kumamoto oyster - クマモト•オイスター
champagneと生ガキのためなら、悪魔に魂を売ってしまうかもしれない、あたし。。。
ということで、フレッシュオイスターを食べる機会が転がっている時には必ず”ひろう”ことにしている。
数年前に、ニューヨークのGrand Central Stationの”駅中”にあるオイスターバーで(はじめてアメリカ本土に行った時)、「クマモト」を生まれて初めて食した時は感動した。
日本の地名のついたオイスターが珍しくて、好奇心によりオーダー。あんなにたくさん種類があったら、目移りしてしまう。オーダーした数種のオイスターの中で一番印象的だったのが、"kumamoto"だった。
ご参考までにgrand central stationについて、ウィキペディアからちょいと抜粋:
マンハッタンを代表する歴史的建造物で、1860年代に完成した。現在の駅舎は1913年に改装・修復したものである。建物は古典主義風のボザール様式(アメリカン・ボザール)の建築物である。床は大理石。
駅舎を改装した1913年っていうのは、アメリカが大恐慌に襲われる、えっと~、、、16年前。
グレートギャッツビーが出版される12年前。
禁酒法の7年前。
ずばり、アメリカで連邦準備制度(FRB)が設立された年であるようでございます。
オイスターバーのウェッブサイト
擬人化されたオイスターさんたちのイラストレーションが可愛い♪
http://www.oysterbarny.com/
数年前に私が目を輝かせてみたものと、メニューも変わっていないよう。
http://www.oysterbarny.com/pdf/dailymenu.pdf
メニューをズームインしてみると、しっかりと、カリフォルニア産のクマモトオイスターが今でも頑張っている。
日本のオイスターはフランスのオイスターなんかに比べて、「のっぽ」さんだけど、このクマモトオイスターは、きゅっとしていてpetitだ。まさにpetitという言葉が似合うその容貌。。
けれど、食すると濃厚。決して淡白ではない。
そしたら、今日の読売新聞朝刊の編集手帳で、クマモトオイスターがふれられていた。
マンハッタン名物のカキ専門店「オイスターバー」で超高級な「クマモトオイスター」が人気を魅了しているからである
と書かれているけど、このオイスターバーはきっとgrand central stationのoyster barだと思う。
う~ん、今週はイギリス人の仲良し3人が、3人連れ立ってNYCにショッピングに行く。私も飛び入りしたし。
早く科学技術が進歩して、ドラえもんが購入できるようになるといい。
編集手帳にはちょっとしたクマモトオイスターの歴史が書かれていた。
遡ること、65年くらい。
終戦直後に、GHQが日本産のカキの稚貝(ちがい:貝類で、幼生期の浮遊生活を終え、砂や岩に定着するようになって間もないもの)を輸出する政策を進め、宮城産と熊本産のカキに白羽の矢が立てられたのだという。
クマモトオイスターは、アメリカでは養殖が軌道にのり、人々を今でも魅了するオイスターに育ったが、故郷クマモトでの生産は途絶えてしまったんだという。
が、熊本県が、50年振りにカキの養殖計画に取り組んでいるのだそうだ。
となると、現在、日本で食べることのできるクマモトオイスターは、逆輸入ものなのね
そしてフランスは今年、日本からの稚貝の輸入を検討中とある。
なんてことをヒトと話していたら、以前にも、アメリカに輸入されたフランス種のグレープが、フランスのワイン生産を救ったなんてことが過去にあったと聞いた。フランスで悪天候の影響で、ブドウの木が全滅してしまうような危機があった時、海を一旦渡っていたフランス種のブドウにアメリカからフランスに”里帰り”してもらって危機を救ったなんてことがあったのだそうだ。
アメリカに移民(?)した小柄なオイスターたちは、しっかりと風土に順応して、戦後を生き抜いてきたのね~。いじらしいわ。これからもこのオイスターのチビちゃんたちが、オイスター好きに愛されていって欲しいと私の日々大きくなる老婆心が願うのです。
the world is your oyster!
from Shakespeare's Merry Wives of Windsor ( ii. ii. 5)
champagneと生ガキのためなら、悪魔に魂を売ってしまうかもしれない、あたし。。。

ということで、フレッシュオイスターを食べる機会が転がっている時には必ず”ひろう”ことにしている。
数年前に、ニューヨークのGrand Central Stationの”駅中”にあるオイスターバーで(はじめてアメリカ本土に行った時)、「クマモト」を生まれて初めて食した時は感動した。
日本の地名のついたオイスターが珍しくて、好奇心によりオーダー。あんなにたくさん種類があったら、目移りしてしまう。オーダーした数種のオイスターの中で一番印象的だったのが、"kumamoto"だった。
ご参考までにgrand central stationについて、ウィキペディアからちょいと抜粋:
マンハッタンを代表する歴史的建造物で、1860年代に完成した。現在の駅舎は1913年に改装・修復したものである。建物は古典主義風のボザール様式(アメリカン・ボザール)の建築物である。床は大理石。
駅舎を改装した1913年っていうのは、アメリカが大恐慌に襲われる、えっと~、、、16年前。
グレートギャッツビーが出版される12年前。
禁酒法の7年前。
ずばり、アメリカで連邦準備制度(FRB)が設立された年であるようでございます。
オイスターバーのウェッブサイト
擬人化されたオイスターさんたちのイラストレーションが可愛い♪
http://www.oysterbarny.com/
数年前に私が目を輝かせてみたものと、メニューも変わっていないよう。
http://www.oysterbarny.com/pdf/dailymenu.pdf
メニューをズームインしてみると、しっかりと、カリフォルニア産のクマモトオイスターが今でも頑張っている。
日本のオイスターはフランスのオイスターなんかに比べて、「のっぽ」さんだけど、このクマモトオイスターは、きゅっとしていてpetitだ。まさにpetitという言葉が似合うその容貌。。
けれど、食すると濃厚。決して淡白ではない。
そしたら、今日の読売新聞朝刊の編集手帳で、クマモトオイスターがふれられていた。
マンハッタン名物のカキ専門店「オイスターバー」で超高級な「クマモトオイスター」が人気を魅了しているからである
と書かれているけど、このオイスターバーはきっとgrand central stationのoyster barだと思う。
う~ん、今週はイギリス人の仲良し3人が、3人連れ立ってNYCにショッピングに行く。私も飛び入りしたし。
早く科学技術が進歩して、ドラえもんが購入できるようになるといい。
編集手帳にはちょっとしたクマモトオイスターの歴史が書かれていた。
遡ること、65年くらい。
終戦直後に、GHQが日本産のカキの稚貝(ちがい:貝類で、幼生期の浮遊生活を終え、砂や岩に定着するようになって間もないもの)を輸出する政策を進め、宮城産と熊本産のカキに白羽の矢が立てられたのだという。
クマモトオイスターは、アメリカでは養殖が軌道にのり、人々を今でも魅了するオイスターに育ったが、故郷クマモトでの生産は途絶えてしまったんだという。
が、熊本県が、50年振りにカキの養殖計画に取り組んでいるのだそうだ。
となると、現在、日本で食べることのできるクマモトオイスターは、逆輸入ものなのね
そしてフランスは今年、日本からの稚貝の輸入を検討中とある。
なんてことをヒトと話していたら、以前にも、アメリカに輸入されたフランス種のグレープが、フランスのワイン生産を救ったなんてことが過去にあったと聞いた。フランスで悪天候の影響で、ブドウの木が全滅してしまうような危機があった時、海を一旦渡っていたフランス種のブドウにアメリカからフランスに”里帰り”してもらって危機を救ったなんてことがあったのだそうだ。
アメリカに移民(?)した小柄なオイスターたちは、しっかりと風土に順応して、戦後を生き抜いてきたのね~。いじらしいわ。これからもこのオイスターのチビちゃんたちが、オイスター好きに愛されていって欲しいと私の日々大きくなる老婆心が願うのです。
the world is your oyster!
from Shakespeare's Merry Wives of Windsor ( ii. ii. 5)