when japanese get ugly - 日本人が醜い時

今日はこのわたくしがお酒ものどを通らなくなった昨夜の体験を(その後お飲み直しには勿論いったけどニコニコ

北京市内ととある中華料理店の大きな別室で、昨日、宴会が開かれた。参加者のほとんどは、日本人。そのうちのほとんどは男性。

2、3割のチュウゴク人と、数人の西洋人も同席。

人数は全体で、うーん、100人くらいかな。

私は多分2時間くらい遅れていったので、多分その頃はもう、宴たけなわ、もしくは、もうすでに行き過ぎてる状態だったのかもしれぬ。


とこれが前置き。


はっきり言いますけど、私はその宴の様をみて、

なんたる醜態!

としか思えませんでした。はい。

ごめんね、あたしだって、とりあえずニッポンジンなのに。

久々に垣間みた、日本人集団の独特の『馬鹿のみ』ののり。


強烈でした。できることなら砂をかけて隠したい日本人の一面。

ごめんね、あたしだって、とりあえずニッポンジンなのに。嫌悪感しか覚えなかったの

聞けば、皆さん、日本ではエリート中のエリート。そこそこ若い。みんな30代。20代もちらほらっといる。

いくらお利口さんのエリートでもあたしには関係ない。見てて情けないもんは情けない!っていうかそんなもんなわけ、エリートって?

これでは、中国のエスコートクラブ(日本で言うクラブとかスナックとか、女の子が殿方のおもりをするようなところ)のようなところでも、多大なる迷惑を地元の女性達にかけて、醜態をさらすだけさらしてるんだろうな~と余計な心配までが頭をよぎる。

ヨーロッパに滞在する日本人とかはここまで、我が物顔の醜態はさらさせてもらえないんじゃないかな~?


それとも日本の馬鹿飲み習慣は世界をかけめぐるのか?


とにかく、コドモじみた行為ばっかり。

(エキゾチックジャパンじゃなくて)
childish Japan!



信じたくないけど、宴の席に座ったまま、吐いてる人いたドクロ
その人の周りに何人か集まっても、ちゃんと介抱できる人もない(何年馬鹿飲みしてんじゃ~!)
その酔っぱらいはつぶれたまま席に置き去り。落ち着いては吐き、落ち着いては吐きを繰り返してた。私の(最近使ってないけど)肉体労働で培った体力で、脇にかかえてヤツを退場させ、外に投げ出したろかと思ったわ。私がティーンの頃、馬鹿のみをして大騒ぎしてた頃だって、つぶれたヒトの介抱くらいはちゃんとしてた。

何人もの日本人の殿方が、彼らの女性関係を「ネタ」にひやかされ、まともに指を折って、彼女の数を数えてた(こういうの、西洋圏では、ださい、みっともない、男尊女卑、発展途上国のオトコの象徴、以外のなんでもないのでやめた方がいいと思います)。おまけに、『うーんと、国にひとり。タイとチュウゴクと日本と韓国と~』なんて真に受けて、当然のように指折り数えるひともいるから驚きだ。それがまた見た感じはさわやかな若い青年であって、脂ぎったエロおやじでもなんでもないから余計に驚きだ。青年よ、いつどこでそんなに薄汚い色情を得たのか?そしてその青年は言う。

『まあタイの子が一番かな。だってタイ人てスタイルいいじゃないですか』クラッカー

こういう発言に、どうやって返答していいのか、私はもはや分からないのだ。
もしも私のボーイフレンドが、私を、日本人故の生物学的特徴などで、恋人にしたなどという発言をしたら、彼は絶対に血を見るはず(笑)メラメラ

こんなことを聞いた外国人がちょっと意地悪なら、
『ヘイー、そこのジャパニーズジェントルマンさんよ~。スタイルがいいのがええんなら、スウェーデン人の美人なんてどうだい?(ヨーロッパではスカンジナビア人の女性が金髪ですらりと背が高く美しいヒトが多いと言われてる)もっとも、あんたは一緒に歩いたら子供のように見えるだろうよ、あっちのがヒールをはいたらだいぶ背が高いだろうからね。その点タイのおなごは小さいからあんたにお似合いかもね。ははは』

なんて辛辣な言葉がとんできたりしちゃうわよ~。

そしてまた日本人が英語が分からず、何を言われたのかわからなかくてきょとんとしてたら、

『わっはっは。だせー』

ってことになる。

日本人が何を言われているのか分からず、きまり悪そうにニヤニヤしてると、余計に悲劇だ。
ここで皮肉を皮肉でもって切り返せる語学力と、ユーモアのセンスがあって、世界の風紀を乱してるのならまだしも。かっちょわるいったらあらしない。


一応皆さんチュウゴク語を話されてたので、何を話しているかはチュウゴク語の分かるその他の外国人にも分かる。そのヒトの脳みその中を疑ってふっと顔をあげて、『どんな顔してそんなことほざいてんじゃ?』ってきょとんと見てる西洋人もなんのその。オレ様は引く手あまたさ~と言いたげパンチ!冷たい視線なんて全く気づいてないね、ありゃ。西洋人の前でそんな発言をした時の西洋人の女性の顔ったらないよ~。もうお話になりませんってものすごい冷たい視線を投げながら、口元は嘲笑。

日本が先進国だなんて、嘘?

カルチャーショックだったけど、所詮、こんなもんなのか、日本人。昭和の頃の会社の慰安旅行の宴会で、温泉地の人を相手に羽目をはずしてるのりがこんな感じだったのかもね~。
数十年前の熱海ではこんな光景が夜な夜な繰り返されてたのだろうか?

そして同じ円卓で、私の隣にいた殿方はというと、ひとりでやってきて、ばか騒ぎの輪にも入れなかったみたいだけど、、、その代わり(笑)、まったく周りと混ざろうとしない(こんなこと西洋圏じゃありえない)。西洋では女性が、自分の母親くらいの歳でも既婚者でもなんでも、きちんと周りにいる男性が、女性が不快な思いをしないように気を使ってくれる。まあそれがパーティのマナーのようなものです。女性だって別に周りが気を使ってくれるのを待ってるわけじゃない。その場だけのおつきあいでも、その時間をよりよく共有するために『会話』というものをするのが当たり前。性別無関係で、同じテーブルをパーティで囲めば、お互いにより楽しいひとときにしようと努力するってもんじゃない?

ところが、この隣に座ってた殿方、たたいても、たたいても、響いてこない。とって食ったりしないからだいじょぶなのに。。。(ため息)

『あー、ここ(の席)空いてますか?』
『は~、どうぞ』




じゃあ、電車の中での会話と変わらないじゃん!

30代になってそのナイーブさって、、、、なに?
別に隣に座ったのも何かの縁だから口説いてくれっていってるわけじゃないのに。。。



マイクを持ったスピーチがこの後続いた。
とってもカジュアルな集まりだったみたいで、『え~本日はお日柄もよく~』ってなスピーチじゃなかったけど、だからといって、少しでも面白かったかっていったら、全然。
日本の国家的欠点なのか、、、真剣なスピーチもできなきゃ、ヒトを笑わせるスピーチも苦手な模様。


マイクを持ってまでもばか騒ぎ。相棒役の人が横からでてきて、わーわー騒いでる。漫才でもやってるつもりなのか?マイク通して大声出さないで~。もう公害レベルです。これがカラオケカルチャーのサイドエフェクトか!

イギリス人のコドモよりこういうところはコドモじみてる。
そしてマイクをもってさかずきもって、乾杯して一気飲み。一気飲みじゃ芸なさすぎよ。おやめなさい。

仁義を大切にする人たちの兄弟の杯から派生したゲンダイにも伝わる習慣なのか!?

ため息。

つまらなすぎ。バカなだけでからっぽなばか騒ぎは傍目でみてて、白けるだけ。



人が話しをするときはその人に注意を向ける。。。


ってことが徹底して血肉化されてる西洋人は自動的に一生懸命聞いてあげようとしてる。けど周りがうるさくて聞こえないし、喋ってる人もスピーチを忘れて、飛び入りしてきた友達とおちゃらけてる(それが全然おもしろくないんだけど)。全然収集ついてないじゃん。

chaos よ、chaos!

『おい、ちゃんと聞こうぜ』


って場を制するリーダーもいない。おもてなしをする側にいる中国人側も、日本人の暴走を黙認。

しょうがねーよ、ここはアジアだもん。

ってなあきらめ顔で座ってる碧眼の彼ら。可哀想だ。

スピーチをしてる人が立ってるすぐ前のテーブルで、また例の酔っぱらいが、『げろげろげろ~』。

仮にも日本人の私としては、そこに座ってることがとってもしんどかった。


いっちばん大騒ぎしてたヒトも、スピーチの番になって、他の人に一気のみを無理強いして、自分も一気飲み。その後もしばらくマイクを話さず醜態を自らさらし、だみ声でマイクを通して怒鳴り散らして、最後、我々が帰る頃には、貸し切ったホールの入り口のソファでゲロゲロオトコのとなりでつぶれて真っ青な顔して倒れてた。ほんの1時間前我々が到着した頃は、チュウゴク人の仲良し女性に甘えて彼女の足の上に転ぶフリをしてなだれ込むという動作を繰り返してはしゃいでたのに。


ねー、なんで?

それはそれは醜い日本人を見たような気がした。

悪いけど、こういうヒトたちが、国際的なビジネスを展開する日系企業のリーダー格のひとりとなって、世界と掛け合っていくんだろうけど、日本の世界とのギャップは今世紀中には埋まらないんだろうな~(笑)。後90年じゃ無理だろう。

それから自分の危機管理として、

日本人は日本でも外国でもそんなに分からなくなるほどお酒に飲まれない方が良い。


日本の一流企業は、企業留学生や駐在員を海外に送り込む時に、酔いつぶれた同僚の介抱の仕方を教えてあげてから送り出してあげた方がいいかもね(笑)。ファーストエイドの資格をとらせるとか(笑)。

夫婦同伴という習慣のない日本の社交シーン。金払いはいいかもしれぬが、日本男児はやりたい放題だ。
他の誰よりもお金を使っても、決して尊敬されないニッポンジン
なんだかあわれだな。

昨日の醜態をさらしていた日本人の皆さんは接待をされる側にいた。だからチュウゴク人の皆さんは、ある程度そのバカにつき合ったり、だまって見守ってたり(だってそれ以外ないじゃない?)してたけど、『お客(つまりお金を払う側)』じゃなくても、日本人以外のヒトたちに一緒に楽しくお酒をあいつと飲みたいと思われる日本人が増えて欲しいと思う。23世紀くらいまでには日本人もそうなれるかな~?

日本人が多勢だった昨日のパーティみたいなところでも、本当に日本人が『大人になれれば』、わけがわからずぽかんとしてる西洋人にも声をかけてあげる。日本の宴会の習慣を文化的な角度から言い訳してみるとか西洋人の受けも狙ってみるとかして、その場にいるマイノリティのヒトもちゃんとある程度は楽しめるように配慮してあげられるはずだ。こんなおこちゃまな大人を育てちゃった国、一度みてみたいもんだ。

。。。あ、それ私の母国だ。

一昔前、ハリウッド映画でバカにされる存在として出てきたjapanese businessman。
グレーのスーツ、眼鏡をかけて、七三分け。
はたまた
すけべ、英語がへたくそ(もしくはわからない)。

長いこと日本人のステレオティピカルなイメージって、グレーのスーツ、バーバリーのコート。スーパーブランド好きなどなどだった。昨日の彼らの見た目は明らかに違った。なかなかワイルドっぽく見えるヒトもいる。Tシャツに7分たけパンツとか、上手にカジュアルを着こなしてる。髪型も七三分けをしてるヒトなんかいない。

けど、そんなことはみーんな表面的なこと。
一皮むいたら、当時の"jap"と一緒やん!

って思った。



私は西洋圏でひとりでぽつんといろんなパーティに参加してきた。
でもいつも、私は部外者にならずにすんだ。それは西洋人の多くがそこらへんをちゃーんと心得ているからだ。いろんなヒトが入れ替わり立ち代わり話しかけてきてくれて、私を輪の中から出ないようにしてくれた。日本の一流企業で働く日本の殿方たちよりも、西洋のそこらへんのワーキングクラスの人たちの方がこういうところはよっぽど洗練されてる。私がその場ののりや雰囲気に入り込めなかった時などはすかさず、日本についての質問をいろいろしてきてくれて、私にもしゃべる機会を与えてくれた。

こういうところで、私は日本の先進国歴の短さを思い知る。


いつも飲み屋さんで『客』の立場でお酒ばかり飲んでいると、変な飲み方が身体にしみついてしまうのかもしれない。もう手のつけられないコドモのようになっても、お金さえ払えば、飲み屋さんのスタッフに蹴っ飛ばされて追い出されるなんてことはないのだろう。一方で、日本は住宅事情の悪さと、労働時間の長さ、一極集中型などの理由で、家にヒトを呼んでおもてなしするなどという機会がない。つまり、自分がヒトをもてなす側で、ホストとなってヒトを気遣いうなんてことは、取引先の接待の時くらいしかないのかもしれない。不特定多数の利害関係なく今同じ場所、同じ時間を共有してるヒトへの最低限のマナー(皆が嫌な思いをしないで楽しいひとときを過ごすちょっとした心遣い)なんていうのはきわめて日本人的なベタな社交では身に付かないのかもしれない。だとしたら寂しい。

そういう日本人が日本を離れた時の社交術がない。だから日本人は日本人とだけ交わるか、そういう日本ノリを受け入れてくれるヒトばかりとつるむことになってしまう(利害関係があるヒトとかね)。いろんな知恵やヒントは雑談の中にあり。と私は信じてるから雑談ができない相手(気軽にプライベートでビールを飲みにいけないような相手)を知ることってあんまりできないと思う。オフィシャルな会議で嗅ぎ付けられるあいまいな情報なんて、だって、ないでしょー?

日本特有の社交術やつまらない宴会のりと、ビジネス文書のような英語がツールで、これからどこまで日本は西洋圏に入り込めるのだろうか?

もちろん西洋圏が優れているとは限らない。西洋の真似をすればいいといってるのではない。手放しで西洋至上主義を唱えるのはちと危ない。
けど、西洋圏の人たちと渡り合えずして誰と渡り合えるのだろうか?見た目は一緒でも日本人と中国人だってこんなに違う。日本人とアラブ人も違う。アフリカ人だって。

東洋の女性が西洋の男性に惹かれる理由の一つが、この西洋のスマートな社交術なのかもしれない。
別に金髪や青い目や背の高さにくらっとくるわけじゃないけど、下心がなくても、相手がおばあちゃんの世代でも、同じように椅子を引き、上着を脱がせてあげて、というようなことが自然にできる殿方に我々女性というのは安心感を覚えるんじゃなかろうか?いろいろエスコートしてもらっても、それがすべて下心から派生したものじゃないって感じられるから、安心してエスコートしてもらえるんだと思う。

エスコートも満足にできない殿方が、日本の夜の世界では、プロの女性と同伴したがるっていうんだから面白い得意げ

私が顔面を引きつらせて、時計ばかりみて、全身を硬直させて、席をたって帰ってしまおうか、それともその後の楽しいクラビングの時間まで待とうかジレンマに襲われていると、集金係のヒトが会費の徴収に回ってきた。

払いたくねっ

ってまじで思った(笑)ドクロ

日本人である女友達のひとりが隣にいて、彼らをちょっぴりフォローした。
『彼らも、ものすごく頑張ってるのよ。もう昼も夜も頑張って、やっと終わりになって(北京を去るヒトが何人かいた)、安心しちゃったのよ』

とても辛いストレスフルな時期を過ごして、一段落ついてすっきりして羽目をはずしたということだ。

すごーくよくわかったけど、限度問題です。

ゲロ吐いて周りの参加者(騒いでないヒト以外)を思い切り白けさせて、場をひとりじめしてしかも会費制のいろーんなヒトが参加してる、インターナショナルな場で、

頭数とあの酔った勢いでもって場をこてこてと席巻しちゃったのは、

。。。。やっぱりいただけない。

あるまじき行為。


ほんとにほんとにあそこまで醜態をさらさなくちゃいられなかったほど極度のストレスを抱えていたのなら、あんな羽目のはずしかたをしないと続けていけないような生活は、不可能っていうんじゃなかろうか?

手を上げて降参した方がいい。

もっとプレッシャーの少ない楽なお仕事をして、周りに迷惑をかけないで生きて欲しい。


イギリス人もだいぶ、drinking habitについてはかなり悪名が高くて、観光地化したギリシャの島なんかで、もうイギリス人観光者は風紀を乱すから来ないで欲しいなんて言われたりもしてるけどね(笑)

こんな風にお酒に飲まれてる日本人が多いから、海外では、日本人の身体はアルコールを受け付ける身体じゃないなんて言われるのかしらん?

繊細で、損しちゃうくらいヒトに気を使っちゃうような日本人なのに。私が昨晩垣間みたものはなんだったんだろうか?

勿論彼らが日本人の全ての代表じゃないけど、外国で60名くらいの日本人がよってたかってコドモじみた飲み方をしてたら、日本の宴会文化を一応ちょっとは知ってる日本人のわたくしでも、、、、

ドン引きする。


あー、つまんなかった。

とこの一言につきます。それとも、面白いものみたって思った方がいい?


そして、事実として、、、そんなところにひょこひょこ出向いていった私が、

一番馬鹿者だ。

(笑)(笑)(笑)(涙)


ごめんね、私の毒舌。
こんなに大勢の日本人と同じ空間をシェアしたのも、日本風の宴会に参加したのも、10年以上振りで、最後に思い出せる同等の馬鹿のみシーンといったら、松田優作が宣伝してた焼酎の流行った10代の頃に遡ってしまう。目を疑ってしまったのよ。

10代後半くらいで、お酒の飲み方も知らずに、隣に座っている人の迷惑も考えずに、ばか騒ぎやジャンケン一気飲みをしてた、馬鹿野郎だった自分の醜態がフラッシュバックした。