nonverbal communication - 非言語コミュニケーション

画像拝借先:comment.myspace.com/index.cfm%3F...00746461
非言語コミュニケーション(nonverbal communication)。う~ん、ゴマンと語り尽くされているネタなんだけど。
非言語コミュニケーションはつくづく恋愛のヒントの宝庫だと思う。
恋愛っていうのは、ある意味、普通のコミュニケーションが更に進化した(親しくなった)結果だから、
他の人間関係に対してもヒントがたくさん隠されてたりすると思うんですわ。
恋愛ってば、
人に出会って→かっこいいとか可愛いとかぐっときて→あの寂しそうな表情/目ヂカラなどに反応したり、小麦色のお肌にひかれたりし→急接近してドキドキしたりして→更に距離を縮めようと尽力(笑)し→相手の関心をゲットするため、好印象を与えようと頑張ってみたりして→受けのよい洋服を選んだり、化粧や香水の助けを借りたり、バッチグーのデートスポットを捻出したりして→決めたい時のバーなんかで、相手の反応をみながら、くどいちゃったりするのだ。
遅刻されたりすると、私のことなんてどうでもいいのかと腹を立てたり落ち込んだりもする。
この一連の恋愛的作業(笑)の中にゃ、非言語コミュがてんこもりで点在してる。こいつは言葉では計り知れないコミュニケーションの宝庫だ。
だいたい恋愛初期か、まだ恋愛に発展していない時期において、相手の言葉をうのみにしてコミュニケーションをとる時なんて極まれじゃないかしらん?
また今度~。。。。
と言われ、
はい、是非是非~
なんて受け答えながら2度と会う事のなかったお相手って、恋愛だけに限らず結構いたりしますよね?
是非是非~と言っている時に「いや~もう今度はないだろう」と頭で自分が考えていたのが相手にも伝わっていたりもします
とかく、、、
ニッポンジンって、非言語コミュニケーションが好きなんじゃないかしら。
非言語コミュニケーションに情緒を感じ、恋の醍醐味を感じ、相手の魅力を見いだして行く国民なんじゃないかな~。
あからさま
ってお嫌でしょう?
日本人以外の恋愛があからさまだと言っているのではありませんが、私の印象だと、西洋のキリスト教圏とかだととかく、ひとつずつ、言葉でもって確認して、お互いに言葉でもって知らせ合うという、地道なレンガをひとつずつ積み上げて行くような作業を厭わないようなところがあるように思えます。
だから、言葉でダイレクトに表現すると、壊れちゃうような、色あせちゃうような、消えちゃうような、台無しになっちゃうような、興ざめしちゃうようなもろ~い、信号を相手から読み取るゲームみたいな方が、ダイレクトな女性からのアプローチよりも、好まれるわけですね?
こんなゲームがいらなければ、ステレオタイプのかつてのお見合いのように、写真、名前や年収学歴などの情報なんかでも事足りてしまう場合もあるのかもしれない。
それでもやっぱり恋愛をしたいと思う心の内には、この非言語コミュニケーションゲームでゾクゾクきたりワクワクしたりしながらひとつずつ確かめて行きたいっていうような心意気もあるんじゃなかろうか。。。
多分、国際恋愛なんかも初めてだったり、あまりなじみがなかったりすると、non-japaneseである相手から発せられる非言語コミュニケーションを堂読み解くのかが分かりかねるからこそ面白いっていうのもあるかもしれない。
私があえてここで言うまでもないけど、最もまかりとおった認識として、
言葉によるコミュニケーションの割合(言語コミュニケーション)は35%にすぎず、残りは全て非言語コミュニケーションだっていわれている(バードウィステル)。
っていうのがありますね~。
我々が、相手が「本当は」何を考えているか一生懸命読もうとするのも、相手が言った言葉よりも、非言語メッセージの中に答えありきと無意識ながらに思っているからなのかもしれない。非言語メッセージは人の内面を表すヒントなのだ。目にみえない、耳に聞こえないシグナルだ。
マインドリーディングの割合が比較的高い文化の中で我々日本人は生活しているといっていいと思います。KYなんて言ってことばがまかり通っているのが良い例だ。空気を読めなかった方が悪い。つまり情報を受けた方に否があると思われやすい。情報を発した方があいまいすぎてわかんなかったのよ~と責められることってあんまりない。
非言語コミュニケーションのずれやギャップ、ひずみは多分国際結婚や国際恋愛で亀裂が生じさせてしまう要因にもなると思う。
なぜって、どちらかひとりがもうひとりの母国語を縦横無尽に操れるバイリンガルっていうんでない限り、言語コミュニケーションが不完全な分、非言語コミュニケーションの役割も大きくなったりしてそうだからだ。盛りのついた時期を超えればなおさらだ。
例えば、きちんとコミュニケーションが円滑にとれている国際結婚夫婦(夫:日本人、妻:外国人)の、旦那さんが奥さんを愚妻ですと紹介したとて、言語情報としてだけ、愚妻を直訳し、stupid wife,,,なにぃ?と惨事になることはないでしょう。
私は、ずいぶん昔に、hi sweetieとほぼかわらない、hi petというので、まるでマスコット扱いされたと感じて怒った経験があるけど(笑)
非言語コミュニケーション(nonverbal communication)には、準言語(paralanguage)と、非言語非音声コミュニケーションがある。
準言語(paralanguage)は、実際に話している内容というよりも、話し方ね。「愛している」と言ってはいるものの、今イチ信憑性がないとか、そういう時は、paralanguageからのインフォメーションと、言葉自体のインフォメーションが合致してなかったりするわけです。
Quality (声の高低やリズムを含めた声の質)
Characterizers (あくび、咳払い、泣き/笑い等の音声的描写体)
Qualifiers (声の強さや高さを指す音声的資格体
Segregates (えーと、あの~、その~、等の間を含む音声分離体)
などがparalanguageの中に含まれます。
プロポーズの時の思い出なんかも、深く心に残るのは、実際に言われた言葉よりも、非言語情報だわ~。今でも思い出して、あったか~い気持ちになるのって、「結婚してください」という言葉よりも、あのとってものどが乾いてる感じの彼とか、とってもナーバスな気持ちが伝わってくる感じとかだもの。
じゃあ、非言語非音声コミュニケーションにはどんなものがあるかっていうと、
身体動作。Kinesics (身体学):
身体や手足の動き、顔の表情、アイコンタクト、姿勢、ジェスチャーなど。
例:あの人なんだか目つきがやらしい。あの人のしぐさって品がある。年寄りくさい歩き方をする、表情が豊かで若々しい、あの目つきで見られると妊娠してしまいそうだ、などなど。
え”?例が変?
気にしないでください♪
a)身体特徴。Objectics (対物学):
体格、体型、全体的な魅力、臭い(体臭や口臭)、身長、体重、髪や皮膚の色など。
例:タイプの女性はブロンド、ブルーアイズ。妻が出産後太って女じゃなくなった。彼の体臭が好きだ。恋人の条件のひとつは身長180cm以上。アジアンガールにしか興味がない。胸毛は苦手。などなど。
b) 人工物。Objectics (対物学):
衣服、化粧、メガネ、かつら、香水、カラーコンタクトレンズ、アクセサリー、などなど。
例:初デートなのにあんなにカジュアルな恰好で現れるなんて失礼よ!いつもデートの時はカジュアルな恰好で来るから彼はきさくな人なんだと思う。彼女はモエ系/モード系/ギャル系/ナチュリラ系。
ここ、いちばん議論の余地がある分野かも。。。
そもそもニンゲン体ニンゲンの関係であるのに、対物学分野という、対物、object...つまり”もの”っぽいわけです。ニンゲンの本質には関係ないのに、けど、恋愛にはやはり、雄雌的にもひかれないとなりたたないっていうのがあるから、見た目的なファクターも無視できないわけで、、、。
接触行動。Hapatics (接触学):
なでる、さわる、抱きしめる等の行動。
例:お母さんが赤ちゃんの頭を撫でる。お店を出る時に彼が彼女の腰に手を回した。家族が亡くなって泣いていたら友達が抱きしめてくれた。長距離恋愛の恋人と再会して抱き合った。キャバクラでエロおやじが嫌われているのも知らずか、キャバクラ譲の足を撫で回した。
このあたり、センシティブですね~。セクハラとかもそうだけど、好意あるヒトからと不快を感じるヒトから同じ行為を受けて感じる印象が雲泥の差。運命の分かれ道です。
空間行動。Proxemics (近接学):
空間をどのように使うか。つまり対人距離やパーソナルスペース、なわばり、座席行動など。
例:見知らぬ人とパーティで話しをする機会があったが、恋人とパーティで話しをするよりも、間隔を多くとって立った。通っている趣味の教室ではいつも同じ席を陣取る。社長が上座に座り、自分はぺいぺいなので下座に座った。もてなさせる側ともてなす側の座り場所の違い等。
環境要因:
建築様式、室内装飾、証明、温度、音楽。またその中で起こる相互作用。
例:なんだか模様替えしてからの方が落ち着く。今夜こそと照明のおとした落ち着いたバーに彼女をさそった。お粗末なラーメン屋さんに彼に連れて行かれこりゃ~恋愛に発展しないとあきらめた。彼の部屋を訪ねたらある時急にロマンティックな音楽を流し始めたから焦った。ハネムーンはロマンティックなつくりのバンガローに泊ることにした。
時間。Chronemics (時間学):
時間の概念や使い方について。時間の捉え方や意味解釈について。E.T Hallは2つの対立する時間の概念を提唱している(Monochronic time:モノクロニック時間と、Polychronic time:ポリクロニック時間)
例:仕事に一時間も遅刻するなんてやる気のない証拠。いつもデートの時待たされるのは彼の方、彼女は彼が自分に夢中だとうぬぼれている。他の人との予定を遅らせて私に会う時間を長くしてくれた。彼はラテン系だからまあ30分くらい遅れるのはしょうがないと思わないとやってられない。7時閉店なのに常連さんが7時ちょっと前にやってきてまさか断るわけにはいかなかった。先約があったが、本命なので先約との約束時間を遅らせた。日本人は遅刻しない。
このような非言語コミュニケーションが国際恋愛/国際結婚でもお互いを理解するためにゃ、いろいろ大切になってくる。
身体動作じゃ、お茶目なガイジンウインクにぐっときちゃうなんてことが我々日本人には往々にしてあるかもしれないし、日本人は顔の表情が乏しくて何を考えているのか何を感じているのかあまり分からないと思われることが外国にいると多いかもしれないし、失敗した時や転んだ時に笑う日本人は不気味かもしれない。日本人の女性がフェミニンだとか言われちゃうのも、へりくだったような態度をとるからだし、お行儀なんかを気にしているからだ。他の文化圏のヒトから身体動作でぐっとくるような行動をとられたりしても、決してパーソナルに受け止めないで流しておいた方がいいかもしれません。そして、お財布を盗まれちゃったり、転んで膝をすりむいてしまったり、なにかそのような困難に出くわしたら、バツが悪そうに笑うんではなくて、痛みや、苦痛なんかをちゃんと表現した方がみてて不思議じゃない。
身体特徴っていうのは国際恋愛で大きな役割を占めているかもしれない。あの碧眼で見られちゃうと弱い、とか、アジア女性の黒髪ストレートに憧れる西洋男とか、一重まぶたのつり目(アーモンドアイズ)に神秘性を見いだすとか、◯◯人の体臭はどうしても受けつけないのよね~とか、初デートでニンニク臭い相手にがっくりしたとか、西洋の女性はグラマーすぎてひいてしまうとか、ヒスパニック系女性のあの大きなおしりがなんともいえなく良いとか、タイ女性はちっちゃくって可愛いとか。racismの嵐といえば嵐だ(笑)ので、なに人が好きなの?とか、日本人女性のことどう思うとかそういう愚問はしない方が懸命かもしれない。西洋女性のことを悪く言い、アジアの女性はフェミニンだとかいって近づいてくる西洋男性には多分、、、要注意でしょう(つまり日本男性のことをあれこれいって西洋男性に近づかないようにしましょう♪と私は個人的に思いますが、どうでしょう?)(笑)
人工物といえば、もう日本人が必死になっている分野だと言えちゃうと思う。印象管理で大忙しだ。ファッションってやつはほとんど含まれる。良い奥さんになりそうだと思われそうな服装とか、彼のお母さんに気に入ってもらえる一枚とか、ちょっぴり小悪魔を演出するドレスとか、ファッション雑誌の小見出しをみると自分を他者に自分の見られたいように見せる方が目白押しだ。ここできっと”ブランドもん”はある種のヒト達にとっては強い見方なんだ思う。メルセデスを乗り回し、◯◯で仕立てさせたスーツを着て、××エアにしか乗らない俺、とか、遊んでいるように見られない恰好とか、スカートをはいた方が女の子らしいと思われるとか、バリバリ働いてそうなスーツとか。
接触行動で、もろくもなれなれしすぎ、すけべだなんて嫌われてしまったり。。。映画館でのデートでちょっと息苦しかったとか。西洋人と恋愛ばかりしていると日本人男性の味気なさよ、、、。←これは文化的な違いから接触行動が極めて少ないことから生じる印象。逆に接触行動がプアな文化圏の人がこれをやろうとするとやたら、いやらしく、”前戯”じみてしまったりする。接触行動を多く取る文化圏の人は別に人前でforeplayをしているわけじゃない(笑)し、性的に触発される相手にだけ接触行動をとってるわけじゃない。
空間行動じゃ、満員電車に同僚とのって急接近して意識しちゃったとか、外国人はかなり空間をせばめて話しをしたり立ったりするので、意識してしまいやすいとか、日本の男性は空間をふんだんにとるので冷たく感じるとか、そんなこんなのシチュエーションで空間行動のヒントが活きたりするかもしれない。。。
環境要因も、デートだとか恋人探しだとか言っているうちは結構侮れない。同一人物におっしゃれ~なバーやホテルのラウンジに連れて行かれるのと、居酒屋に連れて行かれるのじゃ全然相手の心の中についての予想が違う。ピュアな外国人(Caucasian )は日本人ほどどこのお店に、、、と吟味しないとは思うケド。またたいていの外国人(Caucasian )はそう簡単に一緒に「食事」をしない(日本という居酒屋のような摩訶不思議な空間があるところではわからないけど)。ディナーに誘うようになるのって日本以上に意味があることが多いと思う。デート色がかなり強くなる。一番男女の求めているところのギャップが大きくなるところのひとつでもある。女性は素敵なところでうっとりしたいし、男性にはバジェットという大きなissueがある(笑)
彼女のお部屋に初めて潜入できた時に、キャンドルが灯っているのと、真っ白な白熱灯が爛々してるのでは違うメッセージを受け取るでしょう。
時間も国際恋愛でギャップがでやすいところだ。
時として日本特有のきっかり度はプレッシャーだ。パーティなんかは、パーティが終わるまでに顔をだせば良いと思っていると、乾杯ができずに皆がしびれをきらして待っていたなんてことがある。かといって、
ホールの時間学でのMonochronic time or polychronic time
っていう議論になると、多分日本はpolychronicなんだと思うけどどうかな~。5時になりましたから退社しますっていうんじゃないし、特別扱いが多い。matter of factでタンタンとしている西洋人の間ではmonochronic timeが支配的だ。5時は退社時間とあれば、5時=退社時間の他に、でももだってもない。ここで、でも上司がまだいるからとか、でも仕事がまだ終わってないからとか、でも誰もまだ帰ってないからとか違う退社時間概念をつくっちゃうのが、日本。polychronic timeが支配的だって言えるんじゃなかろうか。日本ってどちらなのでしょう?
日本の労働状況だと、朝はmonochronicで夜はpolychronic????
朝の20分の遅刻はえらいこちゃだけど、サービス残業の20分なんて問題にすらならない。
私の知る英国人はmonochronicな人がやたら多い。スパゲッティを茹でる時にタイマーを使うようなヒト達だ。料理の工程でも計量が多い。monochronic/polychronicの概念をみると、私は断然polichronic timeにより支配されているニンゲンだ。多分国籍問わず、こってりとしたまぶだち関係に私となるのは、polychronicな人たち。会えば時間も忘れて、、、、お互いが必要となりゃ、明日の予定なんてそっちのけで飛行機に飛び乗る。一旦でかけてしまえば鉄砲玉で、帰って来ようと思った時間に帰ってこられたためしがない。
Monochronic timeの特徴:
用事をひとつずつこなし、
1つのことに集中し(single minded)
予定や時間に忠実で(punctual)
計画を立ててその通り実行し
物の貸し借りを控え、
短期的な人間関係に慣れている
Polychronic timeの特徴:
いくつものことを同時に進行させ、
そのため注意が散漫になることもあったりし、
人間関係によっては時間を融通させ、
立てた計画を変更することもあり、
物の貸し借りを気軽に行い、
一生の付き合いとなる人間関係が多い
(チャールズ B プルブル 2000 「21世紀に向けて異文化コミュニケーション」目次はここで見られます。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAW95555/)
<関連記事>
interpersonal distance - 対人距離 etc
nterpersonal distance - 対人距離etc2 i
<おまけ>
私の大好きなデュエットソングでございます。
Ella & Louisのデュエットなんだけどエラのところだけ♪
I thought I'd found the man of my dreams.
Now it seems, This is how the story ends:
He's goin' to turn me down and say,
"Can't We Be Friends?"
I thought for once it couldn't go wrong.
Not for long! I can se the way this ends:
cNever again! Through with Love,
Throught with men!
They play their game without shame, and who's to blame?
I thought I'd found a man I could trust.
What a bust! This is how the story ends:
He's goin' to turn me down and say,
"Can't We Be Friends?"
つづく

画像拝借先:comment.myspace.com/index.cfm%3F...00746461
非言語コミュニケーション(nonverbal communication)。う~ん、ゴマンと語り尽くされているネタなんだけど。
非言語コミュニケーションはつくづく恋愛のヒントの宝庫だと思う。
恋愛っていうのは、ある意味、普通のコミュニケーションが更に進化した(親しくなった)結果だから、
他の人間関係に対してもヒントがたくさん隠されてたりすると思うんですわ。
恋愛ってば、
人に出会って→かっこいいとか可愛いとかぐっときて→あの寂しそうな表情/目ヂカラなどに反応したり、小麦色のお肌にひかれたりし→急接近してドキドキしたりして→更に距離を縮めようと尽力(笑)し→相手の関心をゲットするため、好印象を与えようと頑張ってみたりして→受けのよい洋服を選んだり、化粧や香水の助けを借りたり、バッチグーのデートスポットを捻出したりして→決めたい時のバーなんかで、相手の反応をみながら、くどいちゃったりするのだ。
遅刻されたりすると、私のことなんてどうでもいいのかと腹を立てたり落ち込んだりもする。
この一連の恋愛的作業(笑)の中にゃ、非言語コミュがてんこもりで点在してる。こいつは言葉では計り知れないコミュニケーションの宝庫だ。
だいたい恋愛初期か、まだ恋愛に発展していない時期において、相手の言葉をうのみにしてコミュニケーションをとる時なんて極まれじゃないかしらん?
また今度~。。。。
と言われ、
はい、是非是非~
なんて受け答えながら2度と会う事のなかったお相手って、恋愛だけに限らず結構いたりしますよね?
是非是非~と言っている時に「いや~もう今度はないだろう」と頭で自分が考えていたのが相手にも伝わっていたりもします

とかく、、、
ニッポンジンって、非言語コミュニケーションが好きなんじゃないかしら。
非言語コミュニケーションに情緒を感じ、恋の醍醐味を感じ、相手の魅力を見いだして行く国民なんじゃないかな~。
あからさま
ってお嫌でしょう?
日本人以外の恋愛があからさまだと言っているのではありませんが、私の印象だと、西洋のキリスト教圏とかだととかく、ひとつずつ、言葉でもって確認して、お互いに言葉でもって知らせ合うという、地道なレンガをひとつずつ積み上げて行くような作業を厭わないようなところがあるように思えます。
だから、言葉でダイレクトに表現すると、壊れちゃうような、色あせちゃうような、消えちゃうような、台無しになっちゃうような、興ざめしちゃうようなもろ~い、信号を相手から読み取るゲームみたいな方が、ダイレクトな女性からのアプローチよりも、好まれるわけですね?

こんなゲームがいらなければ、ステレオタイプのかつてのお見合いのように、写真、名前や年収学歴などの情報なんかでも事足りてしまう場合もあるのかもしれない。
それでもやっぱり恋愛をしたいと思う心の内には、この非言語コミュニケーションゲームでゾクゾクきたりワクワクしたりしながらひとつずつ確かめて行きたいっていうような心意気もあるんじゃなかろうか。。。

多分、国際恋愛なんかも初めてだったり、あまりなじみがなかったりすると、non-japaneseである相手から発せられる非言語コミュニケーションを堂読み解くのかが分かりかねるからこそ面白いっていうのもあるかもしれない。
私があえてここで言うまでもないけど、最もまかりとおった認識として、
言葉によるコミュニケーションの割合(言語コミュニケーション)は35%にすぎず、残りは全て非言語コミュニケーションだっていわれている(バードウィステル)。
っていうのがありますね~。
我々が、相手が「本当は」何を考えているか一生懸命読もうとするのも、相手が言った言葉よりも、非言語メッセージの中に答えありきと無意識ながらに思っているからなのかもしれない。非言語メッセージは人の内面を表すヒントなのだ。目にみえない、耳に聞こえないシグナルだ。

マインドリーディングの割合が比較的高い文化の中で我々日本人は生活しているといっていいと思います。KYなんて言ってことばがまかり通っているのが良い例だ。空気を読めなかった方が悪い。つまり情報を受けた方に否があると思われやすい。情報を発した方があいまいすぎてわかんなかったのよ~と責められることってあんまりない。
非言語コミュニケーションのずれやギャップ、ひずみは多分国際結婚や国際恋愛で亀裂が生じさせてしまう要因にもなると思う。
なぜって、どちらかひとりがもうひとりの母国語を縦横無尽に操れるバイリンガルっていうんでない限り、言語コミュニケーションが不完全な分、非言語コミュニケーションの役割も大きくなったりしてそうだからだ。盛りのついた時期を超えればなおさらだ。
例えば、きちんとコミュニケーションが円滑にとれている国際結婚夫婦(夫:日本人、妻:外国人)の、旦那さんが奥さんを愚妻ですと紹介したとて、言語情報としてだけ、愚妻を直訳し、stupid wife,,,なにぃ?と惨事になることはないでしょう。
私は、ずいぶん昔に、hi sweetieとほぼかわらない、hi petというので、まるでマスコット扱いされたと感じて怒った経験があるけど(笑)
非言語コミュニケーション(nonverbal communication)には、準言語(paralanguage)と、非言語非音声コミュニケーションがある。
準言語(paralanguage)は、実際に話している内容というよりも、話し方ね。「愛している」と言ってはいるものの、今イチ信憑性がないとか、そういう時は、paralanguageからのインフォメーションと、言葉自体のインフォメーションが合致してなかったりするわけです。
Quality (声の高低やリズムを含めた声の質)
Characterizers (あくび、咳払い、泣き/笑い等の音声的描写体)
Qualifiers (声の強さや高さを指す音声的資格体
Segregates (えーと、あの~、その~、等の間を含む音声分離体)
などがparalanguageの中に含まれます。
プロポーズの時の思い出なんかも、深く心に残るのは、実際に言われた言葉よりも、非言語情報だわ~。今でも思い出して、あったか~い気持ちになるのって、「結婚してください」という言葉よりも、あのとってものどが乾いてる感じの彼とか、とってもナーバスな気持ちが伝わってくる感じとかだもの。
じゃあ、非言語非音声コミュニケーションにはどんなものがあるかっていうと、
身体動作。Kinesics (身体学):
身体や手足の動き、顔の表情、アイコンタクト、姿勢、ジェスチャーなど。
例:あの人なんだか目つきがやらしい。あの人のしぐさって品がある。年寄りくさい歩き方をする、表情が豊かで若々しい、あの目つきで見られると妊娠してしまいそうだ、などなど。
え”?例が変?
気にしないでください♪
a)身体特徴。Objectics (対物学):
体格、体型、全体的な魅力、臭い(体臭や口臭)、身長、体重、髪や皮膚の色など。
例:タイプの女性はブロンド、ブルーアイズ。妻が出産後太って女じゃなくなった。彼の体臭が好きだ。恋人の条件のひとつは身長180cm以上。アジアンガールにしか興味がない。胸毛は苦手。などなど。
b) 人工物。Objectics (対物学):
衣服、化粧、メガネ、かつら、香水、カラーコンタクトレンズ、アクセサリー、などなど。
例:初デートなのにあんなにカジュアルな恰好で現れるなんて失礼よ!いつもデートの時はカジュアルな恰好で来るから彼はきさくな人なんだと思う。彼女はモエ系/モード系/ギャル系/ナチュリラ系。
ここ、いちばん議論の余地がある分野かも。。。
そもそもニンゲン体ニンゲンの関係であるのに、対物学分野という、対物、object...つまり”もの”っぽいわけです。ニンゲンの本質には関係ないのに、けど、恋愛にはやはり、雄雌的にもひかれないとなりたたないっていうのがあるから、見た目的なファクターも無視できないわけで、、、。
接触行動。Hapatics (接触学):
なでる、さわる、抱きしめる等の行動。
例:お母さんが赤ちゃんの頭を撫でる。お店を出る時に彼が彼女の腰に手を回した。家族が亡くなって泣いていたら友達が抱きしめてくれた。長距離恋愛の恋人と再会して抱き合った。キャバクラでエロおやじが嫌われているのも知らずか、キャバクラ譲の足を撫で回した。
このあたり、センシティブですね~。セクハラとかもそうだけど、好意あるヒトからと不快を感じるヒトから同じ行為を受けて感じる印象が雲泥の差。運命の分かれ道です。
空間行動。Proxemics (近接学):
空間をどのように使うか。つまり対人距離やパーソナルスペース、なわばり、座席行動など。
例:見知らぬ人とパーティで話しをする機会があったが、恋人とパーティで話しをするよりも、間隔を多くとって立った。通っている趣味の教室ではいつも同じ席を陣取る。社長が上座に座り、自分はぺいぺいなので下座に座った。もてなさせる側ともてなす側の座り場所の違い等。
環境要因:
建築様式、室内装飾、証明、温度、音楽。またその中で起こる相互作用。
例:なんだか模様替えしてからの方が落ち着く。今夜こそと照明のおとした落ち着いたバーに彼女をさそった。お粗末なラーメン屋さんに彼に連れて行かれこりゃ~恋愛に発展しないとあきらめた。彼の部屋を訪ねたらある時急にロマンティックな音楽を流し始めたから焦った。ハネムーンはロマンティックなつくりのバンガローに泊ることにした。
時間。Chronemics (時間学):
時間の概念や使い方について。時間の捉え方や意味解釈について。E.T Hallは2つの対立する時間の概念を提唱している(Monochronic time:モノクロニック時間と、Polychronic time:ポリクロニック時間)
例:仕事に一時間も遅刻するなんてやる気のない証拠。いつもデートの時待たされるのは彼の方、彼女は彼が自分に夢中だとうぬぼれている。他の人との予定を遅らせて私に会う時間を長くしてくれた。彼はラテン系だからまあ30分くらい遅れるのはしょうがないと思わないとやってられない。7時閉店なのに常連さんが7時ちょっと前にやってきてまさか断るわけにはいかなかった。先約があったが、本命なので先約との約束時間を遅らせた。日本人は遅刻しない。
このような非言語コミュニケーションが国際恋愛/国際結婚でもお互いを理解するためにゃ、いろいろ大切になってくる。
身体動作じゃ、お茶目なガイジンウインクにぐっときちゃうなんてことが我々日本人には往々にしてあるかもしれないし、日本人は顔の表情が乏しくて何を考えているのか何を感じているのかあまり分からないと思われることが外国にいると多いかもしれないし、失敗した時や転んだ時に笑う日本人は不気味かもしれない。日本人の女性がフェミニンだとか言われちゃうのも、へりくだったような態度をとるからだし、お行儀なんかを気にしているからだ。他の文化圏のヒトから身体動作でぐっとくるような行動をとられたりしても、決してパーソナルに受け止めないで流しておいた方がいいかもしれません。そして、お財布を盗まれちゃったり、転んで膝をすりむいてしまったり、なにかそのような困難に出くわしたら、バツが悪そうに笑うんではなくて、痛みや、苦痛なんかをちゃんと表現した方がみてて不思議じゃない。
身体特徴っていうのは国際恋愛で大きな役割を占めているかもしれない。あの碧眼で見られちゃうと弱い、とか、アジア女性の黒髪ストレートに憧れる西洋男とか、一重まぶたのつり目(アーモンドアイズ)に神秘性を見いだすとか、◯◯人の体臭はどうしても受けつけないのよね~とか、初デートでニンニク臭い相手にがっくりしたとか、西洋の女性はグラマーすぎてひいてしまうとか、ヒスパニック系女性のあの大きなおしりがなんともいえなく良いとか、タイ女性はちっちゃくって可愛いとか。racismの嵐といえば嵐だ(笑)ので、なに人が好きなの?とか、日本人女性のことどう思うとかそういう愚問はしない方が懸命かもしれない。西洋女性のことを悪く言い、アジアの女性はフェミニンだとかいって近づいてくる西洋男性には多分、、、要注意でしょう(つまり日本男性のことをあれこれいって西洋男性に近づかないようにしましょう♪と私は個人的に思いますが、どうでしょう?)(笑)
人工物といえば、もう日本人が必死になっている分野だと言えちゃうと思う。印象管理で大忙しだ。ファッションってやつはほとんど含まれる。良い奥さんになりそうだと思われそうな服装とか、彼のお母さんに気に入ってもらえる一枚とか、ちょっぴり小悪魔を演出するドレスとか、ファッション雑誌の小見出しをみると自分を他者に自分の見られたいように見せる方が目白押しだ。ここできっと”ブランドもん”はある種のヒト達にとっては強い見方なんだ思う。メルセデスを乗り回し、◯◯で仕立てさせたスーツを着て、××エアにしか乗らない俺、とか、遊んでいるように見られない恰好とか、スカートをはいた方が女の子らしいと思われるとか、バリバリ働いてそうなスーツとか。
接触行動で、もろくもなれなれしすぎ、すけべだなんて嫌われてしまったり。。。映画館でのデートでちょっと息苦しかったとか。西洋人と恋愛ばかりしていると日本人男性の味気なさよ、、、。←これは文化的な違いから接触行動が極めて少ないことから生じる印象。逆に接触行動がプアな文化圏の人がこれをやろうとするとやたら、いやらしく、”前戯”じみてしまったりする。接触行動を多く取る文化圏の人は別に人前でforeplayをしているわけじゃない(笑)し、性的に触発される相手にだけ接触行動をとってるわけじゃない。

空間行動じゃ、満員電車に同僚とのって急接近して意識しちゃったとか、外国人はかなり空間をせばめて話しをしたり立ったりするので、意識してしまいやすいとか、日本の男性は空間をふんだんにとるので冷たく感じるとか、そんなこんなのシチュエーションで空間行動のヒントが活きたりするかもしれない。。。
環境要因も、デートだとか恋人探しだとか言っているうちは結構侮れない。同一人物におっしゃれ~なバーやホテルのラウンジに連れて行かれるのと、居酒屋に連れて行かれるのじゃ全然相手の心の中についての予想が違う。ピュアな外国人(Caucasian )は日本人ほどどこのお店に、、、と吟味しないとは思うケド。またたいていの外国人(Caucasian )はそう簡単に一緒に「食事」をしない(日本という居酒屋のような摩訶不思議な空間があるところではわからないけど)。ディナーに誘うようになるのって日本以上に意味があることが多いと思う。デート色がかなり強くなる。一番男女の求めているところのギャップが大きくなるところのひとつでもある。女性は素敵なところでうっとりしたいし、男性にはバジェットという大きなissueがある(笑)

彼女のお部屋に初めて潜入できた時に、キャンドルが灯っているのと、真っ白な白熱灯が爛々してるのでは違うメッセージを受け取るでしょう。
時間も国際恋愛でギャップがでやすいところだ。
時として日本特有のきっかり度はプレッシャーだ。パーティなんかは、パーティが終わるまでに顔をだせば良いと思っていると、乾杯ができずに皆がしびれをきらして待っていたなんてことがある。かといって、
ホールの時間学でのMonochronic time or polychronic time
っていう議論になると、多分日本はpolychronicなんだと思うけどどうかな~。5時になりましたから退社しますっていうんじゃないし、特別扱いが多い。matter of factでタンタンとしている西洋人の間ではmonochronic timeが支配的だ。5時は退社時間とあれば、5時=退社時間の他に、でももだってもない。ここで、でも上司がまだいるからとか、でも仕事がまだ終わってないからとか、でも誰もまだ帰ってないからとか違う退社時間概念をつくっちゃうのが、日本。polychronic timeが支配的だって言えるんじゃなかろうか。日本ってどちらなのでしょう?
日本の労働状況だと、朝はmonochronicで夜はpolychronic????
朝の20分の遅刻はえらいこちゃだけど、サービス残業の20分なんて問題にすらならない。
私の知る英国人はmonochronicな人がやたら多い。スパゲッティを茹でる時にタイマーを使うようなヒト達だ。料理の工程でも計量が多い。monochronic/polychronicの概念をみると、私は断然polichronic timeにより支配されているニンゲンだ。多分国籍問わず、こってりとしたまぶだち関係に私となるのは、polychronicな人たち。会えば時間も忘れて、、、、お互いが必要となりゃ、明日の予定なんてそっちのけで飛行機に飛び乗る。一旦でかけてしまえば鉄砲玉で、帰って来ようと思った時間に帰ってこられたためしがない。
Monochronic timeの特徴:
用事をひとつずつこなし、
1つのことに集中し(single minded)
予定や時間に忠実で(punctual)
計画を立ててその通り実行し
物の貸し借りを控え、
短期的な人間関係に慣れている
Polychronic timeの特徴:
いくつものことを同時に進行させ、
そのため注意が散漫になることもあったりし、
人間関係によっては時間を融通させ、
立てた計画を変更することもあり、
物の貸し借りを気軽に行い、
一生の付き合いとなる人間関係が多い
(チャールズ B プルブル 2000 「21世紀に向けて異文化コミュニケーション」目次はここで見られます。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAW95555/)
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nterpersonal distance - 対人距離etc2 i
<おまけ>
私の大好きなデュエットソングでございます。
Ella & Louisのデュエットなんだけどエラのところだけ♪
I thought I'd found the man of my dreams.
Now it seems, This is how the story ends:
He's goin' to turn me down and say,
"Can't We Be Friends?"
I thought for once it couldn't go wrong.
Not for long! I can se the way this ends:
cNever again! Through with Love,
Throught with men!
They play their game without shame, and who's to blame?
I thought I'd found a man I could trust.
What a bust! This is how the story ends:
He's goin' to turn me down and say,
"Can't We Be Friends?"
つづく