Treasures of the Habsburg Monarchy - THE ハプスブルク


「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」

これすごいよな。殺し合いはよそ様に任せてうちはせっせとH(子づくり)に励みましょうなんていう勢いだ。ハプスブルク家の「多産」は伝統なのか、15人、16人なんていうのがざらだ。
セックスレスの少子化に悩むこの国を救ってくれちゃいそうな勢いだ。笑う門じゃなくて、エッチの後に福来るなんじゃろか?


Treasures of the Habsburg Monarchy
- 140th Jubilee of the Friendship Treaty
between Austria - Hungary and Japan



入場券購入はパスモやスイカでできちゃうっていうからすごい(笑)
感動するところ、違うって?

施設もいつ出来たのかは知りませんが、ロンドンのテートモダンをちょっと彷彿させるようなおっしゃれ~でエアリーな感じで、お茶をしにいくのもいいかもしれません。

が、

きっとしょうがないんでしょうけど、

混み過ぎです。

いくらお天気のよい、芸術の秋の、週末とはいえ、
すごいお人。

多数の人が多種多様な巡り方をされているので、結構気が散ります。
音声ガイドを聞きながら、自分がつれの女性にニンゲンガイドをし(彼女も音声ガイドを聞いてるのに)、音声を聞きながら話すのでどんどん地声が大きくなり、、、なんて奇特な方と半周くらい一緒になってしまったりもしました(笑)

雨の日のどんよりと落ち込む平日にひとりで今度は行ってみましょう(笑)

まず、お目当てはいくつかあったんですが、

第一のお目当ては、絵画ではなく、工芸品。


lapislazuliの鉢

と呼ばれる逸品。
17世紀のものとされていて作者は不明。

うっとりです。

まるで妄想促進器。


同じく17世紀作品でさんごでつくられたひきがえる(どでかい)もあったりして、、、両生類のモチーフ、いいですよ~。カエルはいまでも人気のモチーフですね。ボタニカルアートにも絶妙にあってしまうし。

恋に堕ちそうになったのが、

table centre piece for sorbet

です。
ほーんと素敵。
家族の人数分だけボールがぶらさがってるの。
装飾品としてのアートよりも、私は生活アートに夢を馳せてしまう。
アートなんだけどガラスのケースに閉じ込めておくんじゃなくて、生活の一部として使いたい。

絵画のほうは、
イタリアのraffaello santi、スペインのDiego Velazquez、フランドル派のBrueghel などの巨匠の作品もあって豪華絢爛。というところなのでしょうけど、ごめんね、あたし、この16世紀17世紀あたりの重くて暗くていかにもヨーロッパの冬って感じの画風が、肖像画にしても宗教画にしてもいまいちappreciateできない。

中で一番明るかったのが、

Paolo Fiammingoの

黄金時代の愛(love in the gloden age)


いや~、快楽至上主義の、フリーセックス、16世紀のLovEvolution?
って感じでよかったです。

気のせいか、ヘテロ接合型多数の中に右下コーナーに描かれたカップルはもしかして、ボーイx2??
に見受けられた。あたしだけ?Elizabeth、Maria Theresia、気品が違いますな。でも、ハプスブルク家は、血縁結構が多すぎて、

「17世紀頃には誕生した子供の多くが障害を持っていたり、幼くして夭折するという事態が起こった[1]。特にスペイン・ハプスブルク家ではカルロス2世のような虚弱体質・知的障害を併せ持った王位継承者を誕生させ、スペイン王位をブルボン家に渡すこととなった。そのブルボン家も血族結婚を古くから重ねており、ブルボン家とハプスブルク家の間で頻繁に婚姻が行われるようになると、双方で夭折したり、成人に達しても身体に障害を持った人物が続出した。」とウィキペディアには書かれている。

でも一番うっとりしちゃったのが、
special exhibitの、
明治天皇が贈ったという、和物だわ。

風俗、物語、花鳥図画帖


は本当に奇麗だった。ジャポネスクがこの後ヨーロッパで興ってくるのも当然だって思ったわ。



会期
2009年9月25日(金)~12月14日(月)
毎週火曜日休館
ただし11月3日(火・祝)は開館し、翌日4日(水)休館
開館時間
10:00から18:00まで
※金曜日は20:00まで。入館は閉館の30分前まで。
会場
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
住所
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
主催
国立新美術館、読売新聞東京本社、TBS
企画協力
ウィーン美術史美術館、ブダペスト国立西洋美術館

http://www.habsburgs.jp/