"I'm afraid there is no money" - これもイギリス的ジョークのセンス?

政権が変わった英国。ついつい気になってしまいます(笑)

閣僚が住むことになる、お屋敷紹介を目にしました。
3物件ご紹介しましょう。

1. Chequers in Buckingham Shire
16世紀のマンション。寝室は10室。敷地は1000エーカー。

2. Dorneywood in Buckingham Shire
ゴードンブラウン政権のときはさておき、代々の財務大臣が住むマンションなんだとか。ジョージ・オズボーン財務相が住むのだとしたら、このマンションの家主は38歳ということになる。1920年代に建てられ、寝室数21。ビリヤード室もスイミングプールもあり。
200エーカー。

3. Chevening House in Kent
$BANANA SPIRIT
画像拝借先:http://en.wikipedia.org/wiki/Chevening

ウィキペディアによると、
However, under the current coalition government, the Foreign Secretary and the Deputy Prime Minister share use of the property.[とあるので、ヘイグ外相とクレッグ副首相が仲良く暮らすのでしょか?

3500エーカーの敷地に115部屋。1967年に英国に寄贈された建物。伝統的には、外務大臣が住むとされる。
こちらケントのsevenoaksにあるんだそうだ。そういえば、motor way にのって車で走っているとそのあたりは、結構こういう、緑の中の一軒家のようなお屋敷を結構みかける。ロンドンからはだいたい35キロくらいのところ。M25のジャンクション5あたり。私が一番長く暮らしたマチからは25キロくらい。あ~25キロ違うとこうも違うのか、、、(笑)


それはさておき、


財務省主席担当官に任命された44歳のデイビッド•ローズ(David Laws)に、前任者から
メモが残されていたというニュース。

British ex-minister tells successor 'there's no money left'

そのメモ書きには、

"dear chief secretary
I'm afraid there is no money.
kind regards - and good luck!
Lian"




とあったそう。


悪いけどお金ならないよ。でもまあ頑張ってよってな意味。

このメモを残したLiam Byrneは、プライベートなジョークのつもりだったっていうから、明るみにでてしまって、oops! と思っているに違いない。まさに「あちゃー!ガーン」だ。

http://en.wikipedia.org/wiki/Liam_Byrne

余計なことを明るみに出されてしまった(?)Liamはこういう皮肉で切り返す。




"My letter was a joke, from one chief secretary to another. I do hope David Laws' sense of humour wasn't another casualty of the coalition deal,"


このメモ書きは単なる、担当官から担当官へのジョークさ。連立政権が、David Lawの冗談のセンスにまで被害を及ぼしてなければいいけど、、、


皮肉系ジョーク、、、スキだな~(笑)

それにしてもイギリスでは労働党の失言が目立ってますな~(笑)

<おまけ>

【図解】英国連立政権の閣僚名簿