pandemia de obesidad - 肥満傾向比較

時差ぼけの恩恵で、しっかり夜10時に寝床に行けるような時って、外食して一番楽しいのは、朝食だったりする。


昼食をたらふく食べてしまうと眠くなってしまうし、夜はもう眠くて食べ物なんてどうでもよくなる。

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カフェで、ちら見した、スペインの新聞、EL PAISの9月25日付け記事に、スペイン語が判らなくても、楽しめる記事があったのでご紹介(笑)

(どうやら)OECDが調べた各国の肥満や太り過ぎ人口の比較グラフがあって、
太り過ぎや肥満の比率が最も少ない国は、我らがジャパン。その次が韓国、スイス、ノルウェイと続く。もっと続けると、次にはイタリア、スウェーデン、フランス、デンマーク、オランダ、ポーランド、オーストリア、ベルギーなどが続き、13番目にスペイン。


メタボなんていって騒いでいる日本だけどまだまだ余裕のスリム国だ。
いや、スリム国ゆえ、ほんのちょっとのむだな贅肉が騒ぎになるのかも。

スイスが3位っていうのもおもしろい。
健康についての意識が高そうではあるけど。。。それともスイスのmuesliは本当に身体に良いのじゃろか?(笑)

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画像拝借先:kathrynelliott.com.au

はてさて、
逆にワーストナンバーワンというと、期待を裏切らず、堂々の第一位は、アメリカ、2位に輝いたのが隣国メキシコ、続いてチリ、ニュージーランド、英国、オーストラリア、アイルランド、カナダ、アイスランド、ルクセンブルグ、ギリシャ、トルコ、ハンガリーと続く。

ワースト10の中には、英国は勿論英国の影響を受ける国が目立つように思うのは私だけ?
また、英国などにいると”ヘルシー”だと定評のある地中海ダイエットを地でいくようなギリシャやトルコなんかにも太り過ぎ問題を抱える人が意外に多いし、スペイやポルトガルも中盤に位置している(ポルトガルは肥満の最も少ない日本から数えて16番目)。

ドイツもイギリスもジャガイモが主食のミートイーターという似たようなダイエットのくくりに入るはずなのに、ドイツは日本から数えて14位。イギリスは28位だ。

それでは肥満の少ない国の共通点てなんだろう?
と考えてみたけれど、う~ん、なんだろう?

魚介類摂取の多いところに肥満が少ないというのであれば、ポルトガルやスペイン
ニュージーランドなんかも上位にいてもよさそうだし。

オランダ、ポーランド、オーストリア、ドイツなどは、私の勝手な印象だとかなり太り過ぎや肥満の問題を抱える人が多いんじゃないかと思ったけど、結構上位にある。

これらの国は、下位にある米国、英国、メキシコなんかよりも、きちんと家で料理をする人が多いような気もする。


もっとも肥満/太り過ぎの少ない国に輝いた日本だけれど、これは、日本人成人についての統計で、お子様となるとまた話しが違ってくる。
子ども部門でもっとも肥満、太り過ぎの少ない国はスロバキア、次がトルコで、その次ルクセンブルグ。日本はポーランドの次で6位。和食とポーリッシュダイエットをざっと比べると明らかに和食の方が肥満の危険から遠いように思えるが、不思議と、ポーランドの子どもよりも日本の子どもの方が太り過ぎ/肥満率が高い。

はてさて、きになる子ども部門のワースト1位ですが、こちらは、アメリカとスコットランドが肩を並べて1位。次にスペイン、イタリア、ポルトガル、ニュージーランド、メキシコと続きます。

大人の肥満率よりも子どもの肥満率の方が顕著に高い国というのは、肥満予備軍ってことなんでしょうか。

確かに東京でも、とってもスリムで、体型管理に気をつけてそうなママと、ちょっと太り気味の子どもちゃんという組み合わせ、少なくないかもしれません。


それにしても肥満問題、考えさせられます。
世界には餓えて、食べられずに命を脅かされてしまうような国と、命を脅かされるほど食べ過ぎることのできる国があるのですね。豊かな国は、太り過ぎや肥満という問題を抱えるわけですが、その豊かな国の中で、肥満や太り過ぎに苦しむ人たちって、比較的低所得層の人が多かったりもしています。