So disconnected! - リトルブリテン(Little Britain)

イギリスを知らずして、リトルブリテンで笑えるか!?
リトルブリテン(のような側面)を知らずして、イギリスがわかるか?!



不景気もぶっ飛ぶ、小さな大英帝国に暮らすヒトたちの、「普通の」生活。

前出のエントリで、そういえば、、、、Little Britan....と思い立ち、
見始めちゃいました。深夜の密かなお楽しみ。Little Britan!
まるで、おっしょさんのツボのなかの水飴(一休さん参照)。


もー、ほんとにほんとに


Hilarious!





面白すぎです。どの登場人物も、例えば、Chatham(知るヒトぞ知る、ケントのとってもワーキングクラスな街。Chavという俗語の起源だとも言われている)なんぞのハイストリートを闊歩していても
まったくおかしくないという、このストーリや登場人物のリアル度の高さもすごい。



離れてみて分かる、あの「独特度」。
おもしろいったらありゃしません。



どこまでもエキセントリック!



何が笑えるって、ストーリ展開よりも、あの本当にそこらへんにいそうな人の語彙、喋り方、アクセント、仕草、顔色の悪さ、いかにものセリフなんかが、大爆笑です。
完璧に世の中を無視した、自分のペースで生きてるぞぶりも圧巻です。



なかなか口には出して言えない事柄も、すっかりコメディの中に盛り込んでしまっています(例えば、いんちきダイエット講座を開いているMarjorie Dawesが、
インド系の女性がせっかく発言しているのに、全く聞き取ってあげません。何度も何度も言い直させて、結局最後まで聞き取ってあげないというあの、
たまにいるイギリス人の、移民や英語がネイティブではない人に対するちょっと意地悪な態度がとーーーーってもよくでています。インド系の女性が、フィッシュアンドチップスと何度も繰り返し言っているのに(インド系のアクセントを皮肉っている)、聞き取れなかった(聞き取る気がちゃんちゃらなかった)fat fightersの先生は、『へん、多分イギリスにはない食べ物かなんかでしょっ』と取り合わなかったり、、、もう大爆笑。


大統領の補佐官のセバスチャンの話しっぷりは、まるで、私の親友のひとり!(笑)

Sally Markhamのタイピストの女性風貌はいかにもイギリス女性。

ぴんぴんなのに、身体障害者を偽るAndyも、一部の人達への風刺でしょうし、あのなまっちろく強調されたわる~い顔色も、自嘲でしょう。Builder's bum(パンツがずりおちておしりがちょっと見えちゃってる状態)も典型的!

builder's bum

Andyを甲斐甲斐しく世話する友達のLouも、「いるいる~!」と膝を打ちたくなるような典型的イギリス人のひとり。もうなんともいえないあのアクセント、、、






lovely!






としか言いようがありません。

とりわけ、強烈なのがVickyでしょう。ほんとにいるから、ああいうコたち。うじゃうじゃ。
スーパードラッグで万引きしちゃうとか、プールの中でも煙草を話せないとか、あのスポットオンのコスチューム、そういう詳細が面白すぎ。


Daffyd Thomasのあの北部なまりのアクセントもたまりません。彼はブラックプールとか、ニューキャッスルとかそこらへんを彷彿させます。HしたことないのにSTDの検査を受けようとしたり、Hしたことない理由に、村には自分しかゲイがいないからだと、またしても村で唯一のゲイだと言い張ります(爆笑)。



イギリスで、クイーンズイングリッシュを学びたいと、英国留学を見当されてらっしゃる方、
Little Britainをみてよ~く、本場のイギリス英語(笑)をチェックしてみてください。
これぞまさに本場の英語!(格差社会なのです)


まさに現代のシェイクスビア劇!




どうりで、英検のテストが、英語での面接が、TOEICのリスニングが簡単に聞こえてしまうわけです。
Vickyみたいな喋り方をするコ、ほんとにそこら中にいますから(笑)



たまげたのが、あのLittle Britainを日本訳があるってことです。
触りの部分をyoutubeで見てみただけなのですが、あのおかしさをどんな風にニホンゴにしたのでしょうか?
とっても興味深々です。あの面白さを伝えられたら、まさに神業です。



YoutubeでLittle Britainがみれるぞと、早速友人に情報をシェア。
早速職場で見たらしいのですが、爆笑をこらえきれなかったそうです。






せっかく、本場の英語にふれられる作品の紹介なので、



語学のお勉強♪



You smell nice.
(いいにおいするね)


これ、エピソードの中にもでてきますが、
辞書には載っていませんが、イギリスで、you smell niceと言うと、言われた方が、
「え”?もしかして、これから口説かれる?」
と思うのがスタンダードな連想です。多分特に、ゲイの方々。このsubtletyが大事なんだと思うんです(笑)

エピソードの中でも、マッチョな感じの補佐官(?)が、イケメン大統領のとなりに座って、
“you smell nice”という場面がありますが、ここは、言われたあなたが、



危機感なり、


「おっ、獲物が!」


というほくそえみ感なりを味わうところです。
なので、”そういう意味”ではなく、誰かが素直に、

いいにおいするねって言ってくれた時も、

“yeah but no but .... I’m afraid I’m straight”
(悪いけど自分、ストレートだし)

とか、

“we are just good friends”
(友達だよな)

とか、

"I have a wife"
(結婚してんだけど)


とか、真剣な顔をして冗談を飛ばしてみましょう(笑)