電子辞書論議

購入するのなら日本にいる間にと思い、購入してみたってわけ。
電子辞書
(購入して5日経つけどまだ箱の中)

一応選んだ機種には、
ニホンゴ辞書、英語辞書、チュウゴク語辞書、そして日中/中日、英和/和英だけじゃなくて、中英/英中もあること、手書き検索ができることが、決め手になったかな~。

まだ使い勝手は判らないけど、これで教室での私のチュウゴク語ライフがちょっとでも楽になるのなら、ありがたいこっちゃ。電子辞書がないとついていけないような授業なんて間違ってるってだだをこねていてもしょうがない。

チュウゴク語のword tankが脳みその中にあればいいのにな~。



電子辞書って皆様どう思われますか?使ってる方、使ってない方、いろいろ聞いてみたいです。

私は久しく携帯反対派だったくらい、『ガジェット』については結構古くさい頭を持っている方(あ、iPodは例外ね)。つまり、『んなもの大げさな!いらん!』って。

携帯電話はイギリスにいってイギリスの公衆電話のぶっ壊れ率があまりに高くて、仕方なく携帯を持つ事にしたんだし(それでもしばらくは滅多に使わなかった)。

コンピュータ、携帯(チュウゴク用、日本用、イギリス用)、デジカメ、iPod。ここまでは良い。それぞれの機能を楽しませてもらってる。けど、その上電子辞書ですかい?いいえ、要りません。バッグの中にそんなに電化製品が入ってるなんてなんだか映画にでてくる変な日本人みたいじゃん!叫び
なんて風に考えたりしてたわけです。

それに、なんだか電子辞書を持ってるひとなんてヨーロッパじゃ日本人観光客くらいで、あまり見かけなかった。だから電子辞書ってものに慣れていないだけなのかもしれない。

端で見ていてあの仰々しさが『?』だったし、ヒトとのコニュニケーションなんて辞書をひきひきできるもんでもない。

辞書に頼らず、自分の持っている語彙の中で、つまり自分の言葉で話すから、言いたい事や気持ちや思いが伝わるわけでしょ。

それに、単語だけ並べられたとしても、意思疎通ができるかっていったらかなり怪しい。

私は多分電子辞書なんかを頼りにした会話なんかじれったくなってしまうだろう。バッグから辞書を引っ張りだして、スイッチ入れて、辞書を引いて、、、ってやってる間、会話についての興味を失わず、気持ちよく待ちぼうけていてくれる奇特な外国人ってあんまりいないんじゃない?まあそこに商売が絡んだら判らないけど。とてもじゃないけど、社交の場では使えない。と私は思う。

そんなことよりも、ある程度の語彙やなんかが頭にあるのであれば、間違いなど気にせずどーんと体当たりしちゃった方がいい(なんて強気なことを言えるのも英語に限っての、お粗末な私)。

電子辞書を便りに表現したところで相手の理解レベルは、翻訳ソフトが訳した文章をみせた時とさして代わりはないだろう。

けど学友をみていて、ほ~辞書はこうしてクラスルームで使用すると便利な代物dありうるわけか、、、と半分納得。





私にとって電子辞書を買ったってことはまさに、

「苦肉の策」ドクロ

チュウゴク語のセンセイ(チュウゴク人)は、基本的にはチュウゴク語で授業をやることになっているので、別にたいした英語力はない(あるセンセイの言い分としては『どうせ英語が喋れないジャパニーズばっかりが生徒だから英語なんて話せてもしょうがない。話しはずれるけどここら辺が西洋諸国との大きな相違点だ。西洋圏ではたいていの人がどうにか英語がわかる)。

テキストに書かれた専門用語なんかを並べるだけで、英語を話すとか、英語で説明するとかのレベルに達しているチュウゴク語のセンセイを探すのは至難の業だ。

だからだいたいは、初心者は個人レッスンを受けてある程度上達して、チュウゴク語でレッスンを受けられるようになってからグループレッスンに通い始めたりしてるし、留学生が集まるような大学の語学コースはある程度チュウゴク語を本国で学んだ学生が集まるのだろう。

私は間違って入ってきちゃったような生徒だった。チュウゴク語の個人レッスンは受けてたけど質疑応答は英語。チュウゴク語といえばテキストを読んだりするときだけってなチュウゴク語レッスンしか受けた事がなくて、急にチュウゴク語でレッスンをすすめるようなクラスに紛れ込んじゃったわけだ。

ということと従来の怠け者ってことがあい重なって、正直いって私はあんまり大学での語学コースで学ぶことができなかった(つまり落ちこぼれ。レッスンをslow downさせる割には理解してない)。センセイの説明に満足ができず、欲求不満は募るばかり。

質問をしても、質問の意味すら誤解され、四次元会話に四次元会話が続き、だんだん頭がテンパッテくるのだ。

でもふと周りを見回すとテンパッテいるのはほとんど私だけ。

皆さん涼しげに理解しておられる。
えー、どうして?なんで今の説明で理解できちゃうのー?って。

もちろん、基礎がおありだ。努力しておられる。飲み込みが早いなどといろーんな理由があるとは思うが、共通点は電子辞書を持ってるということ。判ってもらえない英語でああだこうだ質問して拉致があかなくなって10分間、四次元会話を繰り返し、判らずじまいで諦める。。。なんて無駄な時間を使うよりも、辞書をさささっとひいてしまった方がよっぽどスマートで手っ取り早い。辞書は嘘つかないし、いい加減に相づちを打ったり、ああそうそうって適当にごまかしたりしない(笑)

それでも最初はその思いに抵抗してたんざんす。判らない言い回しや表現を教えてもらうためにネイティブのセンセイに語学を学びにいってるっちゅうに、わからないことは辞書で引くっていうんじゃ、なんだか本末転倒のような気がして、なかなか素直になれなかった。

もし私がエアロビを教えていて同じスタジオで誰かがビリーのブートキャンプのDVDを観ながら『こっちのが手っ取り早く痩せられるわい』ってエクササイズ始めたらどうよ?


先生方も日本人学生に慣れているのか、私が質問をすると、電子辞書持参の学生に辞書をひかせ、それを私に見せるように言ったり、自ら辞書をみて何ていうか学んでたりしてるドクロ

だんだん辞書を持参しない私が、皆の時間を無駄遣いしてんじゃないかと思うようになってきた。
皆は当然知ってる言葉を私は知らない。新しい単語も教科書の(ちょっと違うか説明不足の事が多い)英語訳だけでは誤解はしても理解はできぬ。誤解して血迷った私と英語の判らぬセンセイのとんちんかんな会話が繰り広げられる。これはあんまり芳しくない。今度行くランゲッジコースではそのような無駄は是非省きたし。


そのうちいろいろいじってみよう。私のnew gadget!合格



ちなみに2度ほど北京でも電子辞書を見に行ったが、きっとマニュアルブックもチュウゴク語なんだろうと恐ろしくなって購入するに至らなかった。サンリオショップにハローキティーの電子辞書も売ってたしドキドキ