Долгорсүрэнгийн Дагвадорж;(Dolgorsürengiin Dagvadorj) - 朝青龍

$BANANA SPIRIT

<画像拝借先:http://blog.canpan.info/fukiura/archive/5371>

Sumo grand champion Asashoryu waves after a press conference to announce his retirement in Tokyo, Japan, Thursday, Feb. 4, 2010. The Mongolian wrestler suddenly retired Thursday amid the fallout from a late-night drinking session in which he reportedly hit a man and broke his nose.

朝青龍が引退を表明して数日たった。
日本人として大きな顔はできない私。
相撲界のシステム全然わからないし、国技として、スポーツとして、相撲にあまり興味をもったことがない。

日本を留守にしていたこともあり、スキャンダルを起こし始めてやっと彼が、私の意識のひだにひっかかったようなものだ。



というわけで、彼の行動や彼の決断を良いとか悪いとか批評する知識は持ち合わせていないんだけど。


つい、マイノリティ経験者のやっかみカンジョウか、つい彼サイドでもののひとつも言いたくなってしまった(今晩、義理の弟が、オーストラリアから舞い戻り、おみやげに持って来てくれたワインのせいかしらん?)


彼の故郷モンゴルでは、彼のお兄さんが、スキャンダルをでっちあげられたと抗議する記者会見を開いたらしい。モンゴルと日本間の関係に亀裂が入るんじゃないかなんていう報道の仕方をする日本のテレビ局もあったくらいだ。




あのね~、



ニホンジン、ニッポン、そして日、出づる国の国技、相撲。
そしてよこず~な。


いろいろあろう。
伝統、品格、エトセトラ、エトセトラ。




でもね、その”いろいろあら~な”って部分、絶対に『暗黙の了解』なんてない。←ってニホンジンは肝に銘じなくちゃいけない。




ところで、こういう暗黙の了解、、、ニホンジンの間にはあるんですか?
了解しあえているんですか?



こちら(ニホンジン側)が言葉できちんと相手を説得できないものを、


相手がわかってくれなかった、相手に伝わらなかったって、相手の落ち度のような捉え方をするのは、辞めた方が良い。っていうかこういうのは、対non-Japaneseには悪いけど通じない。



私だけじゃない。
いろーんな人が指摘していることのひとつに、


『日本語コミュニケーションではなぜか聞き手の方が受け持たなくちゃいけない責任の方がでかい』


きちんと説明できなかった話し手があちゃー!あせるなんじゃなくて、
スマートに察することのできなかった聞き手が、あちゃー!空気読めない!汗ってことになってしまう。

ちゃんと相手にメッセーイを伝えられなかった話し手の落ち度っていうより、
ちゃんと相手のメッセージを察することんができなかった聞き手の落ち度。


この察するという行為ともいえない行為。


似たようなバックグラウンドがあるからこそ、どうにかこうにか、ああかな~、こうかな~って察することができるわけで、違バックグラウンドをもつ人がニホンジンのようにいろいろ察するってのいうのは無理な話しなんだと思う。


相撲の横綱にニホンジンが求めることが、どうして他のスポーツの勝者に求めるものと違うのか、
品格、品格っていうけど、


まったく日本の美徳も、観念も、価値観も、英雄感も、死生観も知らない人に、品格という言葉がいったいどんなことを意味するのかを分かってもらうにゃ、相当がんばって説得にはいらなくちゃいけないと思う。



相当、日本以外の国の文化、美徳を分かってないと、説明できない。
敵を知らずして、誰がおのれを語れるか。



昔は、西と東の文化ギャップだった。
東といえば、わけのわからない閉鎖的なチュウゴクや、発展途上のアジア諸国を除いて、台頭する日本くらいだったから、


日本が孤立するっていうよりも、東と西がどうやって折り合いをつけるかってなレベルだったかもしれないけど、、、、


”東”の中で、モンゴル人に、『相撲協会(あるいはニッポンの組織)のいっちょることわけわからんわ』って、思われ、、、、、



思われるのはいいと思う。



その後ちゃんと説明/釈明できれば。


日本の、メッセージを発信する側の人の間で、メッセージを発信されたものの、『ぽか~ん』わかりませーんという相手を、説得したり、納得させたり、誤解をといたり、分かってもらったりできるまで、相手にわかってもらおうと言葉とエナジーを惜しまず『語りかけられる人』はどれだけいるんだろうか?


スクリプト読まないで、自分の言葉で、相手のハートに届く迄発信力のある言葉や話しで、壁やわかだまりや誤解をこわしていける人ってどれだけいるんだろうか?



品格を重んじる心は、ニホンジンの素晴らしい特徴のひとつかもしれない。


けど、まったくヒンカクについて分からない人や、ピンときてない人に説明できる力、説得する力は我々にあるんじゃろか?


君達、ガイコクジンに何がわかるか?


あるいは、


ガイコクジンにはわからなくて当たり前。


っていう固定観念、


はたまた、国内的でいうと、



弟子入りしたものが勝手に年月をかけてこつこつ盗め(そこに惜しみなく言葉や労力をつかった説明はなくて当然)


っていう落ちばかりつけてたら、


いつ、ニホンジンはニホンジンを、国際的なシーンで、相手を言葉でもって、ロジックでもって説得できる技量を身につけられんだろうか?


横綱なんだから、、、っていうけど、
横綱は、英語になると、

単なる、Grand Championだ。
相撲取りも、単に Sumo Wrestler

他のアスリートとは違うって、わいのわいの言うのは、日本と言う小さな島の中だけであって、じゃあどんな風に違うのよ。違うんであればじゃあどんな風な意識を持てば良いのよっていうのを、きちんと、違うバックグラウンドをもつ人に説明できないと。

相撲が国技なら、


世界に相撲をしってもらおうと日本を出て活動を始めているのならなおさら、


相撲界がガイコクジン力士を相撲界に招き入れるのなら、


相手側/またはサードパーティが納得できるようなロジックがそこにないってのは、ナイーヴすぎて、みてていたたまれない。



相手は日本文化を大学院で学んだ日本エキスパートじゃないはずだ。
修行や実生活の中で、なんとなく日本の価値観や文化を体得してきた彼に、日本側は、十分な労を費やしたんだろうか。どうしてお相撲さんと、プロレスラーはちょいと違うのか、

どうしてathleteという一言で、相撲取りを片付けられないのか。


どんな風にガイコクジン力士は説明されたのだろうか。



もちろん、


いけないことはいけない。
(暴力とか、泥酔とか、その両方のお酒に酔って暴力とか)


でも、とっても日本的な価値観や固定観念で暗黙の了解でっていうんじゃなくて、
ガイコクジンを雇用するのであれば、世界的な土俵で相手を説得したり納得させたりできるロジックが断然必要になってくると思う。


『だって、それは国技である相撲だから』。
じゃ足りないのだ。


『atheleteならまだしも、横綱ですから』。
じゃ足りないのだ。


多分、私思うに、


ディベート、ディスカッション、パブリックスピーチ、そんなこんなのスキルをどうにかしないと、日本はまたどんどん変な方向に好むと好まざるとにかかわらず、押しやられて行ってしまうように思う。


英語媒介では、こんな風に記事になってる。

Sumo grand champion Asashoryu suddenly retired Thursday amid the fallout from a late-night drinking session in which he reportedly hit a man and broke his nose.
"I will retire," a tearful Asashoryu said after meeting with sumo officials. "I have caused a lot of trouble but I have no regrets about my sumo."

The Mongolian wrestler has been involved in a series of incidents over the years that have tainted the reputation of Japan's ancient sport.

In the most recent, the 29-year-old was accused of assaulting a man after drinking in downtown Tokyo. The weekly magazine Friday reported that Asashoryu was intoxicated when leaving an establishment and hit an acquaintance, who Asashoryu later claimed was his manager

<オリジナル記事>

http://www.etaiwannews.com/etn/news_content.php?id=1172808&lang=eng_news



<ざっと訳>

グランドチャンピオン(横綱)朝青龍が突然の引退。男性を鼻が折れるまで殴ったとされる深夜の飲酒の結末がこの引退となった。

相撲委員会のメンバーとの会議の後、涙を見せながら『引退します』と朝青龍は引退を表明した。
『いろいろとご迷惑をおかけしてきましたが、自分がとってきた相撲に悔いはありません』と報道陣に話した。
モンゴル出身の朝青龍は、今まで、日本の伝統的スポーツである相撲のイメージを傷つけるような様々な事件に長年にわたり関わってきた。
最近では29歳になる朝青龍は、東京都心で、酒を飲んだ後、男性に危害を加えたとして、非難された。週刊誌”フライデー”が、朝青龍が酒を飲んでいた店を出た後、酒に酔った同氏が知り合いの男性を殴ったと報道した。知人の男性は、当初朝青龍は、朝青龍自身のマネージャーだと主張したが、週刊誌”週刊新潮”が、暴行をうけた男性はナイトクラブに勤務する男性だと報道した。そのナイトクラブで、朝青龍は酒を飲んだという。

新年に行われるトーナメント(初場所)の最中、この事件が明るみに出、日本の新聞はこぞってこの事件を取りあげた。
木曜日の記者会見で、朝青龍は、今迄で一番の相撲にまつわる思い出は、初めて日本にやってきた両親の応援する鶏喰いで横綱武蔵丸を負かした時だという。『あの瞬間を忘れられない』と朝青龍は語り、涙をぬぐった。
また『ここのところ精神的なストレスも多かったので、今はゆっくり休養したい』と報道陣に語った。

これまで同横綱は、日本の伝統文化と密接な関係のある相撲界の横綱として相応しい生活態度ではないと批判されてきた。2007年、怪我により巡業を休場中、モンゴルでサッカーイベントに参加していたことが明るみにでて、場所出場停止処分を受けた。朝青龍以外に、出場停止処分を受けた横綱は前例がない。2003年には対戦相手のまげを掴んで反則負け。先月行われた天覧相撲でも勝利をあげた。

土俵の外での素行は別として、朝青龍は相撲史上、偉大な横綱のひとりとして忘れられることはないだろう。朝青龍を凌ぐ横綱は、大鵬(優勝32回)、千代の富士(優勝31回)の2人しかいない。