日本のサービス所変われば

北京酷評シリーズです。

ってシリーズものになんてしてませんでしたねえっ

ダメ店シリーズってしちゃう??


一時帰国してつくづくいつも感動するのが、日本の快適さ。
ぅっと消費者としてね。

消費者天国ジパングだ

綺麗に包装してくれて、なんならプレゼント用にラッピングしてくれて、店先まで買い物袋をもってくれて、最後に両手で袋を差し出してくれて、頭を深々とさげて見送ってくれる。

メンバーズカード、ポイントカード、プレミアムカード、日本に2、3週間いるとあっという間にお財布の中のお金がでていく代わりにありとあらゆるカードだのチケットだのといったマーケティングの産物がお財布を代わりに膨らませてくれる。

誕生日にお店からはがき。居酒屋に入ると、化粧室にあぶらとり紙、綿棒、生理用ナプキンが常備。

トラブルが発生した時の対応なんかも他の国とは比べ物にならないほど素晴らしい。

だからつい、北京にいても、日本のサービスにはクオリティ、センスと共に期待してしまう。と同時に日本人の方々ひとりひとりのがんばりやこだわりを頼もしく思い、尊敬もしてる。

一方で、新しくオープンした日本人経営の食べ物商売などは、最初だけが、本物日本人による本物和食で、時期が経つと現地の人に任せてしまいその途端に味やセンスが落ちることが多いと聞く。



japanese restaurant "S"

いつも、語学学校のそばのC級グルメでランチを済ませることが多い我々だが、今日は北京にあるニューオータニ系ホテルの中にある日本食レストランでランチをすることにした。
富裕層のチュウゴク人客で結構店内はにぎわっていて、我々はウェウトレスさん達の意識のブラックホールに落ちてしまったのか、待てど暮らせどメニューを持ってきてもらえない、その後注文を取りにきてもらえないと、C級グルメ店のお姉ちゃんを恋しく思う始末。

たまの和食は嬉しかったけど、日系ホテルの和食レストランだからといって、特別おいしいわけでもない。
OKってな程度だ。

(だけどチュウゴク人のおっちゃんたち、昼から、お刺身盛り合わせ、すき焼き、お寿司、豪快じゃ
~)

楽しかったのは、デザートのチョコレートアイスクリーム(昭和っぽいデザートが懐かしかった)に添えられていたものはミントの葉ではなくてパセリだった(笑)

友達が、ショートケーキの上にのってたのが、イチゴじゃなくてトマトだったと言い、

そこからどんどん発想が広がり、最後はミントの代わりに香菜かニラを遣ったモヒートまで話しは落ち続けた。

おえぇっ。


それじゃ青汁になっちゃうよーって。



サービスも、そこらの中国の食堂とたいして変わらない。食べてるそばからお姉ちゃんの腕がにょきっとくるし(もちろんたもとのことなんて気にしてない)。これでサービス料30%をチャージするか、、、といった感じ。
これなら私はむしろいつもいく食堂のお姉ちゃんの笑顔に30%のチップをあげたいわ。

実はこのホテル、2年くらい前に1ヶ月滞在したことがある。その時も、最初は



日本のホテルに泊まれる→わーい!



と喜んだものだが、なんだかたいしたことないなーって失望するまですぐだった。オリンピック時は福田康夫さんも宿泊したらしいけど。


japanese restaurant "T"

感性なアパートメントビルディングの地下にあるこのお店。
懐石仕立てのランチを食べて、初回は『あー和食を食べた』と言う気にさせてもらったけど、2度目にいってがっかり。懐石仕立てのランチは定食やのA定食に成り下がっていた。ロンドンのお手軽和食屋(もちろん経営者もシェフもなんらかのチャイニーズ)の和食って感じになっててがっくり。日本人をターゲットにした和食屋さんで、お寿司といってツナ缶の太巻きをだしたらだめだよね~?

日系美容院”A"

カリスマ的存在の北京の日系美容院らしい。中国のファッション業界にもだいぶ進出しているようだけど、私はここでデジパをかけて、電気ショックを受けた(笑)←そのときは笑い事ではなかった。韓国性だというこのデジパマシン、嘘発見機かーって思った。やってくれた美容師さんは日本人だった。”そんなはずはないんだけど、おかしいなー”と独り言をつぶやいて、おしまい。
仕上がりも全然気に入らず、6人以上の正直な友達が、直した方が良いといってれたので、やり直してもらいに行ったけど、それでも気に入らなかったので、がっかり。週末を2週続けてつぶしてしまうわけにはいかず、諦めた。感性がちょっと中国化されちゃうのかなー?それとも薬液や機械に制限があって、日本のようにはいかないのか、、、、。私が感じたのは、担当してくれた人に、私の希望や言ってることが伝わらなかったんじゃないかって。つまり失敗のもとはコミュニケーション。
結局気に入らないまましばらく過ごして日本に一時帰国した時に『修理』してもらった。皆様もご存知の通り、変な髪型の時は気分が優れるわけもなく。


はてさてオリンピック/パラリンピックが終わって、これからの北京の本当の意味での(付け焼き刃的なんじゃなくて)サービスやクオリティーコントロールの力量が試されるわけだけど、日系の企業/ビジネスにはきらりと光るセンスと心意気をみせてもらいたいものです。


頑張れニッポン!ドキドキ