sense of a language - 語感

現在通っている学校の我々グループのセンセイはすごい。
ちゃんと質問に答えられる。
しかもろくにニホンゴも英語も使わずしてだ。

目から鱗を落としてくれるからありがたい。

センセイがちゃーんとセンセイしてくれると、生徒である私もちゃーんと生徒しなくちゃと思う。

このセンセイが今日、言った言葉。

それが、


語感



だ。

我々外国人は中国語の語感を身につけなくちゃいけない。
間違った使い方をした時になんだか気持ち悪いな、なんだかおかしいぞ、と感じられる語感が身に付いていないのは、

テキストを声を出して読んで読んで読みまくるってことをしないからだと。

その通りすぎて何もいえなかった我々。


語感とはセンスでもある。


たどたどしくテキストを読んですらすら読めなければ同じ程度の文章が実際の生活の中ですらすらとでてくるわけがないというわけだ。

そして、センセイはさらにもっともなことをいう。

自分がすんなり言えないフレーズは聞いても聞き取れない。

他の語学も一緒だよね~これって。

そして語感はその言語につかっていなければどんどん鈍る。

英語圏を離れて早くも2年近く。
最近、語感でどうにかなっていた小さな事を考えてしまうことが増えた。

ありっ?これでいいんだったっけ?

って。

TOEICなんかに出てくる問題も、考えて解くものは少ないんじゃない?
語感を問われるものが多くないだろうか?

TOEIC受けてみたいなー、久々に。
1999年に一度受けきりだ。

がっくりしたのを覚えている。
まだまだ現地では会話においていかれることが多いのに、点数はなかなか高得点だったから。
そこそこの点数をとれたところで全然まだまだだめじゃん!って。

絶対にHSKと言わない私(笑)
道は果てしなく遠い(笑)

そしてもひとつ語感について。

外国語の語感がばっちり身に付く頃には、きっとその国の物の考え方とか対処のしかたとかももれなく身に付いてしまうってもんだと私は思っている。

そして、付け足させてもらうと、ロンドンにいた日本路人ヘアスタイリストとの会話を思い出した。
日本の技術も薬液も進歩して、ロンドンやパリで学ぶ物は技術的にはなくなったというから、じゃあなんでロンドンに来たの?という私の質問に、

いろいろ試せる(日本のヘアサロンにいると、猫も杓子も同じ髪型にしたがるので、毎日毎日同じ髪型をつくり続けて飽きちゃうこともあるらしい)

っていうのと、

感性を磨けるから

と答えた。

これってちょっと語学と相通ずるものがある。
その場に行かなくちゃ磨ききれない語感や感性ってあるのかもしれない。
学んで人工的に身につけるのと、その場にいる間に自然に身に付くものはちょっと違うのかも。

但し、その場にただいればよいっていうものでもないのは間違いないけどべーっだ!