at the end of my travel - 旅の終わりに
今回も、予想以上に楽しい旅ができて、「21世紀の松尾芭蕉にノミネートされたい」って思った(笑)
私が最後にやってのけた、「おっぺけぺい事件」にふれて今回の旅関係レポートは終わりにしようと思います。
ずっとスーツケースに放り込んだままになっていた日本の携帯電話(海外では使えない)しかアラームがないことに気づいたホテルの小部屋、しかも夜中。日本の携帯のアラーム機能で起きられたのは良かったんだけど、いつもの如く、「うるさいのぉ~」とアラームを枕のしたに忍び込ませた。
で、その後すっかり携帯電話のことなんか忘れて、イタリアンカフェに走り、最後のアーモンドクロワッサンを頬張り、まずにがのコーヒーを飲み、スーツケースにぎゅうぎゅうニモツをつめて、すべてがオンタイム。
忘れ物指差し確認もして、ロビーに降りて行き、モロッコ人の経営者(?)と20分くらいお互いの身の上話のおしゃべりもできた。お迎えがきてヨユウで手を振ってホテルを後にした私。
部屋はそこそこ整頓したし、忘れ物もない。『立つ鳥跡(あと)を濁さず』だわ。えへん♪
と思いきや、エアポートにそろそろつくかなーって頃、枕の下の携帯電話のことを思い出した。
これは
oops!
だ。
しょうがないからとりあえず空港で仕切り直しだ。
まず、どこが電話を貸してくれそうかなーと値踏みして(笑)、きっとインフォメーションカウンターだと思ったのでそこをめがけた。ニコニコ愛想の良い中華系の女の子だ。こりゃいける!(笑)
かくかくしかじかで急いでホテルにレンラクを取りたいから電話使わせてくれって言ったんだけど、それはできないっていう。
階下に行けばホテルに無料でレンラクが取れるダイレクト電話があるからそれを試してみればと言われて、仕方なく階下にいくが、私が滞在したホテルがそんなサービスをしてるとは思えない。
しかも公衆電話をつかうことほど億劫なものはない。
結局公衆電話を使うことになったんだけど、コインがない。
たまたま通りかかったチャイニーズアメリカンのお兄ちゃんに、
give me some coins!!!!
と物乞いのマネをしてみる。
もちろんぎょっとしている。
いやいや、かくかくしかじかなんでコインがいるのよ、いくつかくれない?
というと25セントコインを2枚くれたから、両替するからもっとくれといって無理矢理4枚もらう。
公衆電話をかけるんだけどうまくつながらない。サンフランシスコのエリアコードの前に1をダイヤルしなくちゃいけないなんて知らなかったもん。
どうにかつながって、さっきまでおしゃべりしてたモロッコ人に事情を話す。
、、、、で、どうするのが良策かしら?
シャトルバスサービスの会社に電話をして次の便が間に合えばそれに乗せて持って行ってもらってくれるというから、アレンジをお願いするが、バスは出てしまった後でまたその次のバスともなると結構時間が危うい。
、、、、じゃ、どうするのが考えられる次の良策かしら?
私はもう、悪いけど着払いでクーリエで携帯電話を送ってもらえないかってことまで頼み始めてた。
けど、彼は違う提案をしてくれた。
タクシーを拾ってその運ちゃんに携帯を託して空港まで届けてもらう。
という案だ。
サンフランシスコ、インターナショナルエアポートといえどもそんなことができちゃうのどかさが残っている。
5分後にまた電話をくれれば、運ちゃんの名前と車の番号を教えるという。
私はその間にニモツのチェックインをしようと、カウンターに並んだ。
日本人女性っぽいスタッフと、チュウゴク人ぽいスタッフのカウンターが空いた。こういうとき、すかさず選ぶのがチュウゴク人ぽい人だ。日本の人は真面目で実直だけど、融通がきかないことが多い。
チュウゴク人ぽいスタッフがアメリカシチズンらしく、今日の気分はどぉ?
と挨拶してくるから、私はすかさず、
最悪。もーパニックよ。
とほざく。
え”?どうしたの?何があったの?
と聞かれて一部始終を話す。さすが融通がきく。彼女がエアラインの電話を使っていいといってくれたんで、電話を拝借してホテルに電話をする。
もう運ちゃんは手配されていて、運ちゃんの名前と車のナンバーを教えられる。運ちゃんの名前は思い切りイスラム系だ。
私は青い空の下、ぼーっと会った事もないタクシーの運ちゃんを待った。
20分もしないで運ちゃんはやってきて、
私は車に近寄って行って、
「あたしがそのstupidです」
と自己紹介した。すると優しく、いやいやよくあるんだよ。信じられないほどよくあることだよと慰めてくれる。
私の携帯は、
to miss salsa-dip-floppyとかかれたホテルの封筒の中にお行儀よくおさまっていた。
で、いくら?
と聞いたときの私は、中国滞在時代のトラウマか、もう通常料金の倍くらいチャージされる心の準備をしていた。
のに、
34ドルと15セントなんて明朗会計すぎる答えと、そのまま表示されたメーターをみて、ああ、これこそまさに「先進国!」と感慨深く思った。
40ドル受け取ってもらって、幸運にとりあえず感謝。
さっきのお姉ちゃんのカウンタのそばまでいってウインクして、携帯をみせる。
こうして私の携帯は結構難なく私の手元に戻って来たわけだけど、
一歩旅にでてたった一人になると、何かあった時に見ず知らずの人に助けてもらうことになる。
そんな必要は自分のベースにいると不要だ。困った事があったら友達や家族に協力を求めればいいだけだから。私は見ず知らずの人に助けてもらってばかりで(結構ぼーっとしてるから)、一体誰に助けてもらうことになるのかわかったもんじゃない。
ことにアメリカにいる中華系の人達はなかなか暖かかった。
xie xie♪
私も見ず知らずの人に人肌脱げるオンナっぷりのいい人でいるようにするわ。
2度目の教訓:
今度はきっと海外で携帯電話を持参しよう。
最後に、
万能バッグのご紹介。

これは東北旅行中にママが買ってくれたもの。
確か650円也。
東北の地図と名産がキティのイラストと共に紹介されているんだけど、このバッグすごすぎ。
イギリスをぐるぐるまわったときも結局このバッグに所帯道具を積めてたし、今回も大活躍だ。
空港の荷物検査で、オフィサーが3人このバッグに群がって、仕事をしばし中断。
きゃー可愛い。
キティーよー。ジャパニーズも書いてある。
なんてかわいいのかしら?
どこで買ったのかしら?
と大騒ぎだ。
あのね~これはね~と、おしゃべりしていて渋滞を巻き起こしたくらいだ。
なんでもぶちこめて、ちょっとやそっとじゃ壊れない。サムソナイトより丈夫かも。
まして軽量。そして皆の人気者だ(笑)
やはり時々は全くの一人になるって大事だなと再認識。
コンドまた全くの一人になるのが待ちきれないsalsa-dip-floppyなのであった。
完
今回も、予想以上に楽しい旅ができて、「21世紀の松尾芭蕉にノミネートされたい」って思った(笑)
私が最後にやってのけた、「おっぺけぺい事件」にふれて今回の旅関係レポートは終わりにしようと思います。
ずっとスーツケースに放り込んだままになっていた日本の携帯電話(海外では使えない)しかアラームがないことに気づいたホテルの小部屋、しかも夜中。日本の携帯のアラーム機能で起きられたのは良かったんだけど、いつもの如く、「うるさいのぉ~」とアラームを枕のしたに忍び込ませた。
で、その後すっかり携帯電話のことなんか忘れて、イタリアンカフェに走り、最後のアーモンドクロワッサンを頬張り、まずにがのコーヒーを飲み、スーツケースにぎゅうぎゅうニモツをつめて、すべてがオンタイム。
忘れ物指差し確認もして、ロビーに降りて行き、モロッコ人の経営者(?)と20分くらいお互いの身の上話のおしゃべりもできた。お迎えがきてヨユウで手を振ってホテルを後にした私。
部屋はそこそこ整頓したし、忘れ物もない。『立つ鳥跡(あと)を濁さず』だわ。えへん♪
と思いきや、エアポートにそろそろつくかなーって頃、枕の下の携帯電話のことを思い出した。
これは
oops!
だ。
しょうがないからとりあえず空港で仕切り直しだ。
まず、どこが電話を貸してくれそうかなーと値踏みして(笑)、きっとインフォメーションカウンターだと思ったのでそこをめがけた。ニコニコ愛想の良い中華系の女の子だ。こりゃいける!(笑)
かくかくしかじかで急いでホテルにレンラクを取りたいから電話使わせてくれって言ったんだけど、それはできないっていう。
階下に行けばホテルに無料でレンラクが取れるダイレクト電話があるからそれを試してみればと言われて、仕方なく階下にいくが、私が滞在したホテルがそんなサービスをしてるとは思えない。
しかも公衆電話をつかうことほど億劫なものはない。
結局公衆電話を使うことになったんだけど、コインがない。
たまたま通りかかったチャイニーズアメリカンのお兄ちゃんに、
give me some coins!!!!
と物乞いのマネをしてみる。
もちろんぎょっとしている。
いやいや、かくかくしかじかなんでコインがいるのよ、いくつかくれない?
というと25セントコインを2枚くれたから、両替するからもっとくれといって無理矢理4枚もらう。
公衆電話をかけるんだけどうまくつながらない。サンフランシスコのエリアコードの前に1をダイヤルしなくちゃいけないなんて知らなかったもん。
どうにかつながって、さっきまでおしゃべりしてたモロッコ人に事情を話す。
、、、、で、どうするのが良策かしら?
シャトルバスサービスの会社に電話をして次の便が間に合えばそれに乗せて持って行ってもらってくれるというから、アレンジをお願いするが、バスは出てしまった後でまたその次のバスともなると結構時間が危うい。
、、、、じゃ、どうするのが考えられる次の良策かしら?
私はもう、悪いけど着払いでクーリエで携帯電話を送ってもらえないかってことまで頼み始めてた。
けど、彼は違う提案をしてくれた。
タクシーを拾ってその運ちゃんに携帯を託して空港まで届けてもらう。
という案だ。
サンフランシスコ、インターナショナルエアポートといえどもそんなことができちゃうのどかさが残っている。
5分後にまた電話をくれれば、運ちゃんの名前と車の番号を教えるという。
私はその間にニモツのチェックインをしようと、カウンターに並んだ。
日本人女性っぽいスタッフと、チュウゴク人ぽいスタッフのカウンターが空いた。こういうとき、すかさず選ぶのがチュウゴク人ぽい人だ。日本の人は真面目で実直だけど、融通がきかないことが多い。
チュウゴク人ぽいスタッフがアメリカシチズンらしく、今日の気分はどぉ?
と挨拶してくるから、私はすかさず、
最悪。もーパニックよ。
とほざく。
え”?どうしたの?何があったの?
と聞かれて一部始終を話す。さすが融通がきく。彼女がエアラインの電話を使っていいといってくれたんで、電話を拝借してホテルに電話をする。
もう運ちゃんは手配されていて、運ちゃんの名前と車のナンバーを教えられる。運ちゃんの名前は思い切りイスラム系だ。
私は青い空の下、ぼーっと会った事もないタクシーの運ちゃんを待った。
20分もしないで運ちゃんはやってきて、
私は車に近寄って行って、
「あたしがそのstupidです」
と自己紹介した。すると優しく、いやいやよくあるんだよ。信じられないほどよくあることだよと慰めてくれる。
私の携帯は、
to miss salsa-dip-floppyとかかれたホテルの封筒の中にお行儀よくおさまっていた。
で、いくら?
と聞いたときの私は、中国滞在時代のトラウマか、もう通常料金の倍くらいチャージされる心の準備をしていた。
のに、
34ドルと15セントなんて明朗会計すぎる答えと、そのまま表示されたメーターをみて、ああ、これこそまさに「先進国!」と感慨深く思った。
40ドル受け取ってもらって、幸運にとりあえず感謝。
さっきのお姉ちゃんのカウンタのそばまでいってウインクして、携帯をみせる。
こうして私の携帯は結構難なく私の手元に戻って来たわけだけど、
一歩旅にでてたった一人になると、何かあった時に見ず知らずの人に助けてもらうことになる。
そんな必要は自分のベースにいると不要だ。困った事があったら友達や家族に協力を求めればいいだけだから。私は見ず知らずの人に助けてもらってばかりで(結構ぼーっとしてるから)、一体誰に助けてもらうことになるのかわかったもんじゃない。
ことにアメリカにいる中華系の人達はなかなか暖かかった。
xie xie♪
私も見ず知らずの人に人肌脱げるオンナっぷりのいい人でいるようにするわ。
2度目の教訓:
今度はきっと海外で携帯電話を持参しよう。
最後に、
万能バッグのご紹介。

これは東北旅行中にママが買ってくれたもの。
確か650円也。
東北の地図と名産がキティのイラストと共に紹介されているんだけど、このバッグすごすぎ。
イギリスをぐるぐるまわったときも結局このバッグに所帯道具を積めてたし、今回も大活躍だ。
空港の荷物検査で、オフィサーが3人このバッグに群がって、仕事をしばし中断。
きゃー可愛い。
キティーよー。ジャパニーズも書いてある。
なんてかわいいのかしら?
どこで買ったのかしら?
と大騒ぎだ。
あのね~これはね~と、おしゃべりしていて渋滞を巻き起こしたくらいだ。
なんでもぶちこめて、ちょっとやそっとじゃ壊れない。サムソナイトより丈夫かも。
まして軽量。そして皆の人気者だ(笑)
やはり時々は全くの一人になるって大事だなと再認識。
コンドまた全くの一人になるのが待ちきれないsalsa-dip-floppyなのであった。
完