中国性風俗事情 その2

引き続き、『中国セックス文化大革命 』(written by Kyu Kaitou)を読んで学んだことをご紹介!

「金持ちオトコの居場所を捜せ」とか「いかに金持ちオトコの注意を引き寄せるか」とかいった「急嫁族」向けのhow to bookが中国では売れているらしい。「急嫁族」とは、金持ちの男と急いで結婚しようとする女子大生のことだそうだ。それもこれも女性の就職の難しさが原因だという。「急嫁族」間の合い言葉は「すばらしい男と出会うことができれば、少なくとも20年間は楽に休める」だそうだ。

1960年代、ここ中国では結婚相手に経済的な条件を出すなどもってのほか。財産はベッドひとつあればよかったそうだ。著者も、この本の中で自らの新婚生活を語っている;家は20平方メートルで、親子3代5人家族が住んでいた。1つの部屋にベッドが何台も並んでいて、仕切りのカーテンの向こう側には家族が並んで寝ていたそうだ。「窮屈極まる住まいが夫婦の正常なセックスライフにもたらす悪影響だけは我慢の限界を超えていた」そうだ。

1970年代、物欲が人々の心を占めるようになり、「36脚」という言葉が流行したそうだ。
36脚とは、
ベッド4本
サイドテーブル4本
鏡付きクローゼット4本
引き出しが5つついた小型のタンス4本
6人用大テーブル4本
椅子4脚 16本
脚があるということで合計36脚なんだそうだ。これだけの家具がそろえられることが結婚の条件だったとか。

80年代後半の物質主義を良く表した戯れ歌も紹介されている。

1番の美女は米軍に嫁ぐ(欧米人と結婚すること)
2番の美女は国軍に嫁ぐ(国軍は台湾蔣 介石(しょうかいせき、1887年10月31日 – 1975年4月5日)が率いる国民東軍のことで、ここでは台湾人と結婚することを指す)
3番目の美女は日軍に嫁ぐ(日本人と結婚すること)
4番の美女は偽軍に嫁ぐ(偽軍というのは日中戦争中、日本のバックアップで南京に政権を立てた汪精衛の部隊のことで、っこでは日本留学帰りの中国人と結婚することを指す)
5番の美女は共軍に嫁ぐ(共軍は毛沢東の部隊で、ここでは国内の男性と結婚することを指す)


毛沢東時代、結婚してから愛情をつくる。
トウ小平時代、愛情を語りながら、セックスする。
E時代、セックスをしてから愛情を語る。



関連url: 中国性風俗事情 その1
http://ameblo.jp/salsa-dip-floppy/entry-10074828114.html
中国性風俗事情 その3
chinese foot-binding - 纏足(てんそく)

これらの写真は、上述の内容と全く関係がありません。