー・モーティマー、レオニーが愛した野口米次郎には歌舞伎俳優の中村獅童。そのほか原田美枝子、竹下景子、吉行和子など実力派が脇を固める。
ストーリー:編集者になりたいという夢を持っていたレオニー・ギルモア(エミリー・モーティマー)は、ある日日本から来た青年詩人・野口米次郎(中村獅童)と出会う。やがて、二人は愛し合うようになり彼女は妊娠するが、米次郎は日本へ帰国してしまう。 一人残されたレオニーは、未婚のまま子どもを産む決意をする。
エミリー・モーティマーさんは、イギリス生まれ女優さん。
監督の松井久子さんは全編をほぼ英語で描き上げたというのだから興味深い。
しばらくホップコーンにもご無沙汰しているし、封切りになったら観に行かせてもらおうっと♪
野口米次郎さんは、日本人最初の英詩人で、詩集「From the Eastern Sea」を出版している。この日本男性が、アメリカに滞在中に、マンハッタン出身のワーキングクラス出のLeonieに出会って恋におちる。のち、Leonieは妊娠、米二郎さんは日本へ帰国。そののち、米二郎さんは日本で日本人女性と結婚、Leoniは幼いイサム•ノグチを連れて来日。それは1906年のこと。
その後イサム•ノグチは1918年まで母とともに日本で暮らす。彫刻家とはいえ、一旦は芸術を諦めてコロンビア大学の医学部に通っていたっていうのだから、やはり、優秀なヒトだったんでしょうね~、言うまでもないか、、、。
戦時中、イサム•ノグチ氏は、日本人強制収容所などにも志願入所している。
1936年のイサム•ノグチは、メキシコシティへ行き、大きなプロジェクトに着手している。
これはAbelardo Rodriguezに勧められた彼にとってはじめてのpublic sculptureプロジェクトだったようだ。
フリーダとイサムが不倫していたのが、1934年頃といわれているようだけれど、私はこの情報の信憑性がわからない。なぜなら1935年にイサム•ノグチがニューヨークからメキシコシティにやってきたという記録もあるからだ。
そうだとすると、このプロジェクトに着手する数年前だ。
フリーダだって、お母さんはミチョアカン出身のタラスコ族の血をひいていたりし、お父さんはルーマニアからドイツに移民したハンガリー系ユダヤ人の血をひいているという、インターナショナルぶりだ。イサムさんが嫉妬したディエゴ•リベーラに殴られそうだか撃たれそうになったなんて逸話もあるみたいだ(どうやらイサムさんもなかなかのオンナ癖の悪さだったらしい)。
ディエゴが国立宮殿の壁画作成をし、その中にフリーダを2箇所に描いたのが1929年から1935年の間。
イサム•ノグチは8ヶ月の間にフリーダを良く知ることができたと言っていたらしいから、数カ月感に渡る逢瀬があったのかもしれない(けれどもネット検索をしていると、ディエゴにみつかってイサム•ノグチは慌ててアメリカに帰ったなんていう、フリーダとの関係があっという間に終わってしまったような印象を受ける言及もある)。
1985年設立のノグチミュージアムっていうのもニューヨークにあるみたい。
32-37 Vernon Boulevard,
Long Island City,
Queens,
New York
フリーダの足跡がそこで探せるのなら、行ってみたし。
こんな本(上述)も出版されているから今度読んでみたし。
フリーダはどんな風にイサム•ノグチに惹かれて、彼とねてみたいと思ったのかしら。
イサム・ノグチ(上)――宿命の越境者 (講談社文庫) [文庫]
<関連記事>
"MY" finding Frida Kahlo - フリーダ•カーロを探して 1
"MY" finding Frida Kahlo - フリーダ•カーロを探して 3
Museo Mural Diego Rivera - ディエゴリベーラの壁画
the frida fighters - フリーダの作品をめぐる戦い 1
the frida fighters - フリーダの作品をめぐる戦い 2
the frida fighters - フリーダの作品をめぐる戦い 3
Frida Kahlo - フリーダ カーロ/スイカ人生万歳
Frida Kahlo - フリーダ カーロ/スイカ人生万歳 2