Elgin Marbles - エルギン マーブルズ
大英帝国の当時の栄華を見せつけられる大英博物館(当時の栄華については今でもかなり誇りをもってるヒトがやたら多いイギリスでもあるような)。
ブリティッシュミュージアムなんてところはグレートブリテンにいると結構素通りスポットでしかなかったりして、その先にあるタイレストランの方が重要だったりするのである。
んで、私も初めてロンドンで過ごした夏に一度行ったくらいか、あるいは日本からきた友達のリクエストで何度かアテンドをしたくらいのものだったと思う。
とにかく消化不良を起こす博物館で、具のつまり具合がものすごい。contributionはあるにせよ、あのようなスケールの博物館に”無料”で入れると、日本の町おこし/村おこしでつくられたような無数の美術館、博物館なんかにはとても”ボラれ”感を持つようになる。
日本にいるのになんでエルギン マーブルズについてなんてネタにしてるかというと、ちょっとしたエルギン マーブルズについての言及を訳してるからだ。訳するのにあたって、いろいろ調べているうちに、ぶろグネタにしたくなってきた。
ここにとっても分かり易くエルギン マーブルズissueを説明しているサイトがある。記事が書かれたのは一昔前感があるけど、ご紹介しておきましょ。
大英博物館が空っぽになる日
当時(1800年頃)英国大使だったエルギン卿。パルテノン神殿彫刻群に魅せられてしまう目の高さはさすが。けどね~、根回しをして、工作をして、うまいことLord Elginがした行為っていうのは結構こそ泥っぽい。そこに(よくは知りませんが)アルセーヌルパンのような加齢臭、、、ぢゃなかった、華麗な犯罪のにおいはない。
こそ泥っぽくて、なんとなく最後もださい(だからロードエルギンの気取った肖像画もなんだかみていて滑稽に思えてしまう。だいたいこんな大規模な彫刻をスコットランドの自分の屋敷に置こうとするなんて、限度知らずじゃない?大理石って私の独断だと、地中海の海と太陽があってこそ映えるもの。それをスコットランドに置いたら、migie biteだらけになっちゃうか、雨に濡れているかのどちらかなじゃい?)。だってだって、彫刻群をイギリスに輸送するのにお金がかかりすぎて、大きな負債を抱えちゃったとか。物欲に突き動かされて、必死になって運んだんだろうね。
結局、植民地支配が当たり前だった当時の、七つの海を制覇した同じくイギリス人にも、エルギン卿の行為は議会でも強く批判されることになって、”ひっぱがして”きたはいいけど、彫刻を維持しておけなくなって、大英帝国に売却してしまう。彫刻群のたたりか、ゼウス様のたたりか~
それから200年、彫刻群は、まだお国に帰れないでいる。
ギリシャの返還の要請にイギリスが応じないからだ。
私は、イギリスの古くさい言い分は現代の状況には通じないような気がする。”世界遺産”としてより技術のある国が保護をしていくのがいいっていうことなんだろうけど、産業革命の世界をリードする大英帝国の時代ならまだしも、今は特にイギリスだけがcutting edgeの修復技術なんかをもってるわけじゃないし、現に間違ったとりあつかいをして彫刻群の表面をoops!っていったかいわないかは知らないけど、傷つけちゃったりしてその事故を隠蔽していたわけだし。いささか独占欲が強すぎやしない?
当時の大英帝国は大英帝国の使命を立派に果たしたとも言えると思う。当時、異教徒の文化を重んじないオスマントルコの元にあったら、もしかしたら今頃この可哀想な彫刻群は影も形もなくなっちゃっていたかもしれない。当時力のあった大英帝国が一肌脱いで、この彫刻群を保護してくれたからこそ、今でも年間数百万人のヒトがエルギンマーブルズ目当てで大英博物館にやってくるんだそう。
という見解が可能なのは、やっぱり、イギリスがいさぎよくギリシャにギリシャの歴史的文化遺産を返還したらじゃないかな~。大英博物館が空っぽになる日が来たら、私、本当にイギリスのハンサム振りに膝まづくわ。
だって、話しはちょっとずれるけど、一方ギリシャ側から見る、ある種のステレオタイプなイギリス人はほーんと野蛮だって思われてもしょうがないと思う。
ギリシャの島でのイギリス人の酔っぱらいの醜態は本当に情けない。
あんなイギリス人をちょくちょく目の当たりにしているギリシャ人なら、「あんな野蛮人のたくさんいる国で彫刻群が壊されちゃうんじゃないか」って思っちゃったりするんじゃないの?(笑)
イギリスの例だけにのみならず、植民地時代の略奪品は、個人的にはもとのお国に戻してあげるのが懸命なような気がしてます。わざわざ略奪品を自国に死守しなくとも、今や下々の我々だっていともたやすく世界中を旅できるわけだし、その芸術品が生まれた国に出向いて行って干渉するのがもっとも理想的な干渉の仕方のような気がしてます。
"it is time to heal the wounds of the ancient temple"
Mr. Papoulias
エルギン・マーブルズについての大英博物館の立場表明
大英帝国の当時の栄華を見せつけられる大英博物館(当時の栄華については今でもかなり誇りをもってるヒトがやたら多いイギリスでもあるような)。
ブリティッシュミュージアムなんてところはグレートブリテンにいると結構素通りスポットでしかなかったりして、その先にあるタイレストランの方が重要だったりするのである。
んで、私も初めてロンドンで過ごした夏に一度行ったくらいか、あるいは日本からきた友達のリクエストで何度かアテンドをしたくらいのものだったと思う。
とにかく消化不良を起こす博物館で、具のつまり具合がものすごい。contributionはあるにせよ、あのようなスケールの博物館に”無料”で入れると、日本の町おこし/村おこしでつくられたような無数の美術館、博物館なんかにはとても”ボラれ”感を持つようになる。
日本にいるのになんでエルギン マーブルズについてなんてネタにしてるかというと、ちょっとしたエルギン マーブルズについての言及を訳してるからだ。訳するのにあたって、いろいろ調べているうちに、ぶろグネタにしたくなってきた。
ここにとっても分かり易くエルギン マーブルズissueを説明しているサイトがある。記事が書かれたのは一昔前感があるけど、ご紹介しておきましょ。
大英博物館が空っぽになる日
当時(1800年頃)英国大使だったエルギン卿。パルテノン神殿彫刻群に魅せられてしまう目の高さはさすが。けどね~、根回しをして、工作をして、うまいことLord Elginがした行為っていうのは結構こそ泥っぽい。そこに(よくは知りませんが)アルセーヌルパンのような加齢臭、、、ぢゃなかった、華麗な犯罪のにおいはない。
こそ泥っぽくて、なんとなく最後もださい(だからロードエルギンの気取った肖像画もなんだかみていて滑稽に思えてしまう。だいたいこんな大規模な彫刻をスコットランドの自分の屋敷に置こうとするなんて、限度知らずじゃない?大理石って私の独断だと、地中海の海と太陽があってこそ映えるもの。それをスコットランドに置いたら、migie biteだらけになっちゃうか、雨に濡れているかのどちらかなじゃい?)。だってだって、彫刻群をイギリスに輸送するのにお金がかかりすぎて、大きな負債を抱えちゃったとか。物欲に突き動かされて、必死になって運んだんだろうね。
結局、植民地支配が当たり前だった当時の、七つの海を制覇した同じくイギリス人にも、エルギン卿の行為は議会でも強く批判されることになって、”ひっぱがして”きたはいいけど、彫刻を維持しておけなくなって、大英帝国に売却してしまう。彫刻群のたたりか、ゼウス様のたたりか~

それから200年、彫刻群は、まだお国に帰れないでいる。
ギリシャの返還の要請にイギリスが応じないからだ。
私は、イギリスの古くさい言い分は現代の状況には通じないような気がする。”世界遺産”としてより技術のある国が保護をしていくのがいいっていうことなんだろうけど、産業革命の世界をリードする大英帝国の時代ならまだしも、今は特にイギリスだけがcutting edgeの修復技術なんかをもってるわけじゃないし、現に間違ったとりあつかいをして彫刻群の表面をoops!っていったかいわないかは知らないけど、傷つけちゃったりしてその事故を隠蔽していたわけだし。いささか独占欲が強すぎやしない?
当時の大英帝国は大英帝国の使命を立派に果たしたとも言えると思う。当時、異教徒の文化を重んじないオスマントルコの元にあったら、もしかしたら今頃この可哀想な彫刻群は影も形もなくなっちゃっていたかもしれない。当時力のあった大英帝国が一肌脱いで、この彫刻群を保護してくれたからこそ、今でも年間数百万人のヒトがエルギンマーブルズ目当てで大英博物館にやってくるんだそう。
という見解が可能なのは、やっぱり、イギリスがいさぎよくギリシャにギリシャの歴史的文化遺産を返還したらじゃないかな~。大英博物館が空っぽになる日が来たら、私、本当にイギリスのハンサム振りに膝まづくわ。
だって、話しはちょっとずれるけど、一方ギリシャ側から見る、ある種のステレオタイプなイギリス人はほーんと野蛮だって思われてもしょうがないと思う。
ギリシャの島でのイギリス人の酔っぱらいの醜態は本当に情けない。
あんなイギリス人をちょくちょく目の当たりにしているギリシャ人なら、「あんな野蛮人のたくさんいる国で彫刻群が壊されちゃうんじゃないか」って思っちゃったりするんじゃないの?(笑)
イギリスの例だけにのみならず、植民地時代の略奪品は、個人的にはもとのお国に戻してあげるのが懸命なような気がしてます。わざわざ略奪品を自国に死守しなくとも、今や下々の我々だっていともたやすく世界中を旅できるわけだし、その芸術品が生まれた国に出向いて行って干渉するのがもっとも理想的な干渉の仕方のような気がしてます。
"it is time to heal the wounds of the ancient temple"
Mr. Papoulias
エルギン・マーブルズについての大英博物館の立場表明