Guillaume Apollinaire - ねぇ私のどこが好き?に答える
私が生まれて間もないころに刊行された書簡の中の詩。
Mon très cher petit Lou by Guillaume Apollinaire
- アポリネール"とてもいとおしい僕のルウよ"
多分、、、、
女性が
私のどこが好き?
的質問をする時にまさに言われたいこと。
こういう答えが戻ってくれば満点だ。オンナとしての自我がすっかり満たされちゃうだろう。
またこの類いのことをしばらく言われてないと、しからば言ってもらおうじゃないのと、私のどこが好き的誘導尋問で、満足いく答えが導きだせるまで踏ん張る女性もあるかもしれない(笑)
多分、、、、
よく気がつくから、
良妻賢母だから、
お片づけ上手だから
的なお答えじゃなくて、この手のお答えを期待してることの方が多いんじゃないかしらん。それが女心ってもんなのじゃろか?
動物でも男性でも女性でも、エゴイスティックなところををくすぐられたいっていう気持ちはもう本能ですよ。
ある意味この詩、かなりメス的要素が強いよな~(笑)社会的生き物としての褒め言葉っていうよりも。
有能な秘書ですね、なんて言われるよりも、
泡立たないシャンパンの色をした右の乳首よ お前が好きだ
なんて言われちゃった方が満たされちゃう、社会に属してないオンナという生き物の部分だってあるってわけです。
アポリネール。
ウィキペディアをみてみると、このお方、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』盗難事件の犯人として逮捕されたこともあるんだそう(笑)ま、1週間で釈放されたそうなので、大事にはいたらなかったと同サイトにあります。印象派批判主義「キュビスム」の先導者。のちにシュルレアリスムの名付け親になったんだそうです。ローランサンと6年間、パリにて恋愛関係にあったこともあったそう。
ポーランド人のお母さんとイタリア人のお父さんとの間にローマで生まれたんだそうです。最初の半生はなぞにつつまれている。
Mon très cher petit Lou je t’aime
Ma chère petite étoile palpitante je t’aime
Corps délicieusement élastique je t’aime
Vulve qui serre comme un casse-noisette je t’aime
Sein gauche si rose et si insolent je t’aime
Sein droit si tendrement rosé je t’aime
Mamelon droit couleur de champagne non champagnisé je t’aime
Mamelon gauche semblable à une bosse du front d’un petit veau qui vient de naître
je t’aime
Nymphes hypertrophiées par tes attouchements fréquents je vous aime
Fesses exquisément agiles qui se rejettent bien en arrière je vous aime
Nombril semblable à une lune creuse et sombre je t’aime
Toison claire comme une forêt en hiver je t’aime
Aisselles duvetées comme un cygne naissant je vous aime
Chute des épaules adorablement pure je t’aime
Cuisse au galbe aussi esthétique qu’une colonne de temple antique je t’aime
Oreilles ourlées comme de petits bijoux mexicains je vous aime
Chevelure trempée dans le sang des amours je t’aime
Pieds savants pieds qui se raidissent je vous aime
Reins chevaucheurs reins puissants je vous aime
Taille qui n’a jamais connu le corset taille souple je t’aime
Dos merveilleusement fait et qui s’est courbé pour moi je t’aime
Bouche Ô mes délices ô mon nectar je t’aime
Regard unique regard-étoile je t’aime
Mains dont j’adore les mouvements je vous aime
Nez singulièrement aristocratique je t’aime
Démarche onduleuse et dansante je t’aime
Ô petit Lou je t’aime je t’aime je t’aime.
* Lou' ( Louise de Coligny-Châtillon ). "Poème à Lou" est le fruit d'une relation brève et ardente avec Louise de Coligny-Châtillon, dite Lou, une belle aristocrate rencontrée à Nice en 1914.
とてもいとおしい僕のルウよ お前が好きだ
いとおしく可愛い煌く星よ お前が好きだ
うっとりするほど柔らかな肉体よ お前が好きだ
胡桃割りのように締めつける陰門よ お前が好きだ
あんなにも薔薇色の並はずれた左の乳房よ お前が好きだ
あんなにも柔らかな薄赤色の右の乳房よ お前が好きだ
泡立たないシャンパンの色をした右の乳首よ お前が好きだ
生後まもない子牛の額の瘤さながらの左の乳首よ お前が好きだ
お前の頻繁な愛撫によって異常肥大した小陰唇よ お前たちが好きだ
えも言われぬ軽快さ 跳びさがる様(さま)もものの見事な両の尻 お前たちが好きだ
(以下、臍、毛並み、腋の下、肩の線、腿、耳たち、髪の毛、足、腰、ウェスト、背、口、眼ざし、手、鼻、歩き方、そして「可愛いルウ」について、同様に17行つづくようですが、ネット上をざっと観たところでは日本語訳完全版はみつかりませんでした)
ギヨ-ム・アポリネールによる書簡詩。1915年4月8日。『ルーへの手紙』(1969年刊)より。
アポリネールさんはルーさん以外の女性にも第一次大戦従軍中に恋文をしたためていたのだそうです。
従軍地で、悶々としていたのかな~(笑)
きっと、、、
君の全部が好き。
じゃダメなんだと思います。女性は往々にして褒められることにどん欲ですからね。
君の目が好き。
でもダメなんだと思います。これは骨組みでしかなく(笑)もちょっと、肉付けをしないと。
アポリネールさんは、乳房と乳首を分けて褒めていますし、
右と左の乳房と乳首それぞれ分けて讃えています。
左側の乳首など、
生後まもない子牛の額の瘤さながら、、
と賞賛しています。
殿方の皆さん、
ご健闘をお祈り致します。
私が生まれて間もないころに刊行された書簡の中の詩。
Mon très cher petit Lou by Guillaume Apollinaire
- アポリネール"とてもいとおしい僕のルウよ"
多分、、、、
女性が
私のどこが好き?
的質問をする時にまさに言われたいこと。
こういう答えが戻ってくれば満点だ。オンナとしての自我がすっかり満たされちゃうだろう。
またこの類いのことをしばらく言われてないと、しからば言ってもらおうじゃないのと、私のどこが好き的誘導尋問で、満足いく答えが導きだせるまで踏ん張る女性もあるかもしれない(笑)
多分、、、、
よく気がつくから、
良妻賢母だから、
お片づけ上手だから
的なお答えじゃなくて、この手のお答えを期待してることの方が多いんじゃないかしらん。それが女心ってもんなのじゃろか?
動物でも男性でも女性でも、エゴイスティックなところををくすぐられたいっていう気持ちはもう本能ですよ。
ある意味この詩、かなりメス的要素が強いよな~(笑)社会的生き物としての褒め言葉っていうよりも。
有能な秘書ですね、なんて言われるよりも、
泡立たないシャンパンの色をした右の乳首よ お前が好きだ
なんて言われちゃった方が満たされちゃう、社会に属してないオンナという生き物の部分だってあるってわけです。
アポリネール。
ウィキペディアをみてみると、このお方、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』盗難事件の犯人として逮捕されたこともあるんだそう(笑)ま、1週間で釈放されたそうなので、大事にはいたらなかったと同サイトにあります。印象派批判主義「キュビスム」の先導者。のちにシュルレアリスムの名付け親になったんだそうです。ローランサンと6年間、パリにて恋愛関係にあったこともあったそう。
ポーランド人のお母さんとイタリア人のお父さんとの間にローマで生まれたんだそうです。最初の半生はなぞにつつまれている。
Mon très cher petit Lou je t’aime
Ma chère petite étoile palpitante je t’aime
Corps délicieusement élastique je t’aime
Vulve qui serre comme un casse-noisette je t’aime
Sein gauche si rose et si insolent je t’aime
Sein droit si tendrement rosé je t’aime
Mamelon droit couleur de champagne non champagnisé je t’aime
Mamelon gauche semblable à une bosse du front d’un petit veau qui vient de naître
je t’aime
Nymphes hypertrophiées par tes attouchements fréquents je vous aime
Fesses exquisément agiles qui se rejettent bien en arrière je vous aime
Nombril semblable à une lune creuse et sombre je t’aime
Toison claire comme une forêt en hiver je t’aime
Aisselles duvetées comme un cygne naissant je vous aime
Chute des épaules adorablement pure je t’aime
Cuisse au galbe aussi esthétique qu’une colonne de temple antique je t’aime
Oreilles ourlées comme de petits bijoux mexicains je vous aime
Chevelure trempée dans le sang des amours je t’aime
Pieds savants pieds qui se raidissent je vous aime
Reins chevaucheurs reins puissants je vous aime
Taille qui n’a jamais connu le corset taille souple je t’aime
Dos merveilleusement fait et qui s’est courbé pour moi je t’aime
Bouche Ô mes délices ô mon nectar je t’aime
Regard unique regard-étoile je t’aime
Mains dont j’adore les mouvements je vous aime
Nez singulièrement aristocratique je t’aime
Démarche onduleuse et dansante je t’aime
Ô petit Lou je t’aime je t’aime je t’aime.
* Lou' ( Louise de Coligny-Châtillon ). "Poème à Lou" est le fruit d'une relation brève et ardente avec Louise de Coligny-Châtillon, dite Lou, une belle aristocrate rencontrée à Nice en 1914.
とてもいとおしい僕のルウよ お前が好きだ
いとおしく可愛い煌く星よ お前が好きだ
うっとりするほど柔らかな肉体よ お前が好きだ
胡桃割りのように締めつける陰門よ お前が好きだ
あんなにも薔薇色の並はずれた左の乳房よ お前が好きだ
あんなにも柔らかな薄赤色の右の乳房よ お前が好きだ
泡立たないシャンパンの色をした右の乳首よ お前が好きだ
生後まもない子牛の額の瘤さながらの左の乳首よ お前が好きだ
お前の頻繁な愛撫によって異常肥大した小陰唇よ お前たちが好きだ
えも言われぬ軽快さ 跳びさがる様(さま)もものの見事な両の尻 お前たちが好きだ
(以下、臍、毛並み、腋の下、肩の線、腿、耳たち、髪の毛、足、腰、ウェスト、背、口、眼ざし、手、鼻、歩き方、そして「可愛いルウ」について、同様に17行つづくようですが、ネット上をざっと観たところでは日本語訳完全版はみつかりませんでした)
ギヨ-ム・アポリネールによる書簡詩。1915年4月8日。『ルーへの手紙』(1969年刊)より。
アポリネールさんはルーさん以外の女性にも第一次大戦従軍中に恋文をしたためていたのだそうです。
従軍地で、悶々としていたのかな~(笑)
きっと、、、
君の全部が好き。
じゃダメなんだと思います。女性は往々にして褒められることにどん欲ですからね。
君の目が好き。
でもダメなんだと思います。これは骨組みでしかなく(笑)もちょっと、肉付けをしないと。
アポリネールさんは、乳房と乳首を分けて褒めていますし、
右と左の乳房と乳首それぞれ分けて讃えています。
左側の乳首など、
生後まもない子牛の額の瘤さながら、、
と賞賛しています。
殿方の皆さん、
ご健闘をお祈り致します。