玫瑰花(マイカイカ)

ラテン名:Rosa rugosa Thunb. Var. plena Regel(マイカイ)Rosa rugosa(ハマナス)
チュウゴク名:玫瑰花(meiguihua)



バラ科RosaceaeのマイカイRosa rugosa Thunb. var. plena Regel.及びその母種ハマナスR. rugosa Thunb.の花蕾を乾燥したもの。←この及びというところが気になります。一体玫瑰花はバラなのかはまなすなのか?!これについては最後に触れましょう♪



<北京の売り場で玫瑰花について書かれていた効能説明>



<過去の文献上の玫瑰花の効能>

気は香しく性は温。味は甘くして微し苦い。脾/肝の経に入り血を和し血を行(めぐ)らせる。気を理し風痺を治す(in 本草綱目)
香气最浓,清而不浊,和而不猛,柔肝醒胃,流气活血,宣通窒滞而绝无辛温刚燥之弊,断推气分药之中、最有捷效而最为驯良者,芳香诸品,殆无其匹( in 本草正义)
主利肺脾,益肝胆,辟邪恶之气,食之芳香甘美,令人神爽(in 食物本草)
谓其“主利肺脾、益肝胆,食之芳香甘美,令人神爽。”长期服用,美容效果甚佳,能有效地清除自由基,消除色素沉着,令人唤发青春活力(in 食物本草)
行血破积,损伤瘀痛,浸酒饮 (in 药性考)
和血,行血,理气。治风痹 (in 本草纲目拾遗)
舒肝胆之郁气,健脾降火。治腹中冷痛,胃脘积寒,兼能破血 (in 本草再新)
调中活血,舒郁结,辟秽,和肝。酿酒可消乳癖 (in 随息居饮食谱)
用于妇人月经过多,赤白带下及一般肠炎下痢等 (in 现代实用中药)
治肝胃气痛,恶心呕吐,消化不良,泄泻,口舌糜破,吐血,噤口痢 (in 山东中药)
治肺病咳嗽痰血、吐血、咯血 (in 泉州本草)


<玫瑰花に含まれている成分>

精油
タンニン
各種芳香成分、オレイン酸などの不飽和脂肪酸(脂肪分解酵素(リパーゼ)を活性化させ、脂肪を分解する働きが有るといわれている)
有機酸


<玫瑰花の効能>

美白
止痛
止瀉
下痢の症状の緩和
肝気欝結による脇痛・上腹部痛
神経性胃炎・慢性胃炎・慢性肝炎などで、上腹部や脇部が痛んだり脹ったりする時に用いる。
月经不调/月经过多(軽度)の緩和
利气
行血
治风痹
散疲止痛
赤白带下以及肠炎
肠红半截出血等
理气解郁
和血散瘀
主治肝胃气痛
新久风痹
吐血咯血
赤白带下
痢疾
乳痈
肿毒

<玫瑰花の性味>

甘、微苦,气香性温(味は甘・微苦、性は温)

<玫瑰花を使ったレシピ>

陳皮をつかった肌が美しくなるお茶はここ

color="#808000">ここから先は中国語サイトで紹介されていた玫瑰花をつかったレシピです。

月経時の出血過多
玫瑰花根9克,鸡冠花9克,水煎去渣,加红糖服

生理不順
玫瑰花根6-9克,水煎后冲入黄酒及红糖,早晚备服1次。

赤白痢疾
玫瑰花去蒂,焙燥研细末,黄酒送服。每服1.5克,一日2-3次。

肝胃气病
玫瑰花研细,开水冲服,每服1.5克。

[新久风痹 (急、慢性风湿痛)
玫瑰花9克,红花、当归备6克,水煎去渣,热黄酒冲服。

跌打损伤,吐血
玫瑰花根15克,用黄酒或水煎,一日分两次服。

治肝气胃病
干玫瑰花适量,冲汤代茶饮

治肝郁吐血,月经不调
玫瑰花三百朵,入砂锅煎取浓汁,滤去渣,再煎,用冰糖500克收膏,存于瓷瓶密闭保存,早晚各1匙,温开水冲服。如专用于调经,可用红糖收膏

治肺病咳嗽吐血
鲜玫瑰花适量洗净捣汁,加冰糖炖服

治肝风头痛
玫瑰花5朵、蚕豆花12克,开水冲泡代茶饮

治乳痈
玫瑰花7朵、母丁香7粒,加黄酒适量水煎服

治肿毒初起
玫瑰花18克,去蒂研细末,每服3克,黄酒送服
 

玫瑰花=ハマナスなのか?玫瑰花=バラなのかというなぞをとっても興味不覚ひもといてくださっているサイト、見つけました。そのサイトはここ
1968年あたりから貝原益軒さんによって玫瑰花にハマナスのフリガナがつけられたことが日本で玫瑰花がはまなすと読まれるようになったはじまりだそう。面白いので是非読んでみてください。